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投稿者: 救国

渡瀬裕哉メルマガ日本をアップグレードする方法 (291) 「また嘘の議論が始まった―消費税も社会保険料も、下がったことがない」という歴史的事実

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/29号 ◆◆

 

救国シンクタンク会員の皆様、こんにちは。研究員の渡瀬裕哉です。本メルマガでは「日本をアップグレードする方法」をお届けしております。

 

今回は「また嘘の議論が始まった―消費税も社会保険料も、下がったことがない」という歴史的事実をお届けします。

 

日本の財政と社会保障をめぐる議論では、「税か保険料か、どちらを上げるべきか」という対立軸がしばしば提示される。しかし、歴史を振り返れば、この問いそのものが現実と乖離していることに気づく。

 

なぜなら、1989年の消費税導入以降、日本は消費税も社会保険料も、どちらも一貫して上昇させてきたからだ。どちらか一方を下げ、もう一方を上げることで国民負担を調整した時期は存在しない。この単純だが重い事実は、国の制度設計の方向性を象徴している‥‥

 

 

 

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救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

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ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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渡瀬裕哉メルマガ日本をアップグレードする方法 (291) 「また嘘の議論が始まった―消費税も社会保険料も、下がったことがない」という歴史的事実

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/29号 ◆◆

 

救国シンクタンク会員の皆様、こんにちは。研究員の渡瀬裕哉です。本メルマガでは「日本をアップグレードする方法」をお届けしております。

 

今回は「また嘘の議論が始まった―消費税も社会保険料も、下がったことがない」という歴史的事実をお届けします。

 

日本の財政と社会保障をめぐる議論では、「税か保険料か、どちらを上げるべきか」という対立軸がしばしば提示される。しかし、歴史を振り返れば、この問いそのものが現実と乖離していることに気づく。

 

なぜなら、1989年の消費税導入以降、日本は消費税も社会保険料も、どちらも一貫して上昇させてきたからだ。どちらか一方を下げ、もう一方を上げることで国民負担を調整した時期は存在しない。この単純だが重い事実は、国の制度設計の方向性を象徴している。

 

まず消費税の歴史を確認したい。導入時の税率は3%。その後、1997年に5%、2014年に8%、2019年に10%へと段階的に引き上げられた。景気後退期であっても、税率が引き下げられたことは一度もない。軽減税率の導入は「一部品目の税率据え置き」であり、税率自体の引き下げではない。つまり、消費税は制度開始以来、常に上昇か据え置きであり、下降はゼロという極めて明快な軌跡を描いている。

 

一方、社会保険料も同じ方向をたどってきた。年金、医療、介護――いずれの制度も高齢化の進展に伴い給付費が増大し、その財源確保のため保険料率は長期的に上昇してきた。特に厚生年金保険料は2004年改正で「毎年0.354%ずつ引き上げる」という自動的な上昇ルールが導入され、2017年度に18.3%で固定されるまで上昇を続けた。医療保険料や介護保険料も同様に、制度維持のための負担増が避けられなかった。(介護保険料には上限が存在していないという恐ろしい状況だ。)

 

こうした歴史を踏まえると、日本の負担構造は極めて特徴的である。欧州諸国では、景気対策や所得再分配の観点から「消費税を下げ、社会保険料を上げる」あるいはその逆といった政策調整が行われることがある。しかし日本では、税と保険料を相互に代替させる政策運営はほとんど行われず、両方を引き上げる方向で制度が動いてきた。その結果、国民負担率は長期的に上昇し続けている。

 

歴史的事実として、消費税も社会保険料も下がったことはない。だが、政治家や学者はこのどちらか片方を上げるとも片方を下げられる、という幻のような主張を繰り返す。もういい加減にしてほしい。

 

 

税と社会保障をめぐる議論では、しばしば「与野党の対立」という構図が語られる。しかし実際には、ある税目の引き上げに野党が賛成すると、その瞬間に与党は安心して増税に踏み切る――結果として、消費税も社会保険料も上がり続け、国民負担は積み重なる一方だった。

 

本来、野党は政府の政策を監視し、負担増に歯止めをかける役割を担うはずだ。だが、増税に賛成することで「責任政党」をアピールしようとする構図が生まれると、与党はその同意を“免罪符”として利用し、負担増が既定路線のように進んでしまう。こうした連鎖が続けば、国民の側には「またか」という諦めが広がり、政治への信頼は損なわれる。税も保険料も上がり続ける現状、もういい加減にしてほしいものだ。

 

 

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救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

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2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

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救国シンクタンク情勢分析研究会

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いつも、救国シンクタンクへのご支援をいただき、誠にありがとうございます。

本日のメルマガは、4月23日に実施した情勢分析研究会につきまして、会員の皆様へ概要をご報告させて頂きます。

 

当日は倉山満所長から「トランプ発言録考察」についてお話を伺いました。

以下に情勢分析研究会のレジメの見出しをご紹介いたします。

 

「トランプ発言録考察」

  1. 基礎的前提

・戦争

・戦闘

・戦争の勝利

・戦闘の勝利

・アメリカ人は総力戦志向

  1. 「空爆だけの戦闘」のセオリー

・アメリカ軍がしばしば行う。

・戦闘においては、一方的な破壊と殺戮。

・実際にどの程度、敵戦力を撃破できたかは、不明。

・空爆される側の考え。

・軍事目標以外を破壊されても、基本的に痛くない。

・空爆される側の外交交渉。

  1. 仮説:今次紛争の戦争目的

・イラン=耐え抜く

・イスラエル=イランの体制転覆。

・アメリカ=イスラエルへの抑制

  1. トランプの発言考察

・本来、米国の主敵はキューバ

・交渉で言っていることを文字通りに解釈するのは愚

5.結論

 

救国シンクタンクでは情勢分析研究会の分析を通じて

政策の「提言、普及、実現」に努めてまいります。

 

(文責:事務局)

 

 

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≪大好評セミナー≫

 

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

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・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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小川清史メルマガ第72回「日本は世界政策を持っているか」-ポリ・ミリシミュレーション(北朝鮮編)-

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/27号 ◆◆

 

前回のメルマガでは、中国による台湾統一が2027年までに実現できない場合、習近平主席が失脚するのではないか、それとともに中国共産党は内部崩壊するのではないか、との予測に対しての反論を行いました。

 

今回は、北朝鮮に対するポリ・ミリシミュレーションを述べたいと思います。結論からいえば、北朝鮮が通常戦力によって第二の朝鮮戦争を起こす可能性はほぼありません。

ありうるとすれば、韓国及び日本に対する核弾頭もしくは通常弾頭搭載のミサイル攻撃、又はテロ攻撃です。しかし、これらも北朝鮮の目標である「米国から生き残る。金一族の家系を存続させる」を考えると、ミサイル攻撃もテロ攻撃も可能性は同じくかなり低くなります。

一方で、日本は北朝鮮に対しては「拉致問題」が未解決のままです。この問題の解決のためには、日本から北朝鮮に対して能動的に動く必要があります。

以下では、日本が北朝鮮に対する拉致問題を解決するためのポリ・ミリ戦略を述べたいと思います。その前に朝鮮戦争が再度勃発するのか、東アジア地域で北朝鮮が戦争を開始する可能性があるのか、を考えてみたいと思います。

 

先ずは朝鮮半島の軍事力を確認してみます。朝鮮半島において、最も重要な戦力は陸軍と空軍です。1950年~53年の朝鮮戦争では主たる戦闘は地上戦であり、航空支援が従たる位置付けでした。現在も、北朝鮮が韓国を占領しようとすれば、地上戦闘によって韓国領土を占領する以外はあり得ません。その地上軍の機動を促進するのが航空支援です。海軍は艦砲射撃等による地上戦闘支援を行います。

両国軍の比較ですが、北朝鮮の陸上兵力約110万人に対して、韓国は約37万人と3倍の開きがあります。主力戦車も韓国の約1.7倍の数量を北朝鮮が保有しています。ところが‥‥

 

 

 

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(文責:事務局)

 

 

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《大好評》

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。

価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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小川清史メルマガ第72回「日本は世界政策を持っているか」-ポリ・ミリシミュレーション(北朝鮮編)-

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/27号 ◆◆

 

前回のメルマガでは、中国による台湾統一が2027年までに実現できない場合、習近平主席が失脚するのではないか、それとともに中国共産党は内部崩壊するのではないか、との予測に対しての反論を行いました。

 

今回は、北朝鮮に対するポリ・ミリシミュレーションを述べたいと思います。結論からいえば、北朝鮮が通常戦力によって第二の朝鮮戦争を起こす可能性はほぼありません。

ありうるとすれば、韓国及び日本に対する核弾頭もしくは通常弾頭搭載のミサイル攻撃、又はテロ攻撃です。しかし、これらも北朝鮮の目標である「米国から生き残る。金一族の家系を存続させる」を考えると、ミサイル攻撃もテロ攻撃も可能性は同じくかなり低くなります。

一方で、日本は北朝鮮に対しては「拉致問題」が未解決のままです。この問題の解決のためには、日本から北朝鮮に対して能動的に動く必要があります。

以下では、日本が北朝鮮に対する拉致問題を解決するためのポリ・ミリ戦略を述べたいと思います。その前に朝鮮戦争が再度勃発するのか、東アジア地域で北朝鮮が戦争を開始する可能性があるのか、を考えてみたいと思います。

 

先ずは朝鮮半島の軍事力を確認してみます。朝鮮半島において、最も重要な戦力は陸軍と空軍です。1950年~53年の朝鮮戦争では主たる戦闘は地上戦であり、航空支援が従たる位置付けでした。現在も、北朝鮮が韓国を占領しようとすれば、地上戦闘によって韓国領土を占領する以外はあり得ません。その地上軍の機動を促進するのが航空支援です。海軍は艦砲射撃等による地上戦闘支援を行います。

両国軍の比較ですが、北朝鮮の陸上兵力約110万人に対して、韓国は約37万人と3倍の開きがあります。主力戦車も韓国の約1.7倍の数量を北朝鮮が保有しています。ところが、北朝鮮の戦車はT-62、T-55といった冷戦時代前半のソ連製の戦車であり、韓国の戦車は、K-1、K-2などの最新型です。海軍では数、質共に韓国軍が優勢です。空軍について、北朝鮮は韓国軍と在韓米軍の4分の1以下の数量に加えて、主力戦闘機は第3世代が主力です。一方の韓国軍と在韓米軍の戦闘機は第4、第5世代の戦闘機であり、この量と質の差は航空作戦においては北朝鮮が完全に不利です。

こうした状況から北朝鮮が地上作戦を強行して韓国を占領して成功する確率はほぼゼロに近いでしょう。そのため、金正恩総書記は2023年末の朝鮮労働党中央委員会第8期第9回全員会議の席上、「韓国との統一は成就しえない」と述べ、「北南関係はもはや同族・同質関係ではなく、敵対的な2つの国家、戦争中の交戦国の関係である」と宣言しました。

はっきりいって、北朝鮮による韓国の占領を放棄した宣言であるといえるでしょう。しかしながら、喜んでばかりはいられません。北朝鮮が「韓国を同胞ではなく敵国である」と述べたことは、韓国に対しては核兵器を撃ち込んでもよい国であると宣言したのだともいえます。事実、北朝鮮は核兵器への依存度を高めています。

では、核兵器使用の可能性が高いかといえばそうともいえません。北朝鮮が最も優先するのは、米国からの生き残りです。米国に攻撃されないための最後の砦が核兵器ということとなります。その核兵器を日本や韓国に使用すれば、ただちに米国によって北朝鮮はこの世から消えてなくなるでしょう。

こうした予測は明白であるとともに、金正恩総書記とその一族は保身が強いと思われますので、滅亡が分っている「かけ」には出ないでしょう。結局、北朝鮮の核兵器は、日本、韓国への使用ではなく対米交渉の取引材料の位置付けといえます。トランプ大統領も、イランが核兵器を保有するとコントロール不可能だが、北朝鮮に対してはある程度コントロールが可能であると判断しているのではないでしょうか。

ここまでの分析から、北朝鮮が軽々に軍事力を使用して第二の朝鮮戦争を起こす可能性や日本に対する核ミサイル攻撃を行う可能性は極めて低いといえるでしょう。

 

しかし、日本は北朝鮮によって拉致された日本人の救出をしなければなりません。そこで、拉致問題解決に向けたポリ・ミリ戦略の考察に移りたいと思います。

2002年9月に小泉総理が訪朝し拉致被害者5名の帰国を実現したときの状況を振り返ってみます。その直前、日本は米国に対し「対テロ戦争・アフガン作戦支援(テロ特措法に基づく自衛隊派遣)」と「対イラク政策への政治的支持・協力」を提供し、米国の後ろ盾をしっかりと得ていました。2002年2月のブッシュ大統領訪日、同年9月の小泉首相訪米などでテロとの戦いや大量破壊兵器拡散問題に関する日米協力が強化され、首脳同士の信頼関係も深化していました。

その一連の信頼関係の形成の中、日本は拉致問題への米国の理解と協力を求めるなど、日米関係の緊密化が拉致被害者5名の救出が成功した大きな要因の一つだったといえます。

小泉総理訪朝計画は、事前に首相からアーミテージ国務副長官、バウエル国務長官を通じてブッシュ大統領に伝達したとされ、米国は日朝首脳会談を「米国の立場を伝える機会」としても利用しました。ブッシュ大統領は当時、北朝鮮を悪の枢軸と位置付け、対話ではなく核放棄を求める強硬姿勢を貫いており、その圧力は北朝鮮に大いに効いていたとも思われます。こうして小泉総理が拉致被害者5名の帰国を実現させた背景には米国による強力な後ろ盾があったといえます。

 

では、高市総理はどのような手法によれば、未だ解決していない拉致被害者の帰国実現を果たすことができるでしょうか。先ずは米国からの強力な後押しは必要です。場合によってはトランプ大統領による北朝鮮空爆発言くらいのインパクトが望ましいでしょう。しかし、日本独自の戦略がより重要かつ必要です。

米国頼みのみでは一過性のものとなり、大統領が交代した場合にはその実現の可能性は遠のくと共に、そもそも北朝鮮は米国大統領交代まで時間稼ぎをする可能性も考えられます。

そこで、日本独自の戦略について考えたいと思います。

2002年の小泉総理による拉致被害者5名の帰国が実現した時と現在との状況の違いは、北朝鮮の核兵器を保有していることです。北朝鮮が「核兵器を保有している」と国際的にみなされるようになったのは、2002年10月の米国との協議の過程で北朝鮮のウラン濃縮による核開発計画の存在が認められたことに始まります。北朝鮮がNPT(核拡散防止条約)から脱退を表明したのが2003年1月です。2005年2月、北朝鮮は公式に「核兵器の製造・保有」を宣言しました。そして、2006年10月、北朝鮮は初の地下核実験を実施し、「事実上の核保有国」と国際的に認識されることとなりました。

その後も、北朝鮮が核弾頭を開発しミサイルに搭載が可能となるまでの期間、日本を初めとする国際社会は核兵器保有を断念させる有効な措置がとれませんでした。核保有をした北朝鮮が軽武装の日本を侮るのは間違いありません。

核弾頭とミサイルを合体する前に、イラン攻撃のような荒療治の機会を失したことが最大の間違いだったのですが、その問題は日本ではあまり論じられませんでした。今も大きな問題とはなっていません。

 

拉致問題の解決にあたっては、先ずは北朝鮮の核兵器保有反対を大々的に国際社会に訴える必要があります。国連安保理決議と北朝鮮への制裁強化の決議を得ると共に、NPT体制を維持せよとの主張を強く訴え、北朝鮮に対する国際社会による制裁を強めるべきです。

その上で、日本自身がより確実な核抑止力を持つことが必要です。それは日本が核兵器を直接保有するという選択肢だけではなく、米国の核兵器の持ち込み、共有なども考えられます。

それとともに、北朝鮮の核ミサイルから防護できる防空システムのより一層の強化充実が必要です。北朝鮮の核ミサイルの効果を無効化できるだけの防空システムがあれば、恐れるに足らずですが、それは容易でありませんので、可能な限りの核兵器の効果を低減できる防空システムを整備するべきです。

また、2024年6月に署名し、12月に発効した「露朝包括的戦略的パートナーシップ」によって北朝鮮はロシアとの軍事協力を強化しています。この両国の分断作戦も必要です。日本にとっては敵対するロシアであり、ウクライナへの侵略行為は許せないところですが、対北朝鮮を優先して柔軟に考えるべきです。シベリアの資源開発や資源の購入を増加するなどロシアとの関係を深め、北朝鮮に対する異なる距離感での交流をすることで、両国を離間させることも検討しなければならないでしょう。

さらに、最重要となるのは、日本が拉致被害者救出能力を保持することです。北朝鮮領土内にも自衛隊を派遣できるごとく、法的にも軍事組織として整備することです。軍隊となった自衛隊の一部部隊を北朝鮮に派遣する能力です。例えば、特殊部隊を北朝鮮領内に潜入させるとともに、北朝鮮の対空火器や地上部隊を空爆できる能力を保持することです。その際には、米空軍による北朝鮮の核兵器関連施設への空爆実施を共同作戦計画として整備しておきます。

このような軍事能力を運用する政治のリーダーシップが当然に必要であり、現実に軍隊を派遣できる能力を北朝鮮側に誇示しつつ拉致問題解決交渉に臨むべきです。

こうした軍事的能力と実行力があってこそ、態度を硬化させたままの北朝鮮を変えることができるといえます。いや、こうした実力なしには日本が拉致問題を解決することは不可能であるといえます。

こうした準備と備えをもって北朝鮮との直接交渉に臨むべきです。その際、米国に対しては、イラン空爆で行った政権中枢司令部空爆や地下の核開発施設へのバンカーバスターによる攻撃の強い意思を誇示するように連携をとっておきます。韓国とも連携をとり、拉致問題解決交渉の最中とその前後には軍事警戒レベルを引き上げるなどの措置を実行してもらいます。

この間、中国が米国や日本の隙をついて台湾への軍事侵攻を行う危険性も考えられます。当然に、対中抑止体制を日米台で強化しておくことは必要条件となります。

 

このように、日本自身が北朝鮮による拉致の問題を解決する能力と強い意思を持つというポリ・ミリ戦略なしには前に進まないといえるでしょう。

ポリ・ミリ戦略(ドクトリン)とは、政治レベルが適切な目的を設定すること、及び戦争設計を描き、妥当な軍事作戦を行いうる政治のリーダーシップが必要条件です。相手国の意思を変えさせるには、「ポリ・ミリ戦略」への習熟が極めて重要です。

 

 

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◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

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開 会:14:00(受 付:13:30)

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※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

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・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

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◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

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【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

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柿埜真吾メルマガ:第63回〈経済学から見たイラン戦争②女性差別を制度化した政治体制〉

 

 

<本文>

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/26号 ◆◆

 

3/29に配信した緊急投稿の第二弾です。柿埜先生が経済学者の視点で女性差別を制度化した政治体制について解説しています。(事務局)

 

経済学から見たイラン戦争②女性差別を制度化した政治体制

前回は、イランの体制がいかに抑圧的なものであるかを主に経済学的観点から分析した。イラン経済は深刻な食料難と慢性的な高インフレに陥っているが、資源に恵まれたイランが悲惨な状況に陥っているのは、米国の経済制裁だけでは説明できない。根本的原因は、イラン経済が国営企業や政府系企業に支配された非効率かつ極めて腐敗した社会主義計画経済であることにある。イラン経済の経済自由度は世界で最も低いレベルに属している。

ミルトン・フリードマンが『資本主義と自由』で述べた通り、経済的自由と政治的自由には密接な関係がある。経済的自由が最低レベルのイランが民主的な権利や人権の保障を手に入れるのが困難でも驚きではないだろう。測定する指標によって違いはあるものの、どの指標も例外なくイランの民主主義が最低水準で人権弾圧が過酷なことを示している。

イランでは選挙は実施されているものの、民主主義は名ばかりである。1980-2000年代の経済改革の試みは失敗し、体制内改革派は勢力を失ってしまった。それと同時に、イランの民主主義はますます形式だけのものになり、人権状況は悪化の一途を辿っている。V-Demの自由民主主義指数によれば、イラン革命後、パフラヴィー王朝時代末期と比較して自由民主主義指数は若干改善したものの、次第に逆戻りしていき、2020年代には経済破綻とともに民主化も後退しており、2025年現在、王朝時代よりも低下して史上最低である。

イランの民主化度はV-Demの自由民主主義指数では179か国・地域中142位、Economist Intelligence Unitの民主主義指数では167か国中154位、政治的権利・市民的自由度を測ったFreedom Houseの自由度指標では208か国・地域中188位となっており、どの指標でみても最低に近く、選挙は形式に過ぎない権威主義と評価されている。イラン戦争への賛否はともかく、イランが極めて抑圧的体制であることは常識として知っている必要がある。

労働市場から明らかな極端な女性差別

革命後のイラン政府はイスラム法の厳格な規範に従い労働市場等にも厳しい規制を課すようになったが、とりわけ大きな打撃を受けたのが女性の経済的・社会的な自由である。イラン革命前、パフラヴィー王朝時代末期の近代化改革(白色革命)の下では、女性の経済的・法的地位を改善する大きな前進が見られた。確かに自由なライフスタイルを楽しむことができた女性は一部の都市部の住民だけで、強制的な近代化が人権侵害を伴ったのは事実だが、女性の離婚等での法的権利や教育拡大等が進んだのも事実である。これらの改革には革命後も引き継がれたものもあるが、司法での平等な取り扱い、相続などの財産権、経済的自由など重大な後退が起きた分野が殆どである。2026年現在、様々な理由から女性差別撤廃条約に署名していない国は世界で5か国しかないが、イランはその一つである。イランが署名しない理由は明白で、政府が制度的女性差別を強く支持しているからだ。

イラン革命後の女性の自由の制限といえば、女性に対するヒジャブ着用の規制が‥‥

 

 

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(文責:事務局)

 

 

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《大好評セミナー》

 

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。

価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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(文責:事務局)

柿埜真吾メルマガ:第63回〈経済学から見たイラン戦争②女性差別を制度化した政治体制〉

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/26号 ◆◆

 

3/29に配信した緊急投稿の第二弾です。柿埜先生が経済学者の視点で女性差別を制度化した政治体制について解説しています。(事務局)

 

経済学から見たイラン戦争②女性差別を制度化した政治体制

前回は、イランの体制がいかに抑圧的なものであるかを主に経済学的観点から分析した。イラン経済は深刻な食料難と慢性的な高インフレに陥っているが、資源に恵まれたイランが悲惨な状況に陥っているのは、米国の経済制裁だけでは説明できない。根本的原因は、イラン経済が国営企業や政府系企業に支配された非効率かつ極めて腐敗した社会主義計画経済であることにある。イラン経済の経済自由度は世界で最も低いレベルに属している。

ミルトン・フリードマンが『資本主義と自由』で述べた通り、経済的自由と政治的自由には密接な関係がある。経済的自由が最低レベルのイランが民主的な権利や人権の保障を手に入れるのが困難でも驚きではないだろう。測定する指標によって違いはあるものの、どの指標も例外なくイランの民主主義が最低水準で人権弾圧が過酷なことを示している。

イランでは選挙は実施されているものの、民主主義は名ばかりである。1980-2000年代の経済改革の試みは失敗し、体制内改革派は勢力を失ってしまった。それと同時に、イランの民主主義はますます形式だけのものになり、人権状況は悪化の一途を辿っている。V-Demの自由民主主義指数によれば、イラン革命後、パフラヴィー王朝時代末期と比較して自由民主主義指数は若干改善したものの、次第に逆戻りしていき、2020年代には経済破綻とともに民主化も後退しており、2025年現在、王朝時代よりも低下して史上最低である。

イランの民主化度はV-Demの自由民主主義指数では179か国・地域中142位、Economist Intelligence Unitの民主主義指数では167か国中154位、政治的権利・市民的自由度を測ったFreedom Houseの自由度指標では208か国・地域中188位となっており、どの指標でみても最低に近く、選挙は形式に過ぎない権威主義と評価されている。イラン戦争への賛否はともかく、イランが極めて抑圧的体制であることは常識として知っている必要がある。

労働市場から明らかな極端な女性差別

革命後のイラン政府はイスラム法の厳格な規範に従い労働市場等にも厳しい規制を課すようになったが、とりわけ大きな打撃を受けたのが女性の経済的・社会的な自由である。イラン革命前、パフラヴィー王朝時代末期の近代化改革(白色革命)の下では、女性の経済的・法的地位を改善する大きな前進が見られた。確かに自由なライフスタイルを楽しむことができた女性は一部の都市部の住民だけで、強制的な近代化が人権侵害を伴ったのは事実だが、女性の離婚等での法的権利や教育拡大等が進んだのも事実である。これらの改革には革命後も引き継がれたものもあるが、司法での平等な取り扱い、相続などの財産権、経済的自由など重大な後退が起きた分野が殆どである。2026年現在、様々な理由から女性差別撤廃条約に署名していない国は世界で5か国しかないが、イランはその一つである。イランが署名しない理由は明白で、政府が制度的女性差別を強く支持しているからだ。

イラン革命後の女性の自由の制限といえば、女性に対するヒジャブ着用の規制が有名だが、イラン政府の女性に対する人権侵害は経済的自由の制限という観点から見ても極めて深刻なものである。例えば、妻は夫の許可なしに働くことができず夫は妻の仕事を辞めさせる法的権限を持つ。判事など地位の高い仕事や政府高官に女性がなることは禁じられている上に、重労働や夜間労働も女性には相応しくないとされて禁止されているため、女性が就くことができる職業は限られている。女性の経済的自由の制限の厳しさは、労働参加率の極端な低さにはっきり表れている。2025年時点でイランの男性の労働参加率(ILO基準)は67.2%なのに対して、女性の労働参加率は14%でしかない。これは女性の社会進出が進んでいない中東諸国でも最も低いレベルである。女性の失業率も男性よりも平均して約2倍と極めて高い。イランの経済統計はどのデータを見ても、女性を従属的地位に貶めようとする規制の破壊的影響を物語っている。男女間の平等の代表的指標であるジェンダーギャップ指数でみてもイランは148か国中145位で、132位のサウジアラビアよりも酷い世界最低水準である。ジェンダーギャップ指数は経済、教育、健康、政治の分野毎の男女比から求められており、その妥当性には賛否もあるものの、ここまで極端に低いのは男女間の制度的な差別なしには考えられない。他の代替的な指標で見た場合もイランの男女平等度は例外なく最低レベルの評価である。

イラン女性の権利は男性の半分しかない

イラン政府はしばしば欧米の女性は犯罪に逢いやすくイラン社会の方が道徳的で優れていると主張するが、女性の犯罪被害の報告が少なさは犯罪が少ないことを全く意味しない。多くの国で犯罪に分類される女性に対する人権侵害がイランでは合法的に堂々と行われている点に注意する必要がある。例えば、イランの女性の結婚可能年齢は13歳だが(男性は15歳)、父親の承諾があり裁判所の許可があればそれ以下の年齢の児童結婚も可能である。UNICEFによれば、花嫁が18歳以下の結婚は17%、15歳以下の結婚は全体の3%を占める。イランは児童結婚の最も多い国の一つであり、2020年代に入り公式統計の公表が中断されがちであるため実態把握は難しいが、5-9歳の結婚すら年に数百件はある。アラブ諸国でも児童結婚はあるが、合法的に児童結婚が堂々とできる国は多くはない。児童結婚は当事者の女性の意思を無視したものだが、イランでは成人女性でも二級市民として扱われる。未婚女性の結婚には父親等の男性親族の承認が必要で、結婚後は海外旅行にすら夫の許可がいる。離婚の場合も妻からの申し立ては困難だが、夫が一方的に離婚を言い渡すことは可能で、子供に対する権利は大半が夫のものになる。イランでは、女性の法的権利は何であれ男性の半分とされる場合が多く(女性の相続権は男性の半分等)、女性は徹底的に差別的な扱いをされている。多くの人はこのような法律自体を人権侵害とみなすだろう。

性犯罪は少ないとイラン政府は言い張るが、イランでは犯罪被害にあっても女性が法的権利を行使すること自体が困難である。裁判での女性の証言の価値は男性の半分の価値とされ、一部の裁判では男性の証言しか採用されない。女性が加害者の犯罪は男性より重く処罰されることがしばしばである一方、女性が被害者の犯罪は軽い刑罰で済む場合が少なくない。例えば、女性が殺された場合の損害賠償は男性の半分に過ぎない。

強姦の裁判の場合、加害者の有罪が立証できない場合(男性4名か男女の証言でそれ以上の証言がなければ有罪にできない)は、逆に被害者が姦通罪(死刑)、猥褻行為、あるいは不道徳な行為等の罪で起訴される可能性が高い。こんな不条理な法律の下では被害報告が少なくても当たり前だろう。家庭内暴力は2021年まで処罰する法律がなかったほどで、現在も家庭内暴力は情状酌量の余地がある犯罪とみなされ刑罰は軽くなりがちである。

女性の経済的地位が低い状況では、家庭内暴力は深刻になりがちである。既に述べた通りイランでは女性の経済的自由は厳しく制限されており、家庭内暴力を裁く効果的法律も存在しないのだから、当然、女性に対する暴力犯罪は公式統計には現れなくても極端に高い水準だと推測できる。実際、限定的データだが、2018年のWHOと国連女性機関による調査ではイランの15-49歳の女性で過去1年以内に家庭内暴力を受けた比率は17%で、これは世界平均の13%を大きく超えており、イランは女性にとって安全でない国に属している。熱心なフェミニストでなくても、多少なりとも良心があればこんな体制を支持することなどできるはずがない。

イランの女性の教育水準が高いのは自由な証拠?-言語道断な嘘

日々のニュースを見ていれば、イランの人権侵害、とりわけ女性差別の酷さは自明のことだろう。ところが、この明白な事実を見ようともしない奇妙な人たちがいる。彼らは一見してイラン女性の地位が高いかに見える数字を持ち出し、盛んにイランの女性は自由だと言い張っている。これらの自称平和主義者はイランへの米国の軍事介入が始まって以来、活発に活動しているが、一部は反米のあまり殆どイラン政府の宣伝係に堕している。常日頃フェミニストを気取っている人たちが女性の人権を徹底的に侵害し同性愛者は最悪の場合死刑になる国を褒めたたえているのは滑稽極まりない。彼らは先進国の欠点をどんな僅かなものでも見逃さず容赦なく攻撃するのに、反米の途上国の場合はごく僅かな美点が見つかると大げさに称え、日本も見習うべきなどと言い出すのである。

親イラン派の自称平和主義者がとりわけ強調しているのが女性の教育レベルの高さである。女性が高い教育を受けているのは「親米パフラヴィー政権が1979年にイスラム革命が起こって以来人々(特に女性)は抑圧されているというのは嘘」(経済評論家の藤沢数希氏の3月8日のX投稿)である証拠だというのである。だが、彼らの言説は都合がいい数字をチェリーピッキングで選んでいる上に、いくつかの数字は明らかに間違っているし、背景を知らなければ誤解してしまうミスリーディングなものである。

例えば、「イラン女性の識字率は99%」という数字を彼らはしばしば持ち出しているが、99%は若年女性(15〜24歳)のみの数字である。イランの成人女性全体では85%に過ぎない。若年女性の識字率は世界全体でも92%で、99%の国は別に珍しくない。イランの成人女性の識字率は世界平均の85%と同じである。イランの女性の識字率を女性が抑圧されていない証拠だというなら、サウジアラビアの成人女性の識字率は97%(若年女性の識字率も99%)で、イランの85%より高い。サウジアラビアの人権抑圧は嘘で女性は自由なのだろうか?まさかそうではあるまい。1970年代から2020年代にかけてイランで識字率が上昇したのは事実だが、識字率は同じ期間に世界的に上昇している。イラン革命が識字率上昇に必要だったわけではない。サウジアラビア、UAE等の王政が続くイスラム教国でもイランより識字率が高い国がある。イラン礼賛者に言わせれば、教育水準の上昇も平均寿命の延びもすべて革命のおかげだそうだが、医療や教育の近代化は王政末期から始まっていたことだ。イラン政府の業績なるものは平凡で、農村部や少数民族に関しては十分とは言えないし世界平均から見てすら遅れている部分も未だ少なくない。

イラン女性の大学進学率は59%で確かに高いが、イランの女性はどんなに高い教育を受けていても、彼女たちには職業選択の自由がなく、その才能を発揮できる機会は閉ざされている。そもそもイラン女性の教育水準の高さをイラン政府の功績のように言うこと自体も根本的な誤りだ。イラン女性の大学進学率が高いのは限られた機会を手に入れようとして、彼女たちが必死に勉学に励んでいる結果であり、イラン政府の業績どころか、イラン政府の女性差別的な政策に対する女性たちの抵抗の証なのである。

元々、イラン政府は特に女性の教育に力を入れてきたわけではない。大学進学率上昇は、比較的自由化路線だったハタミ政権期(1997-2005年)頃から上がり始めたが、イラン女性の大学進学率が大幅に上昇したのは2000年代半ばになってからで、2003年まではまだ19%だった。それが2010年には43%、ピークの2015年にはなんと71%まで跳ね上がった。イランでは大学進学率は女性の方が男性より高く、今や大学生の6割が女性である。

これは政府の女性の教育への積極的支援が理由ではないし、女性優遇政策のためでも無論ない。女性の方が入試での成績が良いという極めて単純な理由である。2012年までは大学入試の合否判定は男女問わず成績順で決まっており、現在より女性差別的ではなかったため、より高い地位に就こうとした女性の間で大学進学がブームになったのである。

制度的に優遇されている男性に比べ女性は経済的機会が限られており極めて不利な立場にあるので、教育に投資し、より高い地位を手に入れようとするのは合理的行動である。女性の大学進学率上昇はイラン政府の意図を超えたもので、イランの女性自身が勝ち取ったものである。それをイラン政府の業績だと言い張るのは恥知らずとしか言いようがない。

実際、女性の地位の向上に危機感を抱いたイラン政府は2010年代に入ってからは女性定員制限・割当を実施し、女性の進学を積極的に妨害するキャンペーンを開始した。これは人権団体からも厳しい批判を浴びた措置である。政府の差別的な入学制限政策やネガティブキャンペーン、原理主義者による学校や女子生徒への嫌がらせなどもあって、女性の大学進学率は2016年以降低下し、2022年には59%まで低下している。

「イランの女性は自由だ!」と繰り返す人たちはSTEM(科学・技術・工学・数学)分野の大学学生の女性比率が70%という数字を持ち出すこともあるが、これも根拠がない。世界銀行によれば、実際の数字は33.3%に過ぎない。33%でもかなり高いとはいえ、70%は誇張もよいところである。実のところ、STEM分野の大学学生の女性比率と女性の権利の保護には殆ど関係がない。STEM分野の大学学生の女性比率と女性の労働参加率にはむしろ負の相関がある。つまり、女性の労働参加率が低いほどSTEM分野の女性比率は高い傾向がある。これは女性が社会的に活躍する機会が限られる過酷な環境の国ほど女性がSTEM分野を学び仕事を手に入れようとしがちだからだ。女性差別的な国の方がSTEM分野の大学学生の女性比率が高い現象はジェンダー平等パラドクスと呼ばれ、研究者の間ではよく知られた話である。STEM分野の大学学生の女性比率が最も高い国はサモア(66.7%)で、2位はミャンマー(60.8%)、3位はシリア(57%)、サウジアラビアも20位(45.6%)と好成績だが、いずれも女性に優しい国として有名な国ではないのは言うまでもない。

イラン政府系メディアやその主張を鵜呑みにした反米派知識人は、女性を花に譬えたハメネイ師の言葉などを引用し、女性の教育を大事しているなどとイランを称賛しているが、そんなものに騙されてはいけない。美辞麗句ではなく実際の行動に目を向けるべきだし、彼の言葉を引用したいならもっと適切な言葉がある。彼は「女性問題に関する西洋思想の最大の誤りの一つは性的な平等だ」と述べ(http://english.khamenei.ir/news/1896/Leader-s-Speech-in-Meeting-with-Outstanding-Women)、女性解放を「社会を破壊するシオニストの陰謀」(https://arabnews.com/node/1072676/session_trace/aggregate)呼ばわりした人物である。ハメネイ師を女性の敵といっても決して誇張ではないだろう。

イランにおいて教師や医師に占める女性の割合が高いのも差別がない証拠ではなくむしろ逆である。教師や医師に占める女性の割合が高いのは女性の職業選択の自由が厳しく制限され、他に就ける仕事がないからだ。イランでは女性は家庭を守るべきと価値観が根強く、政府も女性差別を制度化しており、女性の労働が禁止されている職業が多いが、イラン政府は、女性が相応しい職業として看護師、医師、教師などは例外的に認めている。

医師に関しては、イラン政府が様々な場面で男女を厳しく隔離していることが結果的に女性医師の数を増やしているという事情もある。イランでは産婦人科等では男性医師による女性の診察は原則として認められない。女性患者の診察のためには女性医師が大量に必要である。従って、女性が医師の半分近い割合を占めているのは当たり前なのである。イランで女性教師が多いのも基本的に同じ理由であることは容易にわかるだろう。イランは厳格な男女別学の学校制度で、女性教育は女性が担うことが望ましいと考えられている。

一般に、イランのように女性差別の酷い国では女性が職業を持つのに家族の反対が強く、教師や医師のような社会的に女性がしても恥ずかしくないとされる仕事は極めて限られている。その結果、こうした分野は女性が不釣り合いに多くなり、供給過多で賃金が抑えられる傾向がある(この問題を知りたい方は牧野百恵『ジェンダー格差』中公新書,第5章が有益であるので是非参照してほしい)。実際、イランでもこれらの職業は決して高給ではない。

以上、事細かに検討してきたが、イランの弁護人たちが「イラン女性が自由な証拠だ」といって持ち出す話はことごとく間違っており、実際は殆ど正反対に近いことは明白だろう。ヒジャブを着ていないからと取り締られ殺されたりする国が女性の天国なはずがないのは常識でわかるが、「イランの女性は自由だ」と言い張り、明白な事実を見ようともしない人々には呆れるほかない。イランへの軍事介入が賢明かどうかは疑問としても、軍事介入に反対だからといってイランをバラ色の楽園のように描くのは全く愚かしいことである。

 

 

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(文責:事務局)

【第287回 倉山満 所長所見】

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 2026/04/25号 ◆◆

 

今週の情勢分析研究会は、私が

「トランプ言行録」について発表、

渡瀬小川両研究員とともに

議論を交わしました。

 

トランプの言動は文字通り解釈すれば

ブレていないと言うのは不可能です。

しかし、軍部を含めた

政権の意思の外からは出ていません。

ときどき逸脱しますが(つまりブレている)、

すぐに修正できています。

 

私は大統領個人と

政権の意思は分けて考えるべきと思っていて、

アンコントローラブルなトランプを

コントロールしている政権、

特に軍部こそ賞賛すべきと考えています。

 

今次イラン紛争が落ち着いたら

(実質的には終わっていますが)

月報の特別号を出しますので、

お待ちください。

 

今週のトップニュースは‥‥

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

倉山満 所長所見の全文をぜひメルマガでお読みください。

 

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救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。

価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

https://amzn.asia/d/90gTWek

 

翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

www.amazon.co.jp/dp/4434328867

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

https://amzn.asia/d/1MNqqko

救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

https://amzn.to/3J6Wh0Y

いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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会員の皆様は、公式サイトの会員ページにて、過去のメルマガ配信履歴をいつでもお読み頂けます。

【会員ページ】 https://kyuukoku.com/account/

お問い合わせ先:info@kyuukoku.com

(文責:事務局)

 

【第287回 倉山満 所長所見】

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 2026/04/25号 ◆◆

 

今週の情勢分析研究会は、私が

「トランプ言行録」について発表、

渡瀬小川両研究員とともに

議論を交わしました。

 

トランプの言動は文字通り解釈すれば

ブレていないと言うのは不可能です。

しかし、軍部を含めた

政権の意思の外からは出ていません。

ときどき逸脱しますが(つまりブレている)、

すぐに修正できています。

 

私は大統領個人と

政権の意思は分けて考えるべきと思っていて、

アンコントローラブルなトランプを

コントロールしている政権、

特に軍部こそ賞賛すべきと考えています。

 

今次イラン紛争が落ち着いたら

(実質的には終わっていますが)

月報の特別号を出しますので、

お待ちください。

 

今週のトップニュースは、

バージニア州のゲリマンダーです。

まったく注目されていませんが、

日本有数のアメリカ政治研究者の渡瀬研究員がいますので、

せっかくなので取り上げました。

 

アメリカではゲリマンダーと言って、

選挙区の恣意的な調整が横行しています。

これをやりすぎて

選挙に行く意味が無い政治とすら言って良い状況です。

投票前に結果が見えているので。

下院435議席中400が決まっている有様。

 

今回、バージニア州の下院選挙区では

今までは民主対共和が6対5だったのが、

10対1の見込みのゲリマンダーが行われました。

これで共和党は多数を失いかねない見込みです。

 

なぜこうなるかと言うと、

アメリカでは州ごとに選挙区を決めます。

知事と議会を握ると決められます。

今回、民主党は第三者員会を無視して

ゲリマンダーを強行しました。

 

今後ともご注目を。

 

さて、今週は

12月11日の第287回研究会で話し合われた内容、

その頃の行動をお知らせしたいと思います。

 

高市内閣が防衛増税と利上げで負ける寸前でした。

総選挙で大勝する前で今とは局面の前提が違い過ぎますが、

「負けた」と言う事実は忘れてはなりません。

安倍内閣も、すべての大型選挙に勝った後、

消費増税を押し付けられましたから。

 

私はよく

「国民民主党を批判してください」と言われるのですが(苦笑)、

こちらの動画を御覧になってないのですかね?

【連立入り?】玉木雄一郎が“決断の条件”を語る! 国民民主党代表玉木雄一郎 憲政史家・皇室史学者 倉山満 #チャンネルくらら #救国シンクタンク

 

私はどこの政治家や政党にも是々非々で、

礼儀を守りつつ言うべきことを言っているつもりです。

 

さて、この週の情勢分析研究会は

内藤研究員の「ベネズエラ」。

御存知の通り、侵攻の日を日付まで当てました。

「最も可能性が高いのは、この日」と。

 

問題は、

他の全員が「月報」の特集号の準備をしていたのに、

当の内藤先生だけが何もしておらず。(笑)

私は準備をしていましたので

特集号を出すと決まってから1時間で原稿を出しましたが、

その報を聞いた内藤先生も1時間後に提出。

さすがと言うか何というか。

 

とにもかくにも

「ベネズエラ」の重要性について指摘していたのは

我々、救国シンクタンクのみ。

ようやく今はキューバに気付き始めたようですが、

まだまだ少数。

 

何が大事な事かを知りたい人の為の

救国シンクタンクです。

 

 

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《大好評》

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

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・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

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閉 会 :17:50

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

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誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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(文責:事務局)

 

救国シンクタンク注目ニュース 2026/04/16~2026/04/22

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 2026/04/24号 ◆◆

 

救国シンクタンクでは、国内外のニュースを倉山塾有志のご協力により集積しています。

集積されたニュースは、小川清史(救国月報編集長)の方針により倉山満所長と内藤陽介研究員がスクリーニングを行い、その中からさらに注目したものを抽出して、研究員がディスカッションを行います。

 

今回は4月23日の研究会(ニュース分析)で取り上げた注目ニュースをご紹介いたします。

なお数字は、別添のExcelのニュース集積表の番号です。

青色(今週のTOP)、緑色(最注目)、黄色(注目)のマーキングには研究員コメントが記載されています。

 

今週のTOPニュース 国際65

65【米国】

毎日新聞 2026/04/22 米バージニア州で下院選区割りを見直しへ トランプ氏に痛手

https://mainichi.jp/articles/20260422/k00/00m/030/225000c

【研究員コメント】

この区割り変更だけで、中間選挙での下院多数を逆転させる効果。共和党にとっては致命的な出来事。他のゲリマンダーの動向にも注目したい(渡瀬)

 

 

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その他の注目ニュースの解説は、ぜひ、会員向けメルマガで全文をご確認ください。

 

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(文責:事務局)

 

 

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《大好評》

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

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本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

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価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

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誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

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(文責:事務局)

救国シンクタンク注目ニュース 2026/04/16~2026/04/22

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 2026/04/24号 ◆◆

 

救国シンクタンクでは、国内外のニュースを倉山塾有志のご協力により集積しています。

集積されたニュースは、小川清史(救国月報編集長)の方針により倉山満所長と内藤陽介研究員がスクリーニングを行い、その中からさらに注目したものを抽出して、研究員がディスカッションを行います。

 

今回は4月23日の研究会(ニュース分析)で取り上げた注目ニュースをご紹介いたします。

なお数字は、別添のExcelのニュース集積表の番号です。

青色(今週のTOP)、緑色(最注目)、黄色(注目)のマーキングには研究員コメントが記載されています。

 

今週のTOPニュース 国際65

65【米国】

毎日新聞 2026/04/22 米バージニア州で下院選区割りを見直しへ トランプ氏に痛手

https://mainichi.jp/articles/20260422/k00/00m/030/225000c

【研究員コメント】

この区割り変更だけで、中間選挙での下院多数を逆転させる効果。共和党にとっては致命的な出来事。他のゲリマンダーの動向にも注目したい(渡瀬)

 

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以下、研究員コメント(青色、緑色、黄色のマーキング記事)を記載いたします。

 

[国内]

5【エネルギー他】

読売新聞 2026/04/18 「原発の稼働停止もあり得る」「関電にとって極めて切迫した状況だ」…各原発敷地内の貯蔵プール、2028~30年度に満杯の見通し

https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20260418-GYO1T00069/

【研究員コメント】

“関西電力の各原発敷地内の貯蔵プールが2028〜30年度に満杯となる見通しが示された。「稼働停止もあり得る」との厳しい現実が現場から発せられており、この問題は電力供給の安定のみならず、エネルギー安全保障の根幹に関わる。解決には時間軸の異なる三層の政策対応を同時並行で進める必要がある。

第一に、短期から中期にかけては、発電所構内の乾式貯蔵と敷地外の中間貯蔵を二本立てで進めるべきである。空冷式キャスクによる乾式貯蔵は省スペースで同一敷地の容量を大幅に拡張できる。関西電力は2025年2月のロードマップで構内乾式貯蔵を検討対象と明記したが、規制委員会の審査合理化を図り早期実装を促すべきである。並行して、山口県上関町では中国電力との共同中間貯蔵計画が進み、2025年8月に立地可能性調査が完了、2026年3月には町議会が事業計画提示を求める請願を採択した。中国電力は事業計画を迅速に提示し、地域振興策を十分に整えて住民合意を形成することが求められる。

第二に、核燃料サイクルの中核である六ヶ所再処理工場の2026年度竣工を必ず実現せねばならない。二十回を超える延期の重みは受け止めるべきだが、再処理が稼働すれば使用済み核燃料はガラス固化体へと形を変え、貯蔵から処分への道筋が開く。関西電力のフランスへの一部搬出(2027〜29年度に70トン規模)も、国内サイクル確立までの橋渡しとして合理的な判断である。

第三に、長期的には最終処分地の選定を加速する必要がある。北海道寿都町・神恵内村で進む文献調査を全国に広げ、概要調査・精密調査への段階的移行を促す国の主導が欠かせない。処分施設の建設までは三十年規模の期間を要する。今この瞬間に踏み込まねば、負担は次世代に累積する。

政策判断の誤りを重ねてはならない。急務は、「満杯」という目先の制約を三層の重ねで解きほぐし、エネルギー安定供給と核燃料サイクルを両立させることである。原発の稼働停止は円安下の輸入エネルギーコスト増をさらに拡大させ、家計と産業の双方に重い打撃を与える。(金子)”

 

10【エネルギー他】

毎日新聞 2026/04/22 メキシコ、日本への原油輸出拡大を検討 日本政府の要請を受け

https://mainichi.jp/articles/20260422/k00/00m/030/255000c

【研究員コメント】

“メキシコのシェインバウム大統領が4月21日、高市首相との電話会談を経て日本への原油輸出拡大を前向きに検討すると表明した。これは日本のエネルギー安全保障にとって極めて重要な一歩であり、高く評価すべき動きである。

 

日本の原油輸入に占める中東依存度は2024年度で95.9%と過去最高水準にある。その大半がホルムズ海峡を経由しており、まさに今、米国とイランの対立で同海峡が事実上封鎖される事態が現実に起きている。中東依存度をここまで放置してきたこと自体が、歴代政権のエネルギー政策における重大な失策と言わざるを得ない。

 

日本とメキシコの原油貿易には歴史的先例がある。1979年の第二次オイルショックの際、中東依存を是正するためメキシコからの原油輸入を本格化させ、1985年には対メキシコ輸入総額の約8割を石油が占めるまでに拡大した。しかしその後メキシコの生産量減少などで輸入は細り、近年ではほぼ実績がなかった。今回の動きは46年前の成功体験を再現する試みであるが、メキシコの生産量は減少傾向にあり、過大な期待は禁物である。

 

もっとも、たとえ量的に限られていても、調達先の多様化それ自体に大きな意義がある。特定の供給源への依存は、有事に価格交渉力を失わせ、割高な調達を強いる。供給先が複数あるという事実そのものが交渉上の立場を強め、価格高騰を緩和するバッファーとなる。(金子)”

 

11【安全保障】

日本経済新聞 2026/04/16 自民、防衛産業支援の議連発足 秋までに安保3文書改定巡り提言へ – 日本経済新聞              https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1689Z0W6A410C2000000/

【研究員コメント】

“安保3文書の改訂が年末に閣議決定すると思われるので、防衛産業支援のための提言を秋までにまとめるとのことである。ただ、記事で述べられているのは、殺傷能力のある武器をどうしたら海外移転が出来るのかといった技術的側面や防衛産業の活性化を前面に出している。

武器を移転して日本周辺の安全保障環境が改善しなければ意味が無い。そのためには、どの国家にどのような武器をどの程度提供し、メインテナンスや訓練などのソフト面も貢献するかを併せて検討することが必要である。同志国と共に、対中抑止力強化と地域秩序安定化に資する装備品移転を目指すという明確なビジョンを前面に打ち出すことが求められる。(小川)”

 

12【安全保障】

読売新聞 2026/04/16 自衛隊用医薬品や衛生資器材を備蓄、有事に備え政府検討…安保3文書に盛り込む方針   https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260416-GYT1T00029/

【研究員コメント】

“有事に備えた医薬品や衛生資器材の備蓄はこれまでなかったところ、備蓄を政府が検討して安保3文書に盛り込むとのことである。医薬品などは消費期限があり、ローリングストックをする必要があるものの一定の限界がある。例えば戦場での強い痛みに対して用いる代表的な鎮痛剤はモルヒネなどのオピオイド鎮痛薬(モルヒネ塩酸塩注射液等)であるが、未開封で3~5年が使用期限となる。しかしながら、民間では使用する可能性が低く、期限が来れば処分するしかないため、防衛予算の無駄遣いであるとの指摘がされた。

一方、未だ整備途上と思われる隊員死亡時の死体袋のストックや、有事に陣地構築のために使用する土地の確保のための県知事による効用令書などの準備は不十分である。さらに、住民が避難するための地下避難施設や核シェルターとそれらへの食糧、水、暖房具などの準備も不十分である。本気で有事に備えるためには未だ足りないものを早期に準備すべきである。(小川)”

 

13【安全保障】

朝日新聞 2026/04/16 米から購入するトマホーク、納入遅れの可能性 自衛隊配備に影響必至

https://www.asahi.com/articles/ASV4H26M3V4HUTFK016M.html

【研究員コメント】

“米国に武器購入を依頼した場合には、様々な理由で納入が遅延しがちである。そもそもFMS(Foreign Military Sales)の枠組みの問題は、①価格の不透明性・コスト高、②納入遅延・未納入、③未精算金の累積、④仕様変更やグレードダウンへの対応困難、⑤日本側にとっては計画や予算運用が硬直化しがち、などが挙げられる。

米国が武器を供与する目的は「米国の安全保障を強化すること」であり、同盟国の戦力を米軍と相互運用性を高め、米国主導の作戦を容易にするためである。輸出の窓口が国防産業関連企業ではなく米政府であるため、提供する武器とその提供相手国を米政府が政治的にコントロールしている。更にFMSでの購入においては、開発費の一部(非反復性の費用)を同盟国に負担させる仕組みがあり、それは米国の自国納税者が負担した先進兵器の開発費を同盟国から回収するための費用負担が組み込まれている。重要な兵器やミサイルについては、自国生産が望ましいのは言うまでも無いが、自国開発の負担を考えて共同開発を進めることも望ましい。(小川)”

 

16【安全保障】

日経新聞 2026/04/17 26年度予算の防衛関連費、GDP比1.9% インフラや海保含め集計

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA170ZV0X10C26A4000000/

【研究員コメント】

“26年度予算の防衛関連経費がGDP比1.9%程度と、GDP総額が見込みの上で算出した数字である。2022年に策定した安保3文書では2027年度の防衛予算をDGP比2.0%に引き上げるとしていたところ、高市政権はこれを2年間前倒しをして2025年度で2.0%を達成している。この場合には補正予算の組み込んでの防衛予算であった。

また、現在2027年に見直し予定の安保3文書を2026年中に改訂する方針を打ち出しており、これから夏の概算要求を目指して27年度の防衛力整備計画策定作業が行われている。3文書以前では、中期防衛力整備計画で5年間の予算が示され初年度の予算と単年度防衛力整備計画の要求額とを整合すべく予算折衝を行っていた。しかし、3文書発出以降は、防衛省内局と統幕陸海空幕僚監部とが精緻な理論を積み上げるというよりは政治的な判断で予算額が決まっているようである。

3文書方式の方法が従来方式よりも格段に適切である。概算要求枠と査定枠を少しでも拡大するための関係者の労力は並大抵ではなく、日本国からみれば人材の浪費以外の何物でも無い。そもそも予算要求の理論と、現実の防衛理論にはどうしてもズレがあった。今後は、現実の防衛理論を充実させて、それを政治的に判断して防衛力を整備する方式が望ましい。(小川)”

 

19【安全保障】

共同通信 2026/04/17 日本EU、防衛産業協力を強化 軍民両用の先端技術で連携

https://www.47news.jp/14168128.html

【研究員コメント】

“日本とEUが防衛産業協力強化として、軍民両用の先端技術での連携を打ち出している。EUは経済共同体と思われているが、2000年5月から西欧同盟(WEU:Western European Union)を統合した。そして2011年6月30日にWEUが活動を終了し、WEUの活動をEUが完全に継承している。つまり、EUは欧州諸国にとっての軍事同盟でもあり、NATOとは異なる。

日本がEUと防衛関連の協力や連携を強化することは米国との交渉を有利にするための新たなカードを保有することともなる。それと欧州諸国から日本は武器を冷戦時代から購入しており、欧州諸国の武器輸出のノウハウを学ぶ良い機会ともなる。米国による武器供与と異なり、より日本のレベルにあった武器移転となっているのが欧州諸国である。(小川)”

 

21【安全保障】

読売新聞 2026/04/17 海上自衛隊の艦船、10か月ぶり台湾海峡通過…中国の「世論戦」に利用されぬよう慎重に時期検討              https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260417-GYT1T00280/

【研究員コメント】

“高市政権樹立後、初の海自艦船による台湾海峡通過を4月17日に実施した。台湾海峡通過後、南シナ海における米比の合同軍事演習に参加する。中国からは予想通りの反応であるが、米国も台湾海峡は国際海峡であるとして通航を定期的に行っている。

高市総理による「存立危機事態」の発言を裏付けるように今後は定期的に台湾海峡を通過するべきである。中国が尖閣諸島周辺の日本の領海への侵入事案は日本の主権を侵しているとの国際社会の認識があるものとは全く異なり、台湾海峡通過は国際社会としては国際海峡通過であるとの常識的な行動である。(小川)”

 

26【安全保障】

産経新聞 2026/04/18 高市首相「国際社会と緊密に連携」とメッセージ ホルムズ海峡「航行自由確保」有志国会合      https://www.sankei.com/article/20260418-3AJHW2G6TVLPDEBYUM6MTH5UEY/

【研究員コメント】

“イランと米国・イスラエルの戦争終結後、ホルムズ海峡の安全航行確保に向けた多国籍部隊を派遣するための有志国会合を英仏が主導し、そこでは中立的な立場であることを明確にした。高市総理は、「国際社会と緊密に連携」とメッセージを出し日本の立場を明確にした。

2009年から海上自衛隊の艦艇によりソマリア沖・アデン湾における海賊対処を行っている。この枠組みは、米主導の有志連合海上作戦部隊(CMF)の下にある第151連合任務部隊(CTF151)に日本が独自派遣している形である。海自派遣の根拠は、日本政府による海上警備行動、それに続いて海賊対処法に基づいている。いずれの根拠も日本の国内法に基づいており、国際条約による集団安全保障などのスキームではない。

ホルムズ海峡の安全通航確保の行動も同様に行われることとなろう。今後もこうした活動が増えるのであれば、警察的なポジリスト方式による自衛隊から、ネガリスト方式で運用できる軍事組織へと変革することが強く望まれる。(小川)”

 

27【安全保障】

日経新聞 2026/04/18 日豪が「もがみ」型護衛艦の契約完了 三菱重工設計、安保協力を拡大   https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA164DL0W6A410C2000000/

【研究員コメント】

“4月18日に三菱重工業と豪州政府が「もがみ」型護衛艦能力向上型3隻の建造契約を締結した。豪州は全11隻の導入を方針としており、総額150億~200億豪ドル(約1兆7,000億~2兆3,000億円)規模の事業である。これは日本の防衛装備品輸出として画期的な成果であり、安全保障、産業政策、輸出振興のいずれの観点からも極めて高く評価できる。

 

第一に、安全保障上の意義である。日豪が同型の艦艇を運用することで、インド太平洋における相互運用性は飛躍的に高まる。共通の艦艇であれば、整備拠点の相互利用、部品・弾薬の融通、合同訓練の効率化が容易になる。既に日豪は物品役務相互提供協定(ACSA)や円滑化協定(RAA)を締結しているが、同型艦の共有はこれらの協定に実体を与えるものである。豪州が4月16日に公表した「国家防衛戦略」で自衛隊との「高度な相互運用性の強化」を明記したことも、この文脈で理解すべきである。米国がインド太平洋から中東や西半球へと関心を分散させる傾向が強まる中、日豪が自前の海上戦力を連携させて中国の海洋進出に対処する体制を構築することは、同盟のネットワーク化として合理的な選択である。

 

第二に、国内防衛産業のスケールメリットである。三菱重工は海上自衛隊向けに既にもがみ型を12隻建造してきた実績がある。ここに豪州向けの11隻が加わることで、同一プラットフォームの生産数は合計23隻に倍増する。艦艇建造においては、設計費や治具・設備の初期投資が大きいため、生産数が増えれば1隻あたりの固定費は大幅に下がる。さらに、部品の発注ロットが拡大することでサプライチェーン全体のコスト低減も期待できる。これは結果として自衛隊向けの調達コストを下げることにもつながり、限られた防衛予算の中でより多くの装備を整備する余地を生む。日本の防衛産業は長年、自衛隊という唯一の顧客に依存する少量生産体制のために高コスト構造に苦しんできた。今回の輸出はその構造を打破する突破口となり得る。

 

第三に、輸出振興の観点である。防衛装備品の輸出は、単なる貿易黒字の拡大にとどまらない。1隻あたり数百億円規模の艦艇建造は、造船業のみならず電子機器、通信、素材、精密機械といった裾野の広い産業に恩恵をもたらす。残り8隻が豪州の造船所で建造される計画であっても、設計技術のライセンス料、主要機器の輸出、技術支援のサービス収入は継続的に日本に還流する。加えて、豪州での実績はニュージーランドをはじめとする他国への波及効果も期待できる。防衛装備品の輸出実績は、その国の技術力と信頼性の証明となり、次の商機を呼び込む好循環を生む。

 

結論として、もがみ型護衛艦の豪州輸出は、安全保障の強化と経済合理性を両立させた稀有な政策成果である。日本はこの成功を一過性のものに終わらせず、防衛装備品の輸出を国家戦略として恒常的に推進すべきである。(金子)”

 

28【安全保障】

朝日新聞 2026/04/18 防衛相、報告体制を問題視 自衛隊員が自民党大会で国歌

https://www.asahi.com/articles/DA3S16446115.html

【研究員コメント】

小泉防衛大臣が、報告体制を問題視し、陸上自衛隊の3等陸曹が自民党大会で国歌斉唱したことについて「事前に報告があれば違う判断もあった」としており、これは隊員の行為が政治的活動に当り相応しくないと判定しているに等しい。それであれば、その責任の所在を明確にすべきである。報告すべきであった企業もしくは党本部にあるのかを明確にしなければ、国歌斉唱した3等陸曹の責任となる。(小川)

 

31【安全保障】

朝日新聞 2026/04/20 安保3文書改定へ有識者会議設置 佐々江元駐米大使ら15人を発表

https://www.asahi.com/articles/ASV4N41YGV4NUQIP007M.html

【研究員コメント】

現行の3文書の継続ではなく、本来あるべき安全保障戦略を根本から問い直す3文書の策定が待たれる。特に、自衛隊を軍隊とすること、存立危機事態を更に拡大し域外での集団的自衛権の行使を認めて同行動に相応しい防衛力の整備と運用体制の構築、及び核抑止力の担保となる体制を構築するべきである。(小川)

 

34【安全保障】

産経新聞 2026/04/21 陸自訓練中に砲弾破裂 日出生台演習場は西日本で最大規模、東京ドーム1000個超の広さ           https://www.sankei.com/article/20260421-JZLS4QR6IJHQ5MAFEVW56GXTB4/

【研究員コメント】

“記事自体は、戦車砲弾の破裂については述べておらず、日出生台演習場の概要について解説しているとともに、2年前の同演習場での落雷による2隊員の死亡事故について触れている。

他のメディアでは、当該事故は戦車砲弾の砲口内破裂とのことであり、死亡者3名、重傷者1名とのことが伝えられている。人為による操作ミスがあったのか、砲弾そのものの欠陥か、戦車砲の欠陥かは不明である。しかし、砲口内破裂が人為ミスで発生したとは考えにくい。装備品に何らかの欠陥があった可能性は否定できないが、予断は厳禁であり設置される事故調査委員会の結果報告を待たなければ事故原因は不明である。(小川)”

 

42【安全保障】

読売新聞 2026/04/22 陸自戦車4人死傷、砲弾破裂するまで通常通り射撃か…「普通では考えられない」と隊員ら衝撃

https://www.yomiuri.co.jp/national/20260421-GYT1T00410/#google_vignette

【研究員コメント】

事故の原因を部外者やOBが軽々に口にするべきではない。その後の事故の再発防止策につながるとともに、人為ミスがあった場合には隊員の責任問題ともなり、当該隊員に対する保険金支払にも影響が出る。(小川)

 

43【安全保障】

共同通信 2026/04/22 【速報】国家情報会議創設法案、衆院内閣委で可決

https://www.47news.jp/14191395.html

【研究員コメント】

“野党は国家情報会議の対象が国民や特定の政党に向くのではないかと、設立趣旨とは全く異なる質問をしている。情報収集・分析にあたる司令塔機能は、国家安全保障政策を決定する場合や有事における対応要領を決定するための不可欠な機能である。対象は日本に対して武力行使をしようとする外国政府であり、外国軍隊等である。

治安を乱すような行動をする国民は、あくまで警察による取り締まり対象でしかない。国家情報組織が日本国民を対象にする場合は極めてまれで、外国勢力の一部となり国家転覆などを考える場合しか考えられない。(小川) 野党も割れており、左翼政党と話のわかる野党で態度が真逆。今回は国民民主党だけでなく中道も賛成。(倉山)”

 

45【経済財政】

日経新聞 2026/04/17 日銀・植田総裁、金融環境「非常に緩和的」 米欧勢との違い強調

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB174F90X10C26A4000000/

【研究員コメント】

ナンセンスな植田総裁の発言だ。欧米は価格転嫁もできる状況が続いている。一方でわが国では食料品やエネルギーを除く財やサービスの分野では十分な価格転嫁ができない状況が続いている。このデフレ状況から脱出をすることが今後の日本の課題であり、この認識なしに単に欧米と金利を比較して「非常に緩和的」と考えるのは完全な誤りである。(金子)

 

52【経済財政】

読売新聞 2026/04/19 中道が公約に掲げた食料品の消費税減税、階幹事長「恒久的にゼロは難しい気がする」…代替財源「本当に見つかるか自信ない」

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260419-GYT1T00081/

【研究員コメント】

天下の公党の幹事長がつい先ごろの自党の目玉公約をなんの躊躇もなく引っ込めようとしている。中道に対する信頼はこれまで以上に低下するだろう。(金子)

 

53【経済財政】

日経新聞 2026/04/20 個人の物価予想、5年後「10.3%上昇」で過去最高 日銀3月調査

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB10AKP0Q6A410C2000000/

【研究員コメント】

“日銀の3月生活意識アンケートで、5年後の物価予想の平均値が10.3%上昇と過去最高を記録した。5年間累計で10.3%ということは年率に換算して約2%であり、これは日銀が掲げる物価安定目標の2%とほぼ合致する。輸入エネルギー価格の高騰やコメをはじめとする食料品の値上がりといったコストプッシュ型の影響が国民の物価実感を押し上げた面はあったものの、結果としてインフレ予想が2%近傍にアンカーされつつあることは、デフレ脱却に向けた極めて好ましい兆候である。

 

デフレ期の日本では、国民の物価予想がゼロないしマイナスに張り付いていた。「物価は上がらない」という予想が支配的だったからこそ、企業はコスト上昇を価格に転嫁できず、賃金も上がらず、経済全体が縮小均衡に陥っていた。インフレ期待がゼロ近傍にアンカーされてしまうと、企業の価格設定行動が硬直化し、デフレの罠から抜け出せなくなる。

 

現在、国民が「物価は年2%程度上がっていくものだ」と予想するようになったことは、この悪循環からの脱却を意味する。この認識が社会に浸透すれば、企業は原材料費や人件費の上昇を価格に転嫁しやすくなり、値上げが「当たり前のこと」として受け入れられる経済環境が生まれる。実際に、雇用・処遇の不安に関する指数が4年ぶりにプラスに転じたことは、賃上げの広がりと相まって、賃金と物価の好循環が動き始めている証左である。

 

結論として、国民のインフレ予想が年率2%近傍に定着しつつあることは、四半世紀にわたるデフレとの闘いにおける歴史的な転換点と評価してよい。日銀はこの好ましい変化を壊さぬよう、利上げの判断は慎重であるべきである。(金子)”

 

54【経済財政】

読売新聞 2026/04/21 日銀、4月の利上げ見送る公算大…中東情勢の不透明さから利上げ求める意見少なく      https://www.yomiuri.co.jp/economy/20260421-GYT1T00388/

【研究員コメント】

“読売新聞は2026年4月21日、日銀が4月の金融政策決定会合で利上げを見送る公算が大きいと報じた。その中で「4月も利上げを見送れば、外国為替市場で円安・ドル高が進んで物価上昇圧力が強まる可能性がある」との表現がある。これは明確な誤りである。

内閣府の短期経済モデルによる試算は、円が10%程度安くなった場合の消費者物価への影響を0.2から0.3%程度の上昇と見積もり、その効果も主に輸入価格に限定的で一時的であることを示している。企業は為替の変動を即座に販売価格に転嫁せず、物価の動きは国内の需要の強さ、賃金の上昇持続力、国民の期待によって決まるからである。記事の主張は因果関係を単純化しすぎた誤った見方である。

歴史を振り返れば、2013年頃の円安局面では企業収益の回復が投資と賃上げを促し、経済全体に好影響を与えた事例が確認できる。急激な為替レートの変動は避けるべきであるが、円安自体は特に悪いことではない。日銀は中東情勢の不透明さを踏まえ、為替水準に過度に反応することなく、賃金や需給のデータに基づいた総合判断を行うべきである。モデル分析に裏付けられた現実的な政策運営こそが、日本経済の持続的な成長と物価安定を実現する道筋である。(金子)”

 

55【経済財政】

2026年4/16(木)~4/22(水) にかけて、ドル円相場は158.96 円から159.41 円へと推移。

【研究員コメント】

“【4月16日~22日 ドル円相場(158.96円→159.41円)の背景】

ドル円相場を動かした最大の要因は、米国とイランの停戦交渉の行き詰まりとホルムズ海峡封鎖の継続である。停戦期限の4月22日を前にパキスタンでの再交渉の目途が立たず、トランプ大統領は21日に停戦延長を表明したものの海峡封鎖は維持する方針を示した。この地政学リスクが「有事のドル買い」を誘発し、21日にはドル円が一時159円60銭台まで上昇した。原油価格の高止まりは米国のインフレ懸念を強め、米10年債利回りは4.3%前後に上昇、年内利下げ観測はさらに後退した。加えて21日発表の米3月小売売上高は前月比1.7%増と予想の1.4%増を上回り、米景気の底堅さがドル買いを補強した。

 

一方、4月16日にワシントンで開かれたG20財務相・中銀総裁会議は共同声明を出せずに閉幕した。日銀の植田総裁は同会議後の記者会見で、原油高が物価に上下双方向のリスクをもたらすとし、「ショックの持続性を踏まえ、2%物価目標の観点から最も適切な対応を選択する」と述べたが、4月27~28日の決定会合での利上げシグナルは出さなかった。片山さつき財務相はG7およびG20で「高い緊張感を持って市場動向を注視している」と発言し、為替の急変動を牽制した。日銀の利上げ観測後退は円売り方向に作用し、ドル円は週を通じて159円前後の水準を維持した。

 

経済学的には、ホルムズ海峡封鎖の長期化懸念が原油価格を高止まりさせ、米国においてコストプッシュ型のインフレ圧力を生じさせた。これによりFRBが利下げに動きにくくなるとの観測が強まり、米国の金利が高い水準にとどまるとの見方が市場に広がった。日米金利差の拡大観測がドル高・円安方向に作用した構図である。供給ショックが期待インフレ率を押し上げ、米国の引き締め姿勢を正当化するため、金利差を通じた為替チャネルが働いた典型的な局面であった。(金子)”

 

56【経済財政】

2026年4/16(木)~4/22(水) にかけて、日経平均株価は58,479.83 から59,585.86 へと推移。

【研究員コメント】

“【4月16日~22日 日経平均株価(4月16日58,479.83円→4月22日59,585.86円)の背景】

 

日経平均は当該週に約1,100円上昇し、4月16日の終値59,518円、4月22日の終値59,585円といずれも史上最高値を更新した。上昇の主因は三つある。

 

第一に、米国・イラン間の停戦交渉の進展期待である。4月中旬にかけてパキスタン仲介による協議再開の可能性が報じられ、地政学リスクの後退を先取りする形で米国株が上昇し、4月15日にはS&P500が終値で初めて7,000台に乗せた。この米国株高が東京市場に直接波及した。

 

第二に、AI・半導体関連株への集中的な買いである。ソフトバンクグループが連日大幅高で年初来高値を更新したほか、東京エレクトロン、レーザーテック、キオクシアホールディングスなどの半導体関連株が指数を牽引した。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の堅調さが国内関連銘柄への買い安心感を支えた。4月22日の日経平均最高値更新も、全体の約8割の銘柄が下落する中でこれら大型グロース株が指数を押し上げた構図であり、物色の偏りが際立った。

 

第三に、日銀の利上げ観測後退である。植田総裁は4月16日のG20後記者会見で利上げのシグナルを出さず、片山さつき財務相もG7で「金融政策は様子見の段階」との声が多かったと述べた。これにより4月27~28日の決定会合での利上げ期待が後退し、金融緩和的環境の継続が株式市場の支えとなった。

 

経済学的にみれば、中東情勢の緊張がやや和らいだことで、投資家が株式投資に求める上乗せ利回り、すなわちリスクプレミアムが低下した。同時に、日銀が利上げを見送るとの観測から、企業の将来利益を現在価値に換算する際に用いる金利(割引率)の上昇が抑えられた。この二つが重なった結果、将来の利益成長への期待が大きいAI・半導体関連株ほど株価が上がりやすい環境が生まれた。加えて、上場企業の2026年3月期純利益が5年連続最高益となる見通しが報じられており、企業収益の底堅さがファンダメンタルズ面から株価を下支えした。(金子)”

 

58【皇室】

読売新聞 2026/04/16 皇位継承の安定 女性・女系を排除せず論じよ

https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20260416-GYT1T00033/?fbclid=IwY2xjawRNjsRleHRuA2FlbQIxMABicmlkETJWSkNCam1LbHRFMHRXRjlxc3J0YwZhcHBfaWQQMjIyMDM5MTc4ODIwMDg5MgABHuYDFt5zys77jNN4onzGiSfmoR7dqm5cO3m8gRquJNVW4kNvsOTVRA1y4yck_aem_bDKFDh_eXv3aNW67YOP9cg

【研究員コメント】

各方面で話題の社説だが、政界での影響力は皆無。「世論調査(=マスコミの意向)で次の天皇を決めよう」など、通るはずがない。オールドメディアとSNSが異常な言論状況なのに対し、政界の大勢が良識的な珍しい事例。(倉山)

 

66【皇室】

産経新聞 2026/04/18 歴史への「謙虚さ」持とう 皇室典範改正めぐる議論に一石 皇室史学者の倉山満さん      https://www.sankei.com/article/20260418-2D35EBDSPZIGXNFDQG4T4DQUEA/?outputType=theme_nie

【研究員コメント】

所長のインタビュー。(編集部)

 

69【皇室】

産経新聞 2026/04/20 安定的な皇位継承 麻生氏「皇室典範改正は今国会で」 与野党幹部が集会で声明採択   https://www.sankei.com/article/20260420-6I7NRTQN3VKKDA3NWUN3OEUXYQ/

【研究員コメント】

注目は公明と立憲(いずれも参議院の会派)。この場にいたが、麻生元首相は根拠薄弱。「女性皇族が結婚後も皇室に残る場合、お相手のハードルは高い。だから一般国民としての権利を残した方がいい」だが、そういう問題か? 公明党が言うならともかく、政府自民党がこの程度だから、女系派に付け入られる。公明竹谷代表は、前のめり。立憲水岡代表はメッセージ代読。やや後退している印象。要の中道を代表して参加の笠氏は「とりまとめ役なので言う訳には行かない」だが、笠氏がおかしなことをする訳が無いと見るのが政界の大勢。ちなみに自民党の実務取りまとめ役の小林鷹之氏は遅刻早退だったが、他党と根回しはできているのだろうか。こういう場こそ、情報交流の場なのだが。(倉山)

 

80【政策一般】

時事通信 2026/04/16 中東情勢、早期沈静化を 日英など11カ国財務相が声明:時事ドットコム

https://www.jiji.com/jc/article?k=2026041600937&g=int

中立国の主導はイギリスか。(倉山)

 

83【政策一般】

時事通信 2026/04/17 高市首相、靖国参拝見送りへ 春季例大祭、中韓に配慮

https://www.jiji.com/jc/article?k=2026041700962&g=pol

【研究員コメント】

石破首相と同じことをしているが、本人が行きたくないなら仕方ない。例大祭に行けないと靖国参拝は不可能と言って良い。ただ、過去の総裁選では「靖国に行く」と明言した。できないことは言わない方がいい。なお、石破首相が当選した際の総裁選では、「天皇陛下の靖国参拝」を論じていたが、軽すぎる。(倉山)

 

[国際]

4【アフリカ】

毎日新聞 2026/04/17 英、インド洋の要衝チャゴス諸島の返還凍結 トランプ氏翻意で

https://mainichi.jp/articles/20260417/k00/00m/030/159000c

【研究員コメント】

台湾の頼総統のエスワティニ訪問が、出発予定(22日)前日の21日、突如中止になったのは、セイシェル、モーリシャス、マダガスカルが中国の圧力で専用機の上空通過を拒否したからだが、その直接のトリガーになったのが英国のこの決定。モーリシャスは2024年の政権交代で対中一辺倒が修正されたと判断され、チャゴス諸島返還問題が進められていたが、今回の一件で、有事の際には中国寄りに傾くことが明らかになり、インド洋情勢に影響が出るのは必至(内藤)

 

9【ロシア】

東京新聞 2026/04/21 ロシア軍、東部主要都市に迫る ドンバス支配巡り攻防激化

https://www.tokyo-np.co.jp/article/483370

【研究員コメント】

“ロシア軍はドネツク・ルガンスク州の完全な占領まで攻撃を継続するとのことである。そしてルガンスク州を前面制圧を完了したとロシア軍のゲラシモフ参謀総長が述べた。しかし、自国軍の多大の犠牲を強いているロシア軍の攻撃の目的は、地域占領よりもロシア系住民の保護であったはずである。

ウクライナの州境であるドネツク・ルガンスク州の完全占領を目指す理由が不明となりつつある。ドネツク州の9割程度の地域を占領すれば、ロシア系住民を占領した地域で確保すれば、州地域の完全占領は必要が無いはずである。なぜウクライナの州境までの占領にこだわるのかといえば、ロシア領土にするためには、州全域占領が統治しやすいからであろう。とにかく、ドネツク・ルガンスク州をロシア領土にするとのプーチン大統領の意思である。(小川)”

 

13【欧州】

日経新聞 2026/04/20 ブルガリア議会選、親ロ派の新党が勝利 ウクライナ支援に打撃

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR1930L0Z10C26A4000000/

【研究員コメント】

親露派というよりも対露宥和派という方が正しいだろう。ブルガリアの選挙は。今回が2021年4月以降で8回目。憲法の規定により、連立政権が樹立しづらく、不安定な状況が続いていたことに、大統領のラデフがしびれを切らして自ら政権安定に乗り出したと理解すべき話で、ともかくも政権が安定するのであれば、必ずしも悪い話ではない。ハンガリーのケースと同様、地理的・経済的にロシアとは明確に対立できない国に関しては、彼らの事情にもある程度配慮したうえで、ウクライナ支援に関しても出来る範囲で協力を求めるのが現実的では(内藤)

 

21【台湾】

産経新聞 2026/04/22 台湾の頼総統、アフリカ訪問を急遽取りやめ 「中国圧力」で3カ国が飛行許可を取り消し     https://www.sankei.com/article/20260421-IVF3UW4YP5OELKLNCICQDWG3MI/?817464

【研究員コメント】

“記事によると、4月22日から外遊予定であった台湾の頼総統の飛行経路上のアフリカ3か国が飛行許可を取り消したために、前日の21日に急遽アフリカ訪問を取り消したとのことである。しかし、頼総統の飛行経路や外遊予定が全て分っていないとこのような妨害行動はできないのではないか。つまり、台湾総統の側近に中国スパイがいて、情報を中国に提供していると推測される。(小川)

 

若干補足しておくと、台湾の総統側近にスパイが紛れ込んでいるのは確実と思われるが、今回のエスワティニ訪問は、国王の即位40周年の記念式典に出席のためなので、外交筋から台湾が参加する情報は明らかになっていた可能性がない。航路については、安全かつ拒否されない国をたどると、エスワティニに入るにはモーリシャスとマダガスカルの上空は通過せざるを得ないので、ある程度、予測がついた可能性は高い(内藤)”

 

24【中国】

共同通信 2026/04/17    海自の護衛艦、台湾海峡を航行 中国「意図的挑発」と抗議

https://www.47news.jp/14168139.html

【研究員コメント】

“台湾海峡は、ホルムズ海峡やマラッカ海峡のように海峡全体が領海で覆われた「国際海峡」(国連海洋法条約第37条に基づき通過通航権が適用される海峡)ではない。台湾海峡の場合は、そもそも中央部にEEZという公海的自由が及ぶ水域が広がっているため、通過通航権という特別な制度を持ち出すまでもなく、すべての国の軍艦を含む船舶が自由に航行できるのである。法的根拠はむしろ通過通航権より強い。中国はこの海域に「主権と管轄権を有する」と主張しているが、EEZにおける沿岸国の権利は天然資源の探査・開発等に限定されており、外国船舶の航行を規制する権限はない。これは国連海洋法条約の基本構造そのものである。

 

中国の「意図的挑発」という抗議は、国際法上まったく根拠がない。「いかづち」はEEZにおける航行の自由という、すべての国家に認められた権利を正当に行使したにすぎない。これを「挑発」と呼ぶのであれば、国際法の基本原則そのものを否定することになる。

 

ホルムズ海峡の問題と同じ構造がここにもある。「通してもらっている」のではない。権利として通っているのである。この認識を曖昧にすれば、中国の主張を既成事実として受け入れることになりかねない。

 

日本政府が今回の航行を公式に発表していない点は惜しまれる。権利の行使は堂々と宣言してこそ意味がある。黙って通って事後に報道で明らかになるという形は、権利の主張としては不十分である。台湾海峡の航行が国際法上の当然の権利であるならば、それを内外に明確に示すことこそが、この海域の法的地位を守る最も有効な手段である。(金子)”

 

27【中東】

時事通信 2026/04/16 ヒズボラへの攻撃停止検討 イスラエル、治安閣議開催

https://www.jiji.com/jc/article?k=2026041600151&g=int

【研究員コメント】

イランによるヒズボラへの支援停止に向けて、状況が前進したということだろう(内藤)

 

33【中東】

毎日新聞 2026/04/18    トランプ氏「イスラエルにレバノン攻撃を禁じた」 戦闘終結探る

https://mainichi.jp/articles/20260418/k00/00m/030/258000c

【研究員コメント】

“米国によるイラン攻撃がイスラエルの呼びかけによって始められたと一部報道で伝えられているが、ここはやはり米国が主導権を握り、イスラエルに必要以上のレバノン攻撃をさせない。イスラエルはテロ組織であるヒズボラを攻撃しているとのことだが、結局はレバノン領土内を攻撃していることは間違いがない。過剰に攻撃をしているイスラエルをコントロールしなければ、さすがにイランとの停戦協議が進まないと判断したのだろう。(小川)

 

補足しておくと、2006年の停戦合意では、リタニ川以南からのヒズボラの撤退が決められていたが、それが守られなかったので、イスラエルはレバノン「南部」を攻撃する大義名分がある。したがって、「南部」の範囲を超えた攻撃が継続的に行われるようだと、イスラエルの攻撃には大義が無くなり、かえって、イスラエルへの国際的非難を惹起し、それによりイスラエルの国際的影響力を殺ぐというイランの新積極外交の罠に入り込むことになる。米国としては、それ防がなければならないのは当然(内藤)”

 

35【中東】

産経新聞 2026/04/18 有志国会合、ホルムズ海峡の開放を「歓迎」し私有化に「反対」 軍事計画に十数カ国意欲

https://www.sankei.com/article/20260418-UFW4BPXAAVMUNDBMCMHKCDS5TM/

【研究員コメント】

“欧州、英仏が主導する有志国会合は、あくまでもイランと米国との戦争が正式に終了した後のホルムズ海峡の航行の安全確保策についてである。ウクライナを巡っても同様に、戦後の安全の保証についての欧州諸国会合であり、停戦そのものを主導するものではない。

米国からみればまどろっこしい枠組みではあるものの、日本にとっては中立を維持できるとともに、戦後の復興支援であれば十分に参画し支援できる枠組みである。(小川)”

 

36【中東】

朝日新聞 2026/04/18 紅海通じて原油、韓国船舶が輸送

https://www.asahi.com/articles/DA3S16446122.html

【研究員コメント】

紅海でのフーシ派の海賊行為が収まるか否かは、イラン次第という面がある。その点で、和平交渉の裏メニューとしてフーシ派問題が入っていないはずがないので、紅海の情勢についても要注意(内藤)

 

37【中東】

産経新聞 2026/04/19    イラン内紛、強硬派と政治指導層が対立 アラグチ外相に相次ぐ非難…米との再協議に影響も

https://www.sankei.com/article/20260419-2LUOWPC26BJ4ZLVWPX2XQXMUIA/

【研究員コメント】

イラン国内が政府を中心とした実務派・対外宥和派と革命防衛隊を中心とする強硬派の2派に分裂しているのは、当初からの大前提。それをいまさら報道するのは、情報の感度が悪すぎるのか、あるいは、何か別の意図があるのか(内藤)

 

39【中東】

読売新聞 2026/04/21 米軍が拿捕した貨物船はイランと中国を往復、軍民両用品を積載か…中国が継戦能力支える実態浮かぶ              https://www.yomiuri.co.jp/world/20260421-GYT1T00310/

【研究員コメント】

“イラン船籍の貨物船を米軍が拿捕したところ、中国からの軍事支援物資が積載されていたようである。やはり、中国が裏でイランを支援していたことが明らかになった。こうした中国によるイラン支援を阻止するための米軍によるホルムズ海峡封鎖である。

イランの政権内部が分裂し、政権が意思決定をできない状況のまま、トランプ政権はホルムズ海峡封鎖を継続し、イランの状況を静観する様相である。軍事攻撃を延期して、対米交渉の在り方を巡ってイラン政権の内部対立が続けば、最終的なイラン体制は米国にとってコントロールがより容易になるだろう。(小川)”

 

40【中東】

日経新聞 2026/04/22 イラン分裂深刻、政権VS革命防衛隊 最高指導者「不在」で交渉困難

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR21BTA0R20C26A4000000/?n_cid=SNSTW005&n_tw=1776805945

【研究員コメント】

最高指導者「不在」として、モジュタバがもはや機能していないことが公然の情報/前提として共有され始めたことが重要。ここまでの流れからすると、6月25日のアーシューラー前後に、モジュタバが正式に退陣し、ハッサン・ホメイニが推戴される可能性が高いと思われるので、今後、ハッサン・ホメイニの動静は逐一チェックすることが必須になる。(内藤)

 

41【中東】

毎日新聞 2026/04/22 イラン武器復旧急ピッチ ミサイル発射機、戦闘前の6割に

https://mainichi.jp/articles/20260422/ddm/007/030/069000c

【研究員コメント】

“イランの武器製造能力が急ピッチで回復し、ミサイルの保有数が増大しているとの報道である。イラン革命防衛隊による映像であり、どこまで信憑性のある情報かは不明であるが、一部事実もあるだろう。しかし、一方でこれだけの軍事力が回復しているのであれば、イランは対米交渉で強気一辺倒で臨むとも思われる。それと、こうした兵器製造施設が回復しているのであれば、トランプ政権に対して軍事目標の存在を提供しているようなものである。

革命防衛隊の一部には、虚構にすがってでも強気な姿勢を維持しようとしていると思われる。しかしながら、米軍によるホルムズ海峡封鎖が継続すれば、近い将来にイランの経済状況は壊滅的な打撃を受けかねない。一部の強硬な革命防衛隊による政権誘導は、イランを亡国へと導く可能性が高いだろう。(小川)”

 

43【中南米】

日経新聞 2026/04/17 米の軍事攻撃に「現実味」 キューバ大統領が警告

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB171210X10C26A4000000/

【研究員コメント】

ディアスカネルとキューバ政府がそう言っているだけで、実際に米国が近々軍事攻撃に踏み切る可能性は極めて低い。米国としては今後1年くらいは経済的に締め上げて、キューバが自滅するのを待つつもりとみるのが自然では。むしろ、米国の攻撃を煽ることで、反米・非米国家からの支援を得たいというキューバ側の必死の叫びと見るべき(内藤)

 

47【朝鮮半島】

日経新聞 2026/04/16 北朝鮮、金日成主席の生誕記念日に砲撃訓練 金正恩氏が視察

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM161DO0W6A410C2000000/

【研究員コメント】

“北朝鮮は通常戦力では韓国軍に遠く及ばないほど老朽化しているものの、大規模な陸軍のまま維持している。経費がかかるとともに、兵士の士気を維持するのも難しい。そうしたところ、砲撃訓練と称する競技会で士気高揚を図っていると思われる。

ではなぜ大規模な老朽化した陸軍を保持しているのか。金一族の体制維持のためであろう。クーデターを体制内部から起こされても陸軍を掌握しているものが勝つ。そうした国内体制維持のための組織が陸軍であろう。

一方で、対外的な安全を確保する手段は核兵器搭載のミサイルである。経費をかけるのはミサイル、核弾頭、情報・指揮通信などのシステムである。こうした状況に対して、我が国が拉致被害者問題を解決するには、北朝鮮の核兵器の無力化、平壌への自衛隊派遣能力(特殊作戦軍など)をみせつけて交渉することである。米国に対する恐怖心をもっている北朝鮮に対して、日本は最大限米国の力を活用できることを知らしめることも重要である。(小川)

 

補足しておくと、北朝鮮の国内政治的には、金正恩が、太陽節に金日成廟を参拝せず(4年連続)、砲撃訓練を優先したことが重要。主体思想を放棄した後の北朝鮮国家の統合の核は、金一族の血統ではなく、核とミサイルに移行するのではないかと以前にも指摘したことがあるが、それがほぼ確定しつつあることを示すニュース(内藤)”

 

48【朝鮮半島】

共同通信 2026/04/18 韓国、スパイ取締法の国家保安法に廃止論 「思想の自由侵害」と批判、今も冤罪生む             https://www.47news.jp/14169668.html

【研究員コメント】

“共同通信が日本の「国家情報会議設置法案」に反対し、同法案を潰すために韓国の例を報道していると思われる。韓国の国家保安法は、大日本帝国の治安維持法をモデルとしたとされ、共産主義的思想を持つだけで逮捕拘禁を可能にする。北朝鮮を「反国家団体」と規定し、称賛・接触・表現行為までが処罰対象となりうるため、思想・表現の自由を制限することもある。

このため、恣意的な運用、冤罪発生、思想弾圧を招きやすいと韓国内でも批判が続いている。特に独裁政権期には民主化運動弾圧の主要なツールとしても使われており、多数の拷問・自白強要や事件の捏造があったことが、後の究明仮定で認定されており、恣意的運用の象徴ともいわれる。

しかし、この韓国の「国家保安法」と日本の「国家情報会議設置法案」とこれから提出される日本版「スパイ防止法」とは、全く異なる。日本の場合は思想・信条の自由は間違いなく保障されるとともに、日本人を対象とするのは極限られた場合である。(小川)”

 

53【朝鮮半島】

共同通信 2026/04/21 米、韓国に北朝鮮の技術情報制限 統一相「亀城に核施設」発言波紋

https://news.jp/i/1419242023717093586?c=302675738515047521?c=302675738515047521

【研究員コメント】

韓国の政治家が国会において、米国から入手した北朝鮮の核施設関連情報について発言したようである。高度な機密情報を漏らすのは日本でも政治家が多い。選挙のための活動などの労力が大変なのは分るが、政治家になった以上国家防衛についての最低限のルールは熟知すべきである。また、私用携帯などを公務で使用することも厳禁とすべきである。(小川)

 

54【米国】

日経新聞 2026/04/16 米イラン、パキスタンで再交渉調整 「バンス氏やり取り、合意近い」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR15CFN0V10C26A4000000/

【研究員コメント】

“米国とイランの停戦条件をめぐる協議が再開される。かなりの点で米国寄りで調整がされるのではないだろうか。イランはこれ以上の米からの武力攻撃を受けると革命防衛隊の存続の危機となろう。イランのアラグチ外相の穏当な発言と革命防衛隊寄りメディアの強気な発表では内容が大きく異なっているが、現実にはかなり妥協しているのではないだろうか。

イランの核兵器開発阻止さえ実現すれば、その他の多少の違いには目をつぶって米国は妥結すると思われる。そしてイランの面子をある程度立てる形となろう。(小川)”

 

60【米国】

時事通信 2026/04/20 アメリカでノンバンク巡る懸念拡大 「リーマン・ショック前と類似」指摘も:時事ドットコム            https://www.jiji.com/jc/article?k=2026042000103&g=int

【研究員コメント】

リーマンショックは、信頼できる商品とできない商品の区別がつかなかった。今回は明らかに仕組みが違うので、この件がリーマンショック再来とはならない。(金子)

 

63【米国】

時事通信 2026/04/22 金融政策の独立性堅持 利下げ要求応じず―次期FRB議長

https://www.jiji.com/jc/article?k=2026042200144&g=int

【研究員コメント】

当然の内容を述べているだけである。わが国の日銀総裁に比べても常識的な方らしい。(金子)

 

65【米国】

毎日新聞 2026/04/22 米バージニア州で下院選区割りを見直しへ トランプ氏に痛手

https://mainichi.jp/articles/20260422/k00/00m/030/225000c

【研究員コメント】

この区割り変更だけで、中間選挙での下院多数を逆転させる効果。共和党にとっては致命的な出来事。他のゲリマンダーの動向にも注目したい(渡瀬)

 

67【米国】

時事通信 2026/04/22 トランプ氏、イランへの強硬姿勢一転 経済的圧力に軸足

https://www.jiji.com/jc/article?k=2026042200716&g=int

【研究員コメント】

“トランプ大統領が停戦期限を期日を設けずに延長した。理由について、米ニュースサイト「アクシオス」は、イランの最高指導者モジタバ氏が米側の最新の提案に対して判断するのを待っているためと報じている。トランプ政権としては、公の場に姿を出していないイランの最高指導者が最終的な決定を下すことができるか否かを見極める時間が必要であると判断した模様であると伝えている。

現時点までで、モジタバ氏が公の場に出ていないことと、トランプ政権がイラン側から伝えられた内容としてイランの政権内部が分裂しているとのことであり、常識的に考えればイランが意思決定ができていない状況にあるといえよう。こうした中、イランに対して経済的な圧力をトランプ政権はかけ続けている。イランが協議に応じなくとも、このままホルムズ海峡封鎖を継続し、イランを経済的に追い込み、結果的にイラン政権が転覆するのを期待している面もあるだろう。転覆しなくとも、イラン政権内部の対米交渉の主導権を巡る権力争いにより、政権が大きく弱体化することを目指しているとも思われる。米国が再度軍事攻撃を行ったとしても、イラン政権が弱体化している状況を加速する効果は薄く、再攻撃の可能性はかなり低いだろう。あったとしても、インフラへの攻撃で更なる経済的な圧力を加えるための攻撃にとどまるだろう。(小川)”

 

 

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《大好評》

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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金子洋一 メールマガジン[No.23]  マンガ「ホルムズ海峡と通過通航権――『通してもらう』発想が間違っている」

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/23号 ◆◆

 

金子研究員のメルマガが、ガラッと変わりました。

経済学の難しい話を、マンガを使って読み解きます。

 

 

 

 

 

金子洋一客員研究員がマンガで分かり易く経済原則を解説しています。

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≪大好評セミナー≫

 

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。

価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

www.amazon.co.jp/dp/4434328867

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

https://amzn.to/3J6Wh0Y

いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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会員の皆様は、公式サイトの会員ページにて、過去のメルマガ配信履歴をいつでもお読み頂けます。

【会員ページ】 https://kyuukoku.com/account/

お問い合わせ先:info@kyuukoku.com

(文責:事務局)

 

金子洋一 メールマガジン[No.23]  マンガ「ホルムズ海峡と通過通航権――『通してもらう』発想が間違っている」

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/23号 ◆◆

 

金子研究員のメルマガが、ガラッと変わりました。

経済学の難しい話を、マンガを使って読み解きます。

 

マンガは下記のURLからお読みいただけます。

【ホルムズ海峡と通過通航権――『通してもらう』発想が間違っている】

URL: https://app.box.com/s/6ot3fbddir1mnlrwje0068uqqf5atgm0

 

※会員様向けの限定公開につき、上記URLの転載やSNS等による拡散はお控えください。

 

【募集】 お読みいただいたご意見、ご感想をお寄せください。

ご連絡先:info@kyuukoku.com

 

 

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≪大好評セミナー≫

 

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。

価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

https://amzn.asia/d/90gTWek

 

翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

www.amazon.co.jp/dp/4434328867

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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(文責:事務局)

 

江崎道朗「自主独立のための選択肢」No.227  大国との戦争に備える米国

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/22号 ◆◆

 

情報史学研究家の江崎道朗です。

「なぜ民間シンクタンクが重要なのか」という観点から毎回、政治的課題について書いていこうと思います。今回も、米国の2026会計年度国防権限法についてです。

 

2026会計年度国防権限法(National Defense Authorization Act for Fiscal Year 2026=NDAA 2026)は、2025年12月18日にトランプ大統領の署名をもって成立した(下院は12月10日、上院は12月17日に通過)。その解説(要約版)が米国上院軍事委員会にアップされている。

https://armedservices.house.gov/uploadedfiles/fy26_ndaa_conference_text_legislative_summary.pdf

 

バイデン民主党政権時代のNDAA2025と異なり、NDAA 2026は近い将来、大国相手の戦争が起こることを前提に、有事即応態勢の強化が強調されている。今回のNDAA 2026を見る限り、2027年の台湾危機を見据えた準備を米国は本格化させたと言わざるを得ない。

 

要約版では《即応性・能力・戦闘力を備えた戦闘部隊の構築》との大見出しのもと、《2026会計年度国防権限法は、トランプ大統領が掲げた「即応性・能力・戦闘部隊を構築するというトランプ大統領の公約を実現するものである》として三つのコンセプトを提示している。

 

曰く「即応戦闘部隊」「有能な戦闘部隊」「強力な戦闘部隊」だ。

 

まず「即応戦闘部隊」として以下のように記している。

《2026会計年度国防権限法は、米軍戦闘要員が今夜でも戦闘可能な訓練・装備・支援を確保する。

整備能力の向上と即応態勢の強化

・2028年9月30日までにF-35統合打撃戦闘機の部品を少なくとも90日分確保することを義務付け、F-35請負業者に対しF-35部品の十分な在庫を検証するよう要求‥‥

 

 

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(文責:事務局)

 

 

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≪大好評セミナー≫

 

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。

価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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(文責:事務局)

江崎道朗「自主独立のための選択肢」No.227  大国との戦争に備える米国

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/22号 ◆◆

 

情報史学研究家の江崎道朗です。

「なぜ民間シンクタンクが重要なのか」という観点から毎回、政治的課題について書いていこうと思います。今回も、米国の2026会計年度国防権限法についてです。

 

2026会計年度国防権限法(National Defense Authorization Act for Fiscal Year 2026=NDAA 2026)は、2025年12月18日にトランプ大統領の署名をもって成立した(下院は12月10日、上院は12月17日に通過)。その解説(要約版)が米国上院軍事委員会にアップされている。

https://armedservices.house.gov/uploadedfiles/fy26_ndaa_conference_text_legislative_summary.pdf

 

バイデン民主党政権時代のNDAA2025と異なり、NDAA 2026は近い将来、大国相手の戦争が起こることを前提に、有事即応態勢の強化が強調されている。今回のNDAA 2026を見る限り、2027年の台湾危機を見据えた準備を米国は本格化させたと言わざるを得ない。

 

要約版では《即応性・能力・戦闘力を備えた戦闘部隊の構築》との大見出しのもと、《2026会計年度国防権限法は、トランプ大統領が掲げた「即応性・能力・戦闘部隊を構築するというトランプ大統領の公約を実現するものである》として三つのコンセプトを提示している。

 

曰く「即応戦闘部隊」「有能な戦闘部隊」「強力な戦闘部隊」だ。

 

まず「即応戦闘部隊」として以下のように記している。

《2026会計年度国防権限法は、米軍戦闘要員が今夜でも戦闘可能な訓練・装備・支援を確保する。

整備能力の向上と即応態勢の強化

・2028年9月30日までにF-35統合打撃戦闘機の部品を少なくとも90日分確保することを義務付け、F-35請負業者に対しF-35部品の十分な在庫を検証するよう要求する。

・水陸両用艦艇に対し、艦艇整備予算から比例配分を受けることを義務付ける。

・大統領予算要求に水陸両用艦の予備部品・修理部品のコスト情報を含めることを義務付け、軍艦の長期間整備の透明性を向上させる。

・官民連携を促進し陸軍兵器廠の生産量増加を図るためのパイロットプログラムを設立する。

・市販の人工知能を活用したパイロットプログラムを設立し、地上車両の整備を改善する。

・部品不足と、それが目標任務遂行可能率を達成できない航空機数に与える影響について、独立した検証を義務付ける。

・民間船員の報酬改善により、重要海上輸送艦艇の要員確保に必要な海事労働力の人材不足を解消する。

 

重要プログラムの性能要件達成を確保

・政府監査院(GAO)の権限を更新し、F-35調達プログラムを毎年評価し議会に報告する義務を継続させることで、同プログラムに対する重要な監視を維持する。

・陸軍長官に対し、F-35戦闘機へのオープンミッションシステムアーキテクチャ[F-35のミッションコンピュータやソフトウェアを、標準化されたオープンインターフェースでモジュール化し、新しいセンサー・武器・アプリケーションを競争的かつ迅速に組み込めるようにする構想のこと]の取得および統合計画を策定するよう要求する。

・貨物機の任務遂行可能率における不備について、政府監査院(GAO)による監査を義務付ける。

・陸軍長官が全ての重大な欠陥に対する是正措置計画を提出するまで、KC-46航空機の受領資金を188機以上に制限する。

 

軍事訓練の強化

・主要防衛調達プログラム向けの追加訓練シミュレーターシステムの調達を促進する。

・空軍の新たな技術を活用した整備・兵站技術訓練の改善努力を支援する。

・合成訓練環境の活用を促進することで、戦闘員の性能向上を図りつつ訓練コストを削減する。

・米国に東部および西部地域射撃場を設置し、マルチドメイン作戦およびロボット自律システムの訓練、試験、実験を拡大する。

・性能訓練と習熟度評価のための生成型人工知能と空間コンピューティングを拡大するパイロットプログラムを確立する。》

要は戦争になることを前提に、修理用の部品の在庫を増やしたり、海上輸送のための人材確保を図ったり、軍事訓練を強化したりする、というわけだ。

 

次に《有能な戦闘部隊》として次のように記している。

《2026会計年度国防権限法(NDAA)は、今日の進化し続ける複雑な世界的脅威環境において、米軍戦闘要員が作戦を遂行するために必要な基盤を確保する。進化し複雑化する現代のグローバル脅威環境下で活動するための基盤を確保する。

 

能力を維持する

・特定のF-15E、A-10、C-130、E-3、RQ-4、およびグレイ・イーグル航空機の退役を禁止する。

・E-7Aウェッジテイル生産ラインの閉鎖を禁止する。

・国防総省の保有する空中給油機の最低数を増加させる。

・重要部品の事前調達権限を付与することでバージニア級潜水艦の建造を加速する。

・UH-60ブラックホーク航空機に対する複数年度調達権限を付与する。

 

部隊防護及び対ドローン対策権限の強化

・国防総省の対ドローン権限を再認可・強化し、より多くの軍事基地を保護するとともに、連邦・州・地方当局との連携を改善する。

・エネルギー省が核実験施設および施設を無人航空システム(UAS)から保護する能力を強化する。

・戦略的影響力兵器としてのドローン対策に関する国防総省の全取り組みを主導、提唱、調整する責任を有する合同機関間タスクフォース(JIATF)401を設立する。

・空軍における商用データフィード統合のパイロットプログラムを確立し、国内軍事施設への小型UAS侵入の検知・識別・追跡能力を向上させる。

 

軍事施設のエネルギー自立化を実現

・トランプ大統領の先進的原子力エネルギー大統領令を法制化し、国防総省に対し原子力エネルギー担当執行官の指定と、軍事施設および作戦用原子力エネルギーに関する公式プログラムの確立を義務付ける。

・先進的原子力移行作業部会を設置し、携帯型原子炉などの先進的原子力技術の軍事施設への配備を調整する。

・国防総省戦略資本局の対象投資に核分裂・核融合技術を追加する。

・海軍省に対し、小型モジュール炉または移動式原子炉の利用に向けた原子力エネルギーパイロットプログラムを開始することを義務付ける。

・国防上の要件を満たすために必要な物質について連邦政府が管理を維持することを確保しつつ、レガシープルトニウム物質の商業利用を規定する。

 

安全を文化として回復する

・国防総省の回転翼航空機に対し、首都圏における空中衝突を回避するため、同一空域内の民間航空機へ自動的に警報を発信することを義務付ける。

・陸軍長官に対し、陸軍が初期導入回転翼訓練プログラムの契約を授与する前に、概念実証計画を完了させることを義務付ける。

・爆発安全担当官を設置し、爆発関連の負傷の予防、軽減、治療を支援する。

・オートバイ安全訓練の要件を拡大する。》

 

三番目が《強力な戦闘部隊》で、《2026会計年度国防権限法(NDAA)は、米軍戦闘員が世界最強の戦闘能力を維持するために必要な能力を確保する》として以下の装備、弾薬を生産・備蓄することを明記している。

《造船…以下の建造・支援のための造船資金260億ドルを承認:

〇コロンビア級弾道ミサイル潜水艦3番艦及び将来型潜水艦の先行調達

〇バージニア級原子力潜水艦1隻及び将来の潜水艦向け先行調達

〇将来のDDG-51アーレイ・バーク級駆逐艦向け先進調達

〇フォード級空母計画の全額資金調達

〇対潜戦補助艦1隻

〇2隻の艦上上陸用舟艇

 

航空機…航空機の開発、調達、または改修に380億ドル超を承認。これには以下が含まれる:

〇空軍のF-47および海軍のF/A-XX第6世代戦闘機プログラムへの全額資金提供

〇B-21レイダー戦略爆撃機への全額資金提供

〇E-2Dホークアイ戦術空中早期警戒機4機

〇F-35戦闘機47機

〇UH-60ブラックホークヘリコプター24機

〇H-47チヌークヘリコプター11機

〇13機のH-53Kキング・スタリオンヘリコプター

〇14T-7A訓練機

〇空軍の完全自律型共同戦闘機および海軍のMQ-25無人空母発進機の完全な資金調達

 

戦闘車両…弾薬・新興技術車輪式および履帯式戦闘車両の調達・改修に40億ドル超を承認。内訳:

〇86台の装甲多目的車両

〇10台のM109パラディン自走砲

〇M1A2エイブラムス戦車30両

〇91両海兵隊水陸両用戦闘車両

〇138両海兵隊用共同軽戦術車両

〇44機動短距離防空車両

 

弾薬…米国の弾薬備蓄を回復するため、250億ドル超の支出を承認。これには以下が含まれる以下の調達を含む:

〇精密誘導ミサイル(PrSM)

〇共同空対地ミサイル(JAGMs)

〇海軍攻撃ミサイル

〇ジャベリン

〇スティンガー

〇共同空対地スタンドオフミサイル

〇トマホーク

〇誘導多連装ロケットシステム(GMLRS)

〇先進中距離空対空ミサイル(AMRAAM)

〇サイドワインダーoスタンダードミサイル

〇長距離対艦ミサイル(LRASM)

〇先進対レーダー誘導ミサイル

〇ジョイント・ダイレクト・アタック・マニション(Joint Direct Attack Munition)[従来の無誘導自由落下爆弾をGPS/INS誘導の精密誘導兵器に変えるための後付け誘導キット]

〇MK-48魚雷

〇砲弾

 

新興技術…将来の戦場で勝利するために戦闘員が必要とする革新的な新技術を配備するための研究、開発、試験、評価活動に1457億ドルを承認。これには、極超音速技術、人工知能(AI)、量子コンピューティング、自律型航空機、船舶、車両、指向性エネルギーシステム、および新たな宇宙ベースの能力が含まれる。》

 

要は現有の装備も生産を拡大し、備蓄することで大国との長期戦に備えようというわけだ。

なお、有事を想定した準備として《軍人の生活の質の向上》の項目において、医療について以下のように明記されている。

《医療へのアクセス拡大

・軍事病院の改修および新規医療施設の建設に3億3500万ドル超を承認。

・専門医療へのアクセスを拡大するため、診療予約のための交通費支給基準を100マイルから75マイルに引き下げ。

・軍事医療施設における人員不足を防ぐため、国防総省が制服組医療要員の削減を行うことを禁止する。

・医療免許を持つ州兵および予備役軍人が、現役任務に召集された際も軍人への治療を継続できるようにする。

・米国と最も緊密な同盟国間の軍事医療協力、免許制度、相互運用性を拡大する。米国とその最も親密な同盟国間の軍事医療協力、免許制度、相互運用性を拡大する。

・軍と民間医療提供者間の連携を強化し、国家災害医療システムを支援する。

・退役軍人省医療施設における退役軍人向け医療提供体制を強化する。

・海外の軍事施設における性暴力鑑識キットの利用機会を拡大する。

・以下の措置により、軍人のメンタルヘルスサービスへのアクセスを改善する:

〇メンタルヘルス要員の配置水準、診察予約の平均待ち時間、遠隔医療サービスの利用可能性、および国防総省のメンタルヘルスサービス改善計画の評価を義務付ける。

〇国防総省に対し、部隊全体における精神保健ニーズの絶え間ない変化に対応するため、人工知能の開発と導入を優先するよう指示する。

〇サイバー任務部隊の特有のニーズに対応するため、メンタルヘルスサービスを拡充する。

・軍務特有の医療問題に対処するため、以下の研究を実施する必要がある:

〇特殊部隊コミュニティにおける長期的な健康影響に関する研究。

〇軍用回転翼機乗組員における癌発生率に関する研究。

〇高速機動、カタパルト発射、および/または脳に有害な可能性のあるその他の反復動作に曝露された現役パイロットにおける外傷性脳損傷に関する報告書。

〇戦闘用遠隔操縦航空機運用が心理的効果と精神的健康に及ぼす影響に関する研究。

・軍事歯科治療施設の認定に関する研究が必要である。》

「米国と最も緊密な同盟国間の軍事医療協力、免許制度、相互運用性を拡大する。米国とその最も親密な同盟国間の軍事医療協力、免許制度、相互運用性を拡大する」というのは、日本の医者、自衛隊病院などとの協力、医師免許の相互運用性の拡大によって日本周辺での軍人の負傷者たちの医療を充実させようという趣旨だ。

また、大国との戦争になれば、戦死者や行方不明者が出ることになるが、そうした点についても以下のよう明記されている。

《戦没者の遺骨返還と軍事史の保存

・戦争省の権限拡大と資金増額により、米軍捕虜・行方不明者(POW/MIA)の遺骨調査・返還活動を強化。

・戦時中に行方不明となった米国政府職員の集中登録簿を創設する。

・アーリントン国立墓地内の軍牧師記念碑の更新及び継続的な保存を許可する。》

 

以上のようにトランプ政権も連邦議会も戦争準備を本格化させつつあるのだ。

2027年台湾危機説をめぐってあれこれと議論になっているが、予算は国家の意思であり、その予算を見る限り、トランプ政権も連邦議会も大国との戦争準備に向けた国防予算を昨年、成立されたという事実を軽んじるべきではない。

 

 

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≪大好評セミナー≫

 

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。

価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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当日は小川清史研究員から「ポリ・ミリドクトリン朝鮮半島」についてお話を伺いました。

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当日は小川清史研究員から「ポリ・ミリドクトリン朝鮮半島」についてお話を伺いました。

以下に情勢分析研究会のレジメの見出しをご紹介いたします。

 

「ポリ・ミリドクトリン朝鮮半島」

1. 朝鮮半島の軍事力 北朝鮮司令部、国連、米韓連合、在韓米軍

2.朝鮮半島の軍事力 戦力比較 北朝鮮、韓国、在韓米軍

3.北朝鮮の保有・開発弾道ミサイル

4.北朝鮮の弾道ミサイルの射程

5.国連安保理決議と制裁

6.北朝鮮の保有・開発弾道ミサイル

7.2024年6月署名、12月発行 露朝包括的戦略的パートナーシップ

 

救国シンクタンクでは情勢分析研究会の分析を通じて

政策の「提言、普及、実現」に努めてまいります。

 

(文責:事務局)

 

 

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・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

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本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

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小川清史メルマガ第71回「日本は世界政策を持っているか」-ポリ・ミリシミュレーション(中国をよむ)-

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/20号 ◆◆

 

前回のメルマガでは、米国のイラン攻撃について「米国が地上戦闘に突入し、泥沼化する」との報道や意見に対して、軍事的な兆候から判断するのではなく、国家意思から判断するべきと述べました。そのためには、米国とイスラエルが設定した4つの目標を出発点とし、目標達成の軍事手段を分析することでした。そして米国による地上戦闘はありえないと述べました。

 

今回は、中国による台湾統一が2027年までに実現できない場合に習近平主席は失脚し、中国共産党は内部崩壊するとの予測についての反論です。特に台湾研究者の間ではこうした予測が盛んです。そして、習近平主席は自身が失脚したくないために、2027年までには何が何でも台湾へ武力侵攻を行うであろう、と予測しています。2027年とは習近平主席の「異例の国家主席3期目」の最終年であり、それまでに結果を残さなければならない期限といわれており、従来までの2期10年であった国家主席任期のルールを撤廃したのは習近平主席本人です。

 

日本でもこうした予測が少なからずあります。習近平主席は台湾統一の結果を出さなければ、民衆からの自身に対する反対運動が激化するため、2027年には台湾に武力侵攻するとの危機説が盛んに論じられます。

しかし、こうした予測には疑問があります。「中国民衆は本当に台湾統一を強く望んで‥‥

 

 

 

ぜひ、会員向けのメルマガで小川清史研究員の解説をお読みください。

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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小川清史メルマガ第71回「日本は世界政策を持っているか」-ポリ・ミリシミュレーション(中国をよむ)-

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/20号 ◆◆

 

前回のメルマガでは、米国のイラン攻撃について「米国が地上戦闘に突入し、泥沼化する」との報道や意見に対して、軍事的な兆候から判断するのではなく、国家意思から判断するべきと述べました。そのためには、米国とイスラエルが設定した4つの目標を出発点とし、目標達成の軍事手段を分析することでした。そして米国による地上戦闘はありえないと述べました。

 

今回は、中国による台湾統一が2027年までに実現できない場合に習近平主席は失脚し、中国共産党は内部崩壊するとの予測についての反論です。特に台湾研究者の間ではこうした予測が盛んです。そして、習近平主席は自身が失脚したくないために、2027年までには何が何でも台湾へ武力侵攻を行うであろう、と予測しています。2027年とは習近平主席の「異例の国家主席3期目」の最終年であり、それまでに結果を残さなければならない期限といわれており、従来までの2期10年であった国家主席任期のルールを撤廃したのは習近平主席本人です。

 

日本でもこうした予測が少なからずあります。習近平主席は台湾統一の結果を出さなければ、民衆からの自身に対する反対運動が激化するため、2027年には台湾に武力侵攻するとの危機説が盛んに論じられます。

しかし、こうした予測には疑問があります。「中国民衆は本当に台湾統一を強く望んでいるのか」です。そして「2027年までに台湾との統一ができない場合に中国民衆は習近平主席に対して大々的な反対運動を本当に行うのか」です。

この疑問を解説したいと思います。

 

「中国民衆は本当に台湾との統一を強く望んでいるのか」についてですが、分断された国家を統一したいと願うのは、同一民族意識が必要です。

例えば、ベルリンの壁崩壊と民主化運動を主導した市民は、「東西ドイツは本来一つのドイツ民族であり、分断を克服すべき」との意識が強く、統一は「上から」ではなく「民衆自身が成し遂げた」と評価されています。そうした評価の一方で、経済格差・失業・社会保障制度の違いなどから旧東ドイツ地域に旧西ドイツとの格差意識や心の壁が未だに根強く残っているとの指摘があります。そのため、多くのドイツ人は「民族としては同じドイツ人だが、旧東・旧西の両ドイツの間には未だ文化・社会経験に基づく違いがある」との認識が存在しています。同一民族意識が強く存在したにも関わらず、統一後のドイツには民族意識の格差が存在するのです。

台湾と中国の間には強い民族意識があるのでしょうか。しかも統一後には東西ドイツ以上の格差が生まれるのは容易に想像できます。

しかし、そもそも統一のエネルギーとなる民族意識の民族とは何でしょうか。人種、民族という言葉がありますが、人種は自然発生のものであり人為的に変更することは不可能です。民族は人為的なものであり、民族国家(nation state)の中心概念です。その民族国家という現象は17世紀以降の近代ヨーロッパに始まり、19世紀に本格化したといわれています。特に、イギリス革命・アメリカ独立革命・フランス革命以降、18~19世紀のナショナリズムが本格的に高揚した時期に「民族国家」意識が醸成されました。特に、フランス革命によって「主権は国王ではなく国民にある」との国民主権が打ち出され、国民とは民族を基礎とするとの国家像が理論的に確立され始めました。

さらに19世紀後半になると、ドイツやイタリアの統一、バルカン諸国独立などを通じ「民族を単位とする国家をつくる」というナショナリズム運動によって、国民国家(民族国家)の理念が現実の国家建設へと結びつきました。

この国民を形成する民族とは、「共通の文化的特徴と歴史的運命を共有し、我々という帰属意識によって結びついた人間集団」と定義されます。つまり、民族とは国家を形成して運命を共にする「運命共同体」といえるでしょう。

では、中国民衆はこうした意識を台湾に対して保有しているのでしょうか。旧東西ドイツの民衆と同等の同一民族意識があるとは到底思えません。中国共産党支配下の中国は過去に台湾を保有した事実はありません。過去に統一されておりその国家が分断したのであれば、民族的同一意識が潜在意識の奥底にあるかもしれませんが、そういった意識は希薄といえるでしょう。ましてや台湾人は、中国とともに民族国家を形成する意識はほぼ皆無です。つまり、台湾と中国の民衆には民族意識による統一はありえません。中国による力任せの台湾併合しかありえないのです。

つまり、中国民衆には台湾との同一民族としての意識や、運命共同体を形成したいとする情熱はないと考えられます。「中国民衆は本当に台湾との統一を強く望んでいる」ことは、あり得ないと断言できます。中国による政治的プロパガンダにしか過ぎないのです。

 

そのため習近平主席が2027年に台湾統一をしなければ中国民衆の反対に遭うことはあり得ないこととなります。つまり、習近平主席は民衆の反対による失脚を恐れるあまり、何が何でも2027年の就任3期目に結果を出す、つまり台湾統一を果たさなければならないとの動機はほぼ存在しないとえます。2027年台湾危機説は、信憑性が低い説といえます。それと、前提として中国による台湾の武力統一が可能とは到底いえない中国軍の現状も背景にあります。軍事体制としては不十分なままに、あと2年以内に大急ぎで台湾に武力侵攻する理由はあり得ないこととなります。

 

以上から「2027年までに台湾との統一ができない場合に中国民衆は習近平主席に対して大々的な反対運動を行い、習近平主席を失脚させる」はあり得ないのです。よって、2027年台湾危機は起こりえないといえます。

「国家の動きを予測するには国家の意思をよまなければならない」は中国共産党をよむ場合にも適用されます。すなわち、戦略レベルにおいては国家指導者の企図をよむこと、それと国レベルの集団意識をよむことが必要です。ただし、中国の場合は中国共産党が国家を支配しており、その共産党に対して独裁体制を確立した習近平主席の意思を読む必要があります。しかし、習近平主席の意思を読む場合には、今回述べたような「中国民衆は台湾統一を失敗した場合に習近平主席に対して大々的な反対運動を行い、同主席を失脚に追い込む」といった感覚だけで捉えた予測では、その予測は大きく外れることとなるでしょう。また、「中国は軍事力を急激に増強しているので、その軍事力を使って近い将来に台湾に武力侵攻をするに違いない」といった兆候だけから推測することも予測を誤ることとなります。

繰り返しますが、中国をみるときに、習近平主席の個人意思を感覚的に推測することは間違える元となるのです。前提となる中国民衆の意思をみなければならないのです。

 

ポリ・ミリ戦略(ドクトリン)とは、政治レベルが適切な目的を設定すること、及び戦争設計を具体化し妥当な軍事作戦へと具体化できる政治命令が必要条件です。相手国をよむ場合にも同じような思考過程で予測することが必要となります。国家の行動を予測するには政治レベルや民衆の総意などから考えるといった「ポリ・ミリ戦略」への習熟が極めて重要です。

 

 

 

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【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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小野田 治【 救国シンクタンクメルマガ寄稿 #35】米空軍F-15Eストライク・イーグルの撃墜と戦闘捜索救難

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/19号 ◆◆

 

4月3日、ペルシャ湾の北東約400㎞、テヘランの南方約400kmのイラン内で米空軍のF-15Eストライク・イーグルが撃墜されました。低高度を飛行中に敵の携帯地対空ミサイル(MANPADS)が命中したものとみられています。航空優勢を獲得したはずの米軍戦闘機がイラン領内で撃墜されたことに衝撃が走りました。

 

使用された地対空ミサイルは中国のQWシリーズをベースにした肩打ち式の赤外線誘導でイラン国産の「ミサグ(Misagh)」シリーズとみられていますが、2023年に導入された車載の赤外線誘導地対空ミサイルの「マジド(Majid)」の可能性も指摘されています。ミサグは目標の高度が5km以下で射程が6kmほど、マジドは高度6km以下で射程は8㎞ほどだとされています。F-15Eは15,000フィート(約4,500m)を飛行していたといいます。

 

戦闘捜索救難の始動

 

米中央軍は直ちに「戦闘捜索救難(CSAR: Combat Search And Rescue)」を開始しました。21機の軍用機が白昼堂々7時間にわたって敵の空域に侵入し救難活動を行いました。救難機HH-60Wヘリコプターは至近距離から銃撃を受けながら前席の操縦士(コールサイン:DUDE 44 Alpha)を無事収容しましたが、後席(コールサイン:DUDE 44 Bravo)の兵器管制官(WSO: Weapon System Officer)は発見できず行方不明となりました。

 

トランプ大統領によれば、行方不明の後席士官は空軍大佐だといいます。だとすれば兵器管制官ではなく攻撃部隊の指揮官であるかもしれず、重要な情報を保持している可能性があります。

 

後席士官は、敵からの発見を避け自軍との連絡を確保するために、かなりの出血に耐えながら山岳地帯の崖をよじ登り、標高約2,100m(7,000フィート)の尾根の岩の裂け目に隠れて断続的な通信を行って救助を待ちました。

 

航空機の搭乗員は敵地で緊急脱出した際の行動要領について厳しい訓練を受けています。ライフジャケットに装備されている救急医療品の使用、救命無線機のビーコンや通話の要領、サバイバルキットの使用方法などはもちろんのこと、600ページに及ぶ空軍兵共通の「生存、潜伏、抵抗、脱出(SERE: Survival, Evasion, Resistance, Escape)」マニュアルの訓練が義務付けられています(参考までにマニュアルは以下で公開されています:https://static.e-publishing.af.mil/production/1/af_a3/publication/afh10-644/afh10-644.pdf)。

 

搭乗員が装備している救命無線機は、CSEL(Combat Survivor Evader Locator)と呼ばれ、安全な通信のために複数の衛星リンクを利用できるモジュール式の通信アーキテクチャを採用し、敵に傍受される確率の低いバースト通信で簡潔なメッセージを送信できます。救出部隊が接近すると通常の音声通信に切り替えることができます。

 

行方不明搭乗員の発見と救出

 

後席士官の正確な潜伏場所を特定したのはCIAでした。秘密工作に用いられるヒューミントと高度な情報収集技術の両方を活用して潜伏している後席士官の位置を特定したとラトクリフCIA長官は語りました。報道によると・・・・

 

 

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◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

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・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

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・講義と質疑

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※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

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小野田 治【 救国シンクタンクメルマガ寄稿 #35】米空軍F-15Eストライク・イーグルの撃墜と戦闘捜索救難

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/04/19号 ◆◆

 

4月3日、ペルシャ湾の北東約400㎞、テヘランの南方約400kmのイラン内で米空軍のF-15Eストライク・イーグルが撃墜されました。低高度を飛行中に敵の携帯地対空ミサイル(MANPADS)が命中したものとみられています。航空優勢を獲得したはずの米軍戦闘機がイラン領内で撃墜されたことに衝撃が走りました。

 

使用された地対空ミサイルは中国のQWシリーズをベースにした肩打ち式の赤外線誘導でイラン国産の「ミサグ(Misagh)」シリーズとみられていますが、2023年に導入された車載の赤外線誘導地対空ミサイルの「マジド(Majid)」の可能性も指摘されています。ミサグは目標の高度が5km以下で射程が6kmほど、マジドは高度6km以下で射程は8㎞ほどだとされています。F-15Eは15,000フィート(約4,500m)を飛行していたといいます。

 

戦闘捜索救難の始動

 

米中央軍は直ちに「戦闘捜索救難(CSAR: Combat Search And Rescue)」を開始しました。21機の軍用機が白昼堂々7時間にわたって敵の空域に侵入し救難活動を行いました。救難機HH-60Wヘリコプターは至近距離から銃撃を受けながら前席の操縦士(コールサイン:DUDE 44 Alpha)を無事収容しましたが、後席(コールサイン:DUDE 44 Bravo)の兵器管制官(WSO: Weapon System Officer)は発見できず行方不明となりました。

 

トランプ大統領によれば、行方不明の後席士官は空軍大佐だといいます。だとすれば兵器管制官ではなく攻撃部隊の指揮官であるかもしれず、重要な情報を保持している可能性があります。

 

後席士官は、敵からの発見を避け自軍との連絡を確保するために、かなりの出血に耐えながら山岳地帯の崖をよじ登り、標高約2,100m(7,000フィート)の尾根の岩の裂け目に隠れて断続的な通信を行って救助を待ちました。

 

航空機の搭乗員は敵地で緊急脱出した際の行動要領について厳しい訓練を受けています。ライフジャケットに装備されている救急医療品の使用、救命無線機のビーコンや通話の要領、サバイバルキットの使用方法などはもちろんのこと、600ページに及ぶ空軍兵共通の「生存、潜伏、抵抗、脱出(SERE: Survival, Evasion, Resistance, Escape)」マニュアルの訓練が義務付けられています(参考までにマニュアルは以下で公開されています:https://static.e-publishing.af.mil/production/1/af_a3/publication/afh10-644/afh10-644.pdf)。

 

搭乗員が装備している救命無線機は、CSEL(Combat Survivor Evader Locator)と呼ばれ、安全な通信のために複数の衛星リンクを利用できるモジュール式の通信アーキテクチャを採用し、敵に傍受される確率の低いバースト通信で簡潔なメッセージを送信できます。救出部隊が接近すると通常の音声通信に切り替えることができます。

 

行方不明搭乗員の発見と救出

 

後席士官の正確な潜伏場所を特定したのはCIAでした。秘密工作に用いられるヒューミントと高度な情報収集技術の両方を活用して潜伏している後席士官の位置を特定したとラトクリフCIA長官は語りました。報道によると、潜伏位置を発見できたのは人間の心臓の鼓動によって発生する電磁信号を追跡する長距離量子磁気計測装置のデータとAIソフトウェアを組み合わせて発生源の位置を特定するゴースト・マーマー(Ghost Murmur:幽霊のささやき)という技術だといいます。ロッキード・マーティン社の先進開発部門であるスカンクワークスが開発した技術です。現地の荒野は電磁干渉がほとんどなく、夜間には生体と砂漠との温度差が大きいために有効に機能したそうです。

 

後席士官を救助する第2次救難活動には、爆撃機4機、戦闘機64機、空中給油機48機、救援機13機などを含む155機もの航空機が投入され、4月5日未明に無事救出されました。この間、ホワイトハウス、国防総省、中央軍(CENTCOM)は沈黙を保ち、トランプ大統領もSNSでの発信を控えて作戦状況を秘匿しました。

 

4月5日夜、潜伏位置から15kmあまり離れたイスファハン南部の農場を臨時前進基地として、2機のMC-130J空軍特殊作戦機が救難部隊と装備を運び込みました。装備の中には小型ヘリのMH-6リトルバード4機が含まれており、15分ほどで組み立てられ救難部隊を潜伏位置近くに輸送しました。救難部隊は着陸後徒歩で標高2,100メートルの尾根を登攀し、潜伏する後席士官との接触に成功しました。迫ってくるイラン側の捜索隊に対しては上空から攻撃を加えて足止めし、ヘリコプターの駐機場所に移動しました。

 

ところが、前進基地の2機のMC-130が悪天候で湿った砂地に車輪が潜って動けなくなり離陸不能になってしまいました。救難指揮官は直ちに代替の救援機を要請し、より軽量で高速な航空機で特殊作戦任務用に改造した3機の短距離離着陸(STOL)型双発ターボプロップC-295Wによって後席士官と救難部隊全員が離脱に成功しました。作戦間、イスラエルは情報支援を提供し、救出作戦を妨げないように一部の攻撃を延期しました。(筆者注:代替の救援機がHC-130だったという報道もありますが、MC-130同様に砂地に車輪が潜ってしまうリスクを考えればより軽量のC-295Wの方が適切であったと思います)

 

統合参謀本部議長のケイン大将によると、前席操縦士の救難時、撃墜されたF-15Eの搭乗員と交信しつつ救難部隊に迫る敵に対して上空から攻撃を加えていたA-10攻撃機1機が敵の攻撃を受けたといいます。このA-10は戦闘空域を離脱した後にクウェート上空で搭乗員が脱出し無事救助されました。

 

動けなくなった2機のMC-130と4機のMH-6は、鹵獲防止のために爆破処理されました。小型で航続距離が短いMH-6はMC-130に搭載されてきたのでMC-130が飛べなければ脱出できず爆破処理せざるを得ませんでした。このほかに、イラン側は上空から監視偵察を行っていた無人機のMQ-9リーパーを1機、MH-60ブラックホーク2機を撃墜したとして残骸の映像を公表していますが、米側からの発表はありません。

撃墜されたF-15Eの任務は何だったのか

撃墜されたF-15Eは高度5,000m以下の低高度を飛行していたとされています。F-15Eはその名前のとおり対地/対艦攻撃を主な用途とする戦闘機で、前席に操縦士、後席には兵器管制官が搭乗して使用する爆弾やミサイルの設定や誘導を行います。航空優勢下の攻撃任務であれば高度5,000mを飛行するのは自然ですが、筆者が気になるのは後席の搭乗者が高級将校の大佐だったことです。この大佐は誰だったのか、任務は何だったのかという疑問が湧いてきます。

実戦下の危険な任務に指揮官級の大佐クラスが搭乗することは米軍では必ずしも珍しいことではありません。映画の「マーヴェリック」でも主役のトム・クルーズの階級は海軍大佐でした。さらに前述のとおり、緊急脱出時の行動要領について、この大佐は十分な訓練と経験を身に着けているとみられることから戦闘機搭乗経験が豊富な部隊指揮官と考えるのが妥当かもしれません。オープン・ソースの情報からも特別な情報は得られませんでした。

筆者が気になったのは撃墜された地点がイランの中心的な核施設が存在するイスファハン近郊であったことです。それゆえにイラン側の対空警戒が機能していたのではないかと考えられます。昨年6月の「ミッドナイト・ハンマー」作戦でイランの核施設はほとんど破壊あるいは使用不能になりましたが、440㎏の濃縮済ウランの所在は不明です。その所在を突き止めるために米国とイスラエルの情報コミュニティはあらゆる方法で情報収集を行っていますが、F-15Eの任務がこれに関連したものだとすれば、後席に大佐が搭乗していたことも理解できます。これは根拠のない筆者の憶測にすぎません。今後もエビデンスは出てこないのではないかと思います。

イランによる搭乗員捜索と米軍の欺瞞工作

イランは後席士官を捕獲しようと100億トマン(約1000万円)の懸賞金をかけました。捕獲できれば、米国に対する強力な交渉材料となるだけでなく、プロパガンダ上で大きな成果が期待できるからです。イラン革命防衛隊に加えてバシジ民兵、地元当局の部隊を含む要員が多数投入されたと言われています。イラン側は射出座席を犬に嗅がせて捜索を試みましたが成果を得られませんでした。またドローンも使用しましたが、夜間の暗視能力に欠けていたといいます。

 

イランの活動に対してCIAは敵側をかく乱するために「米軍はすでに行方不明者を発見し、地上コンボイで国外へ移送中である」という偽の情報をイラン国内に流す欺瞞工作を行いました。さらに後席士官の潜伏位置判明後は実際の位置から離れた複数の場所に合計9機の飛行機を飛ばしてイラン側の捜索活動を引き付け、搭乗員の救難ビーコンについても複数のおとり信号を発信してイラン側の捜索隊の注意を実際の潜伏場所から逸らしました。

 

前進武装・給油拠点(FARP)

この救難作戦は複雑かつ危険な任務であったことは間違いありません。作戦の最大のポイントは、敵地深くに前進武装・給油拠点(FARP:Forward Arming and Refueling Point))を迅速に設置し維持したことです。2月28日の攻撃作戦開始以前から、特殊作戦部隊はイラン国内の多数の滑走路や簡素な飛行場を事前に調査・研究していたものと考えられます。現地に足を踏み入れていなくても、その場所の画像を入手しツールを使って飛行場の寸法をスケッチし、どのような種類の航空機が着陸できるかを特定していたと考えられます。

今回の任務で特殊作戦部隊が必要としていたのは、MC-130Jを数機着陸させる場所です。当日は雲高が低くヘリコプターでの作戦実施が困難であったためにMC-130にMH-6ヘリを搭載する選択肢が採用されたといいます。結果的には、MC-130は車輪が砂地に潜ってしまい離陸が困難になりました。FARPの選定では、繰り返しの着陸に必要な地盤強度があるのか、降雨によって地盤がどの程度軟弱化するのか評価しなければなりません。イランの厳重な警備状況を考慮すると事前の評価は難しかったと思われます。本作戦では後席士官の潜伏位置から30㎞の場所と20kmの場所の2か所が検討され近い方が選択されたといいます。

地上で活動する特殊部隊にとって作戦上の重要課題の一つは、敵の接近からFARPを守ることです。救難部隊が後席士官を救出する間、FARPを警備するチームは上空をカバーする航空機と連携して現場へ通じるあらゆるルートを監視するとともに、ルート上の道路を通行不能とするためにピンポイントで爆撃を行ったとも伝えられています。

Leave No Man Behind

米軍には「一人も置き去りにはしない(Leave No Man Behind)」という伝統が強く根付いています。戦場で命を落とした仲間の遺体(遺骨)は、どんなに困難な状況であっても必ず回収し家族のもとへ送り届けること、仲間が捕虜になったり行方不明になったりした場合も救出のためにあらゆる努力を尽くすことが不文律になっています。「自分がどうなっても、仲間が必ず連れて帰ってくれる」という信頼感が兵士の士気を支えているのです。

航空機の搭乗員が敵地で墜落するケースは最もシビアな状況です。たった一人を救出するために複数の兵士が犠牲になるリスクが高い場合でも救出作戦は実行されます。それは決して無謀な行動ではなく、周到に準備され計画され訓練されているからこそ実行に移されるのです。トランプ大統領は今回の搭乗員救出作戦を「軍がこれまで試みた中で最大規模かつ最も複雑で最も過酷な戦闘捜索救難任務の一つだった」と述べましたが、歴史に残る救難作戦として後世に語り継がれることでしょう。

米国政府は、世界を敵に回して偉大なるアメリカの衰退を加速している感が否めませんが、米軍が健在で精強であることは大きな希望です。誤った政治の判断によって世界最強の軍が消耗していくことをアメリカ国民が座視することなく、正しい軌道に戻ることを願ってやみません。現在の状況を中国は注視しています。習近平氏は、ナポレオンの格言よろしく「敵が間違いを犯している時には決して邪魔するな」と思っていることでしょう。日本はインド太平洋における最強の同盟国として、自らの防衛力を充実させるとともに、米軍との連携を強化していくことが何より重要です。

 

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救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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今週の情勢分析研究会は、

小川研究員のポリミリ「北朝鮮」でした。

結論から言うと、

向こうから仕掛けてくる環境にはない。

しかし、我々は拉致被害者を奪還が

国家的使命です。

その条件を色々と検討していました。

 

そして結論は、

高市内閣がおそらく最後のチャンス。

仮にアメリカが9.11テロみたいなことをやられた時、

小泉純一郎首相以上のことをやる!

 

そのことはライブでもお話ししました。

 

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911テロ→小泉決断→第七艦隊スタンバイ→拉致被害者帰還——高市・トランプ時代に全員奪還を【倉山満】

https://youtu.be/mEiaZBFoMp8?si=kfAOZ0p1Asi_sxw9

 

我々は常にどうなるかよりもどうするか!

本当にその時になれば

「拉致被害者全員奪還計画」を

高市首相に・・・・

 

 

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結論から言うと、

向こうから仕掛けてくる環境にはない。

しかし、我々は拉致被害者を奪還が

国家的使命です。

その条件を色々と検討していました。

 

そして結論は、

高市内閣がおそらく最後のチャンス。

仮にアメリカが9.11テロみたいなことをやられた時、

小泉純一郎首相以上のことをやる!

 

そのことはライブでもお話ししました。

 

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我々は常にどうなるかよりもどうするか!

本当にその時になれば

「拉致被害者全員奪還計画」を

高市首相に持って行きます。

 

今週のトップニュースは、

皇室です。

15日、1年ぶりに国会の全体会議が開かれました。

多数は政府案に賛成です。

今後の注目点は、

「法案化に際しておかしな条文にならないか」

です。

 

日曜日に研究員所見を出しますので、

難しい話ですが、ご覧ください。

 

さて、今週は

12月4日の第286回研究会で話し合われた内容、

その頃の行動をお知らせしたいと思います。

 

この頃は今の高市内閣が嘘のように、

弱体政権でした。

 

我々は

12月の日銀政策決定会合での利上げと

防衛増税を阻止できるか否かに注目していました。

 

結局、どちらも負けてしまいましたが。

ただ、利上げに日本経済が耐えられたのが幸い。

いったん増税されても、下げることはできます。

一時の小競り合いの敗北に一喜一憂しても仕方ありません。

 

この頃に問題にしていたのは、

政権が皇位継承問題より夫婦別姓粉砕を優先しようとしたこと。

優先順位を激しく間違えています。

ただ、総選挙の勝利で

皇位継承問題は道筋が見え、

たとえ夫婦別姓と同時並行でも耐えられる政権基盤ができました。

 

明るいニュースでは

吉住健一新宿区長が、赤旗の不買を決めたこと。

覚えているでしょうか。

 

【緊急特番】 渦中の新宿区長に訊く!「しんぶん赤旗」購入取りやめはなぜ決断できた? 新宿区長吉住健一 憲政史家倉山満

https://youtu.be/LP9KK7nel_c?si=wmOXQIMRAd9His7u

 

その場のやりっぱなしではなく、

継続して政策に取り組むのがシンクタンク。

 

今後も提言普及実現に邁進します。

 

 

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【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

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監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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(文責:事務局)

救国シンクタンク注目ニュース 2026/04/09~2026/04/15

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 2026/04/17号 ◆◆

 

救国シンクタンクでは、国内外のニュースを倉山塾有志のご協力により集積しています。

集積されたニュースは、小川清史(救国月報編集長)の方針により倉山満所長と内藤陽介研究員がスクリーニングを行い、その中からさらに注目したものを抽出して、研究員がディスカッションを行います。

 

今回は4月16日の研究会(ニュース分析)で取り上げた注目ニュースをご紹介いたします。

なお数字は、別添のExcelのニュース集積表の番号です。

青色(今週のTOP)、緑色(最注目)、黄色(注目)のマーキングには研究員コメントが記載されています。

 

今週のTOPニュース 国内64

64【皇室】

産経新聞 2026/04/15 衆院議長、今国会中の皇室典範改正に意欲 皇族数確保会議が再開、中道に党見解の集約要請      https://www.sankei.com/article/20260415-2SCHRRR7BZOXRGZTCNMTWE4QMM/?fbclid=IwY2xjawRM0AtleHRuA2FlbQIxMABicmlkETE2SXhYTXF0SmtIRGZVa3pzc3J0YwZhcHBfaWQQMjIyMDM5MTc4ODIwMDg5MgABHtLo8B-w18kbNMKh41KmWBXP2uYDQUBIWyvIG4H9wiMw4u1nummb8e6y08xN_aem_DdI3ArSZfn3bPPtRWPRVyw

【研究員コメント】

今後は、法文の内容に毒を混ぜられないかが重要。要諦は①養子は常例なので典範で恒久化でも可、②皇籍取得は例外中の例外なので本来は特措法でやるべき。典範ならば但し書きしかないが、「一般人の男が皇族になれる」などとする条文であってはならない。旧皇族は特別な御由緒がある例外中の例外的存在。⓷女性皇族が一般人と結婚後も皇族の身分を保持するのは先例がある。選択肢を増やす書き方をすればいい。これも典範本文に恒久化で問題ない。最も大事なのは、パンピーの男を皇族にしないこと。(倉山)

 

 

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(文責:事務局)

 

 

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《大好評》

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。

価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

https://amzn.asia/d/90gTWek

 

翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

www.amazon.co.jp/dp/4434328867

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

https://amzn.asia/d/1MNqqko

救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

https://amzn.asia/d/d8WzmOf

救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

https://amzn.to/3J6Wh0Y

いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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(文責:事務局)

救国シンクタンク注目ニュース 2026/04/09~2026/04/15

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 2026/04/17号 ◆◆

 

救国シンクタンクでは、国内外のニュースを倉山塾有志のご協力により集積しています。

集積されたニュースは、小川清史(救国月報編集長)の方針により倉山満所長と内藤陽介研究員がスクリーニングを行い、その中からさらに注目したものを抽出して、研究員がディスカッションを行います。

 

今回は4月16日の研究会(ニュース分析)で取り上げた注目ニュースをご紹介いたします。

なお数字は、別添のExcelのニュース集積表の番号です。

青色(今週のTOP)、緑色(最注目)、黄色(注目)のマーキングには研究員コメントが記載されています。

 

今週のTOPニュース 国内64

64【皇室】

産経新聞 2026/04/15 衆院議長、今国会中の皇室典範改正に意欲 皇族数確保会議が再開、中道に党見解の集約要請      https://www.sankei.com/article/20260415-2SCHRRR7BZOXRGZTCNMTWE4QMM/?fbclid=IwY2xjawRM0AtleHRuA2FlbQIxMABicmlkETE2SXhYTXF0SmtIRGZVa3pzc3J0YwZhcHBfaWQQMjIyMDM5MTc4ODIwMDg5MgABHtLo8B-w18kbNMKh41KmWBXP2uYDQUBIWyvIG4H9wiMw4u1nummb8e6y08xN_aem_DdI3ArSZfn3bPPtRWPRVyw

【研究員コメント】

今後は、法文の内容に毒を混ぜられないかが重要。要諦は①養子は常例なので典範で恒久化でも可、②皇籍取得は例外中の例外なので本来は特措法でやるべき。典範ならば但し書きしかないが、「一般人の男が皇族になれる」などとする条文であってはならない。旧皇族は特別な御由緒がある例外中の例外的存在。⓷女性皇族が一般人と結婚後も皇族の身分を保持するのは先例がある。選択肢を増やす書き方をすればいい。これも典範本文に恒久化で問題ない。最も大事なのは、パンピーの男を皇族にしないこと。(倉山)

 

 

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以下、研究員コメント(青色、緑色、黄色のマーキング記事)を記載いたします。

 

[国内]

1【エネルギー他】

産経新聞 2026/04/09 石油20日分追加放出検討 国家備蓄、5月にも ホルムズ海峡封鎖で輸送の混乱長期化備え          https://www.sankei.com/article/20260409-A2IMEXAILNKKDJW4V55MKUZRDU/

【研究員コメント】

“高市総理のリーダーシップによって国家備蓄の石油を世界に先駆けて放出した。石油が不足する可能性の中、高市政権は産業界に対して節約を呼び掛けていない。経済活動は平常通りに行うことを推奨している。 過去に石油ショックを乗り越えた日本として石油を備蓄してきた成果を大いに活かしている。(小川)”

 

5【安全保障】

共同通信 2026/04/10 【独自】南極船運用、海上自衛隊が撤退へ 安保環境変化で任務増、人員不足      https://www.47news.jp/14134409.html

【研究員コメント】

南極観測船の運航責任から海上自衛隊が撤退するとのことである。理由は任務増加と人員不足である。そもそも自衛隊でなくても出来ることを経費節約可能などの背景として、自衛隊が実施してきた。自衛隊による災害派遣なども本来の責任者である地方自治体の長が地元消防団などの育成強化などの対策をとらなかったことが背景にある。また、各種の行事支援なども地元の商工会議所などを中心に若者の参画を呼び込むなどの活動が不十分なまま自衛隊に毎年のように依頼してきたことが継続して、さらに行事を年々拡大することで更なる負担が増えてきた。本来任務に自衛隊が専念でき、そのための訓練時間を確保できるように関係機関が取り組むべきである。これは自衛隊のみでは解決できない。(小川)

 

8【安全保障】

産経新聞 2026/04/11 国家情報会議創設法案、本格論戦始まる 中道・長妻氏も一定の理解、対決法案の色薄れ             https://www.sankei.com/article/20260410-VUSXZO5JGZOJRKCK7JNL6LOK6Y/

【研究員コメント】

“共産党以外は国家情報会議創設法案に賛成だろうとの記事である。現状の安全保障環境において、必要な情報が確保も分析もできない状況で、日本がインテリジェンス能力を強化することは必要不可欠であるとの認識が共有されているようである。

反対する共産党は、「情報機関による市民監視や人権侵害についての様々な危惧や懸念の声がある。今回の法案はそういう体制を強化するものである」と反対している。しかし、この主張は国民監視のために情報機関が創設されるかのように誤解を拡散させることとなる。そもそも、国家防衛のための情報機関であり、その主対象は外国とその軍隊である。国内に潜入するスパイは対象にするものの、国家に安全保障上の脅威を及ぼさない一般市民は全くの対象外である。あえて共産党が質問するならば、「どうやって善良な市民とスパイとを区分し、そのスパイの活動を防止できるのか」といった必要で建設的なことが期待される。(小川)”

 

9【安全保障】

朝日新聞 2026/04/12 小泉防衛相、再度の米軍射撃訓練に理解求める 富士山麓の首長と会談

https://www.asahi.com/articles/ASV4C3V1PV4CUTPB001M.html

【研究員コメント】

“自衛隊の演習場は民間人の私有地などを借り上げているものが多い。そのために、年間の借料が訓練に参加する隊員一人あたりに換算するとゴルフ代金よりも高いのが相場である。演習場の返還要求と借料の値上げ要求は恒例のように行われている。自衛隊が演習場を返還した場合、代替地確保は極めて困難であるとともに、東富士演習場が民間施設となれば自然環境を保護できる可能性は疑問となる。

実は、自衛隊の演習場であるがために、規律正しく演習場を使用管理することで自然保護にもなっている。演習をする際、樹木伐採禁止、陣地の埋め戻しでは元の土だけを戻してゴミを入れないなどを徹底している。また、射撃をする地域は厳格に決められており、不発弾発生時の処理も毎回行い、地面が砲弾等によって景観が変わるようなこともほとんどない。こうしたことから、富士山の裾野に大きく広がる東富士演習で富士山の景観が維持される一助となっている。(小川)”

 

10【安全保障】

産経新聞 2026/04/13 沖縄・与那国町長がミサイル部隊配備を容認「異を唱えないことに」 小泉防衛相に伝達             https://www.sankei.com/article/20260413-ZV5YTGIHA5NTFMV2DSUJDNMWSY/

【研究員コメント】

“現与那国町長は、前町長とは異なり自衛隊とはやや距離がある。ミサイルの追加配備等に関して、否定的な意見を表明していた。しかし、今回は中SAM配備には「異を唱えない」と小泉防衛大臣に防衛省にて伝達している。

沖縄の各島は保守と革新の勢力が均衡しているものの、陸上自衛隊が与那国島に配備されたことで保守層が有利になっていたところ、現在の町長が就任し自衛隊充実に反対してきた。ただ、中SAMは防空体制を充実させる装備であり、与那国島の住民の生命をより安全にするものである。中国による台湾周辺へのミサイル射撃訓練が反復されるなど、現実の脅威が迫っており、現在の町長が現実的な選択をした。(小川)”

 

12【安全保障】

日経新聞 2026/04/13 高市首相「ホルムズ海峡の安定急務」 仲介国のパキスタン首相と電話

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA136QJ0T10C26A4000000/

【研究員コメント】

“ホルムズ海峡が実際上封鎖されている状況に対して、現状中立的立場にある日本の首相が国際公共財としてのホルムズ海峡の価値を仲介国であるパキスタンに訴えた。日本の意思を早期に発信することは、過去の外交とは異なり評価される。

しかし、日本が中東地域の秩序構築に対していかなる寄与をするかは未だ見えていない。日本が保有する組織で中東地域の秩序構築に寄与できるのは自衛隊である。民間団体による支援や経済的な支援はあるものの、日本の国家が関与する寄与となると自衛隊しかない。

我が国にとって死活的な地域に対して、自衛隊を迅速に派遣することができないのが現状である。自衛隊の法的位置付け及び憲法改正で目指している日本の将来像を明らかにするべきである。(小川)”

 

15【安全保障】

読売新聞 2026/04/14 自民党大会で陸自隊員が国歌歌唱、小泉防衛相「政治的行為に当たらない」…高市首相「法律的に問題ない」              https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260414-GYT1T00256/

【研究員コメント】

“自民党大会に鶫3当陸曹が国家を斉唱したことを問題視している野党の発言が記事となっている。自衛官が私人として行動しているのであれば、制服ではなく私服であるべと中道改革連合の小川代表が主張している。しかし、これは自衛官服装規則(昭和32年2月6日)第6条「自衛官は、この訓令の定めるところに従い、常時制服を着用しなければならない」と規定されている。そして、ただし書きとして「休暇中・勤務時間外に自衛隊施設外においては制服等を着用しないことができる」とされ、私的時間において着用義務が緩和されている。つまり、本来は制服で常時行動するのである。

新隊員や防衛大学校1年生の私的外出は、制服着用を義務としている。野党はこうした自衛官の服装規則を知らないのだろう。

更に、自民党大会に私人として鶫3当陸曹を参加させたのは演出を企画担当した業者とのことだが、普段でも自民党は勉強会に自衛官を招致して勉強会を行っている。この際の自衛官は当然制服である。鶫3当陸曹を公務で参加させなければ、電車で制服移動することとなるものの、本人にはこうした私費を出しても何ら手当は支給されないはずである。

ちなみに、最近の自衛官はほとんどが戦闘服での勤務である。駐屯地の服装規則等で規定していると思われるが、アフガンなどで戦争中であった米軍が常時戦闘服で勤務していたことをみて、自衛隊が参考にしたと聞いている。(小川)”

 

18【安全保障】

読売新聞 2026/04/15 武器輸出後の管理状況を確認、流出を防止…防衛装備移転3原則を閣議決定へ

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260414-GYT1T00304/

【研究員コメント】

“武器に関しては輸出先の国家に所有権が移行しても、引き続き管理することが可能であり、いや管理しなければならない。輸出先国のために有益な装備として機能することが望ましいものの、第3国に転売等される危険性は常に存在する。

ウクライナに武器を供与した国家は、ウクライナに武器の所有権が移った後も、射撃範囲をウクライナ領土に限定するなど厳しく管理していた。これと同様な仕組みを輸出先において確立しておくべきである。(小川)”

 

19【経済財政】

読売新聞 2026/04/09 消費税減税で税率変更、レジシステム改修に「1年程度要する」とメーカー指摘…国民会議の実務者会議              https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260409-GYT1T00082/

【研究員コメント】

“ドイツ政府は2020年6月3日にVAT引下げ(標準税率19%→16%、軽減税率7%→5%)を発表し、7月1日に施行した。発表から施行まで4週間弱。中小企業団体は事務負担の増大を訴えたが、実際にやり切った。レストラン向けVATも19%→7%へ引き下げ、最終的に2026年から恒久化している。ギリシャやキプロスもコロナ禍で同様の短期実施を行った。

日本の「1年」は何なのか。日本の実務者会議でメーカー5社は「受発注、在庫管理、会計、ポイント連携を含め改修に1年」と述べた。だがドイツの大手小売も同種の基幹システムを抱えながら1カ月で対応している。

「ゼロが技術的に特殊」という議論もある。しかしこれはシステム設計の問題であって制度の問題ではない。税率フィールドに「0」を入れられないなら、「0.01%」にするなり非課税フラグを立てるなり回避策はいくらでもある。

各国がVAT引下げを数週間で実施したことは、「レジ改修に1年」が技術的制約ではなく政治的意思の問題であることを意味している。(金子)”

 

31【経済財政】

日経新聞 2026/04/10 片山財務相、各省に効果低い施策の見直し要請 予算要求の段階で

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA101A20Q6A410C2000000/?n_cid=dsapp_share_ios

【研究員コメント】

なにかと評判の悪い企業向けの租税特別措置と補助金であるが、カットした分を他の予算に振り分けるなら国全体の需要は減らないが、単にカットするだけなら、今の需要不足の経済情勢ではマイナスの効果が大きいことを忘れてはならない。(金子)

 

34【経済財政】

共同通信 2026/04/14 政府内で消費減税「1%案」浮上 レジ改修の期間短縮

https://news.jp/i/1416696102984401801?c=39550187727945729

【研究員コメント】

消費税率を0パーセントにしなければレジの改修対応は1か月間で可能。(渡瀬)

 

36【経済財政】

朝日新聞 2026/04/14 複数年度予算、経団連が提言 「投資牽引型経済を」

https://www.asahi.com/articles/DA3S16443121.html

【研究員コメント】

“経団連が4月14日に公表した提言を読んだ。「独立財政機関の設置」が目玉とされているが、これは要するに、政治から独立した機関に予算の「査定」をやらせようという話である。一見もっともらしいが、本質は単純な歳出カットの自動装置を作ることにほかならない。

かつて経団連会長は「財界総理」と呼ばれ、日本経済全体を見渡す構想力が期待された。石坂泰三、土光敏夫の時代には、経済界の利益だけでなく、国民生活の底上げや産業構造の転換にまで踏み込んだ提言があった。今の経団連にそうした気概があるか。

独立財政機関が機能している国には共通点がある。財政の「分析」と「透明化」に徹し、予算編成そのものには口を出さない、という建付けである。ところが経団連の提言を読むと、社会保障費の抑制と財政健全化目標の順守を「独立した立場」で監視させたいという意図が透けて見える。これは分析機関ではなく、緊縮の番人である。

問題の核心はこうだ。現在の日本経済に必要なのは、コストプッシュ型の物価高に苦しむ家計への支援であり、社会保障の削減ではない。中東情勢で原油は90ドル超、WTI原油の高騰がガソリン・食料品価格を押し上げている。この局面で独立財政機関を通じて予算を機械的にカットすれば、打撃を受けるのは国民生活である。

経団連が本当に「成長と分配の好循環」を目指すのであれば、法人税減税の恒久化ではなく、消費税の引き下げを正面から主張すべきである。社会保険料の負担軽減を訴えながら、その財源として消費増税まで視野に入れるのは、企業の社会保険料負担を国民の消費税負担に付け替える構図にすぎない。(金子)”

 

37【経済財政】

朝日新聞 2026/04/14 植田・日銀総裁、利上げ言及せず 中東情勢「今後の動向に注意」

https://www.asahi.com/articles/DA3S16443150.html

【研究員コメント】

日銀が利上げに慎重であることは株式市場にとっては支援材料であるが、本質的な問題は別にある。現在の物価上昇の主因はエネルギー・食料品という典型的なコストプッシュであり、利上げで抑制すべき需要超過型のインフレではない。この局面で利上げに動けば企業収益と家計を圧迫するだけであり、植田総裁の慎重姿勢は正しい判断である。(金子)

 

38【経済財政】

共同通信 2026/04/15 消費税ゼロなら地方は2兆円減収 社会保障経費懸念、財源確保は?

https://news.jp/i/1417089070974878210?c=39550187727945729

【研究員コメント】

飲食料品ゼロ税率でこのパイプが細くなるなら、中央政府が交付金・臨時特例交付金などで同額を手当てすればよい。これは技術的に何も難しくない。過去にもさまざまな減税時に地方特例交付金で調整してきた実績がある。問題は、「地方の減収」を理由にして飲食料品の消費税ゼロそのものを阻止しようとする議論の構図にある。地方自治体の財政についてはzero-sumで考える必要はない。消費税の減税によって国全体の税収が減ることと、その減収分を国と地方でどう分担するかは、全く別の論点である。前者はマクロ経済政策の判断であり、後者は政府間財政調整の技術的問題に過ぎない。(金子)

 

40【経済財政】

2026年4/09(木)~4/15(水) にかけて、ドル円相場は158.57 円から158.82 円へと推移。

【研究員コメント】

“【米国・トランプ政権・中東情勢】

4月9日、米・イランの2週間停戦合意(4月7日成立)を受けて原油は急落し、NYダウは1325ドル高と大幅に反発した。しかし4月11日にイスラマバードで開催された1979年以来最高レベルの直接協議は翌12日に決裂し、バンス副大統領は合意に至らなかったと宣言した。その後4月14日には停戦期限前の再協議に向け数日内の会合開催が調整されていると報じられ、トランプ大統領も2日以内に協議再開と言及した。この交渉の成否をめぐる振幅が「有事のドル買い」の巻き戻しと再燃を繰り返し、ドル円は159円台半ばから158円台半ばまでレンジ内で推移した。WTI原油は90ドル超の高止まりが続いており、日本の交易条件悪化を通じた円売り圧力は根強い。

【米国の統計データ】

4月10日発表の米3月CPIは前年比3.3%と予想(3.4%)を下回った。ただし前月比では2022年6月以来の大幅上昇であり、イランとの戦争によるガソリン価格急騰が背景にある。4月14日発表の米3月PPIも前年比4.0%と予想(4.6%)を大幅に下回り、コアPPIも予想以下にとどまった。ヘッドラインの上昇はエネルギー起因のコストプッシュであり、コア指標の落ち着きはFRBの年内利下げ期待を徐々に復活させている。経済学的には、コストプッシュ型インフレに対して利上げで対応すれば実体経済を不必要に毀損するだけであり、FRBもその判断の難しさに直面している構図である。

【日銀関係者の発言】

4月13日、植田日銀総裁は信託大会の挨拶文で、中東情勢に伴う原油高について「交易条件の悪化を通じて景気を下押しする要因となる」との認識を示し、長期化した場合のサプライチェーンへの影響にも懸念を表明した。金融政策運営については中東情勢の行方を注視し、経済・物価見通しの実現確度やリスクを点検していくと述べるにとどまり、4月利上げ予想は後退した。日銀が利上げに慎重姿勢を示したことは日米金利差の維持を意味し、円安方向の地合いを支えている。

【総括】

結局、ドル円が158円台で膠着したのは、中東の停戦交渉をめぐる期待と失望が交互に作用し、方向感が出なかったためである。米CPIのヘッドライン上昇は原油高というコストプッシュ要因が主因であり、コア指標は抑制的だった。この構造はFRBの利下げを遅らせこそすれ、追加利上げを正当化するものではない。日銀の植田総裁も原油高の景気下押しリスクを認め利上げに慎重な姿勢を維持しており、日米ともに金融政策の方向転換には至っていない。WTI90ドル超の原油高が続く限り、日本の交易条件悪化を通じた円売り圧力は構造的に残る。(金子)”

 

41【経済財政】

2026年4/09(木)~4/15(水) にかけて、日経平均株価は56,199.86 から58,134.24 へと推移。

【研究員コメント】

“【米国・トランプ政権・中東情勢】

4月10日、日経平均は前日比1,028円高の56,924円で引けた。前日の米ハイテク株高に加え、イスラエルがレバノンと直接協議する方針を示し、停戦崩壊懸念が後退したことが背景にある。しかし4月11日にイスラマバードで開催された米イラン直接協議は翌12日に決裂し、バンス副大統領は合意に至らなかったと宣言した。この結果、4月13日の日経平均は421円安の56,502円に反落。国内長期金利が一時2.490%と約29年ぶりの水準まで上昇し、株式のバリュエーション面でも売り圧力がかかった。ところが4月14日には米イランの再協議の可能性が報じられ、日経平均は1,374円高の57,877円と大幅に反発した。ただし買いの主体は海外短期筋で実需の回復にはまだ遠い状態である。4月15日は米ハイテク株高を引き継ぎ一時700円超上昇したが、ASMLの決算内容を嫌気した半導体株の売りとポジション調整で上げ幅を縮小し、終値は256円高の58,134円にとどまった。

【米国の統計データ】

4月10日発表の米3月CPIは前年比3.3%と予想(3.4%)を下回り、4月14日発表の米3月PPIも前年比4.0%と予想(4.6%)を大幅に下回った。ヘッドラインの上昇はイラン戦争に起因するエネルギー価格急騰というコストプッシュ要因が主因であり、コア指標が抑制的であったことは、FRBの追加利上げリスクを後退させ、株式市場にとってはポジティブに作用した。コストプッシュ型インフレに利上げで対応しても実体経済を毀損するだけであり、マーケットはその合理的判断をFRBも共有するとの期待を持ち始めている。

【日銀関係者の発言】

4月13日、植田日銀総裁は信託大会の挨拶文(氷見野副総裁代読)で、原油高が「交易条件の悪化を通じて景気を下押しする要因となる」と認め、長期化した場合のサプライチェーンへの影響にも懸念を示した。金融政策運営は中東情勢の行方を注視し見通しの実現確度やリスクを点検していくと述べるにとどまり、4月利上げ予想は後退した。日銀が利上げに慎重であることは株式市場にとっては支援材料であるが、本質的な問題は別にある。現在の物価上昇の主因はエネルギー・食料品という典型的なコストプッシュであり、利上げで抑制すべき需要超過型のインフレではない。この局面で利上げに動けば企業収益と家計を圧迫するだけであり、植田総裁の慎重姿勢は正しい判断である。

【総括】

日経平均が約1,934円上昇した最大の要因は、米イラン停戦交渉をめぐる期待の振幅に海外短期筋が先物主導で反応した結果である。ファーストリテイリングの業績上方修正やSOX指数の連日最高値更新といった個別材料も加わり、値がさ株・半導体関連に資金が集中した。ただしTOPIXの上昇率は日経平均の3分の1程度にとどまる日もあり、市場全体の実需回復には至っていない。中東リスクが後退すれば原油安を通じて日本企業の交易条件改善に直結するため株価にはプラスだが、交渉は依然として不透明であり、ヘッドライン一つで数百円単位の振幅が生じる脆弱な相場構造であることを認識しておく必要がある。(金子)”

 

45【皇室】

毎日新聞 2026/04/09 中道、女性皇族の「夫と子」への身分付与で意見割れ 議員アンケ

https://mainichi.jp/articles/20260409/k00/00m/010/309000c?fbclid=IwY2xjawRF3qRleHRuA2FlbQIxMABicmlkETFqbThsZkx1TVVVaFUyVkVyc3J0YwZhcHBfaWQQMjIyMDM5MTc4ODIwMDg5MgABHpuCbYHFX_bYitPfFuSQilmUxIur-cRtAZu4SE7iNyuCORphYuE00Aega3eP_aem_CEesIQAXsbhK4-pKyYgbrA

【研究員コメント】

常識論だが、中道、立民、公明で統一意見を作ろうとしたら、どんな問題でもまとまらない。こと皇室の話に関し、公明党は自分たちが与党の時に作った案なので、賛成。参議院立憲はリベラル系一色なので、野田佳彦氏の議論を後押しするような格好。問題は中道本体。取りまとめ責任者は笠議員だが、国対のベテランなので手法は安心できる。毎日は「割れる」としているが、実際は政府案支持が多数派。政府案不支持は国会で少数派だけでなく、中道内でも少数派の事実が示された。1か月の期限を切ってまとめるとのことだが、ちょうどよい時間間隔なのでは?(倉山)

 

46【皇室】

FNN 2026/04/09 みらい・安野党首、女系天皇「前例がない。極めて慎重に議論すべき」 憲法に自衛隊明記「すべき」個人的見解として表明              https://www.fnn.jp/articles/-/1027779?fbclid=IwY2xjawRF32NleHRuA2FlbQIxMABicmlkETFqbThsZkx1TVVVaFUyVkVyc3J0YwZhcHBfaWQQMjIyMDM5MTc4ODIwMDg5MgABHpuCbYHFX_bYitPfFuSQilmUxIur-cRtAZu4SE7iNyuCORphYuE00Aega3eP_aem_CEesIQAXsbhK4-pKyYgbrA#google_vignette

【研究員コメント】

選挙中はどうなるかと思ったが、党としての公式意見は立派。先例の重要性を軸にしている。(倉山)

 

64【皇室】

産経新聞 2026/04/15 衆院議長、今国会中の皇室典範改正に意欲 皇族数確保会議が再開、中道に党見解の集約要請      https://www.sankei.com/article/20260415-2SCHRRR7BZOXRGZTCNMTWE4QMM/?fbclid=IwY2xjawRM0AtleHRuA2FlbQIxMABicmlkETE2SXhYTXF0SmtIRGZVa3pzc3J0YwZhcHBfaWQQMjIyMDM5MTc4ODIwMDg5MgABHtLo8B-w18kbNMKh41KmWBXP2uYDQUBIWyvIG4H9wiMw4u1nummb8e6y08xN_aem_DdI3ArSZfn3bPPtRWPRVyw

【研究員コメント】

今後は、法文の内容に毒を混ぜられないかが重要。要諦は①養子は常例なので典範で恒久化でも可、②皇籍取得は例外中の例外なので本来は特措法でやるべき。典範ならば但し書きしかないが、「一般人の男が皇族になれる」などとする条文であってはならない。旧皇族は特別な御由緒がある例外中の例外的存在。⓷女性皇族が一般人と結婚後も皇族の身分を保持するのは先例がある。選択肢を増やす書き方をすればいい。これも典範本文に恒久化で問題ない。最も大事なのは、パンピーの男を皇族にしないこと。(倉山)

 

77【政策一般】

東京新聞 2026/04/14 高市首相「法律的に問題ない」 自民党大会の自衛官歌唱

https://www.tokyo-np.co.jp/article/481747

【研究員コメント】

制服かどうかを問題にする野党も問題だが、党大会に呼んだ自民党も常識が無い。なぜこの人でなければならないのかの必然性が無い。いらぬ誤解を招く。自衛隊も特定の党に奉仕しているかのような言動は慎むべきだが、自民党にも政府とは自分たちのことであるとの驕りがなかったか。幹部には上がっていなかったとのことだったが、それが本当なら青ざめているはずであるし、木原官房長官も事実上は問題を認めた。また小泉防衛相もSNSから削除。法律違反を問うのは大人げないが、道徳と常識の問題ではある。なお、三曹に責任を負わせて乗り切ろうとした自民党は論外。(倉山)

 

 

[国際]

7【アフリカ】

産経新聞 2026/04/12 西アフリカ・ベナンで大統領選、後継優勢 兵士が25年クーデター未遂

https://www.sankei.com/article/20260412-PJ3NOPDG55K4BFTEWKIPPHKQGA/

【研究員コメント】

ロシアとはある程度距離を置き、西側協調路線を取るタロン政権の後継者が勝利というのは、まずは安心要因か。周辺のクーデタ―3兄弟が抑止しきれないイスラム過激派の防波堤として機能させられるよう、今後は従来以上に西側のテコ入れが必要。(内藤)

 

15【欧州】

日経新聞 2026/04/13 ハンガリーで16年ぶり政権交代、オルバン与党敗北 EUと関係修復へ

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR122H40S6A410C2000000/

【研究員コメント】

今回の選挙は保守系の中での新旧世代交代の側面が強く、いままでの反オルバン野党だった左派・リベラル勢力が壊滅的な敗北を喫して、事実上、政治勢力としては消滅したに等しいというのが一つのポイント。そのうえで、ロシアから安いエネルギーを調達して国民にばらまく政策がいよいよ維持できなくなり、破綻したということで、ティサの新政権はEUに凍結されている補助金を回復することで、立て直しの財源にする方向性。なお、オルバンは反EUではあるが、必ずしも親露派とは言い切れない面があり、同じく保守系のティサも補助金問題が解決されてしまえば、必ずしも親EU(と思われている)路線を継続するかどうかは不透明(内藤)

 

17【欧州】

朝日新聞 2026/04/14 伊メローニ首相、イスラエルとの防衛協定の自動更新を停止 現地報道

https://www.asahi.com/articles/ASV4G3PH4V4GUHBI029M.html?iref=pc_ss_date_article

【研究員コメント】

1985年のアキレ・ラウロ号事件以来、イタリアは安全保障面でイスラエルと緊密な関係を築いていたが、ガザ紛争最中の2024年10月10日、イスラエル軍が南レバノンの国連レバノン暫定軍の拠点3カ所を攻撃した際、その中に、イタリア派遣部隊の責任地域にあるUNP 1-31基地も含まれていたのを機に、隙間風が吹き始めていた。特に、2026年1月27日、イスラエル国防軍の予備役兵が、エルサレムのイタリア領事館に勤務する私服のカラビニエリ(国家憲兵)警備員2名を拘束する事件が発生。その際、警備員は私服ではあるものの外交官バッジを着用していたことから、イタリア国民のイスラエルに対する感情は悪化。現在、イスラエルによるレバノン攻撃で多数の民間人犠牲者が出ていることについても世論の批判が強く、イスラエル軍が今月、レバノンで国連レバノン暫定軍に参加するイタリア軍車両に警告射撃したことが最後の一押しとなった格好。(内藤)

 

20【欧州】

日経新聞 2026/04/14 ハンガリー次期首相、ロシアは「脅威」 親ロのオルバン路線から転換

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR13AZN0T10C26A4000000/?n_cid=dsapp_share_ios

【研究員コメント】

補助金の凍結を解除してもらうためなら、なんだって言う(内藤)

 

34【中東】

共同通信 2026/04/11 イラン弾道ミサイル数千発保有か 米当局分析、発射台も

https://news.jp/i/1415554078199939402?c=39550187727945729

【研究員コメント】

“F-15Eのパイロットの救出作戦においては、航空機に加えてイラン地域内には特殊部隊要員など地上要員が参加していた。こうした要員は、そもそも情報収集と目標評定などを任務としてイラン国内に派遣されているだろう。そうした要員からの情報も組み合わせて、イランの弾道ミサイルの残存状況を類推していると思われる。

当然にイランは全てを撃ち尽くすことなく温存し、米軍やイスラエル軍から評定されないように隠しているミサイルが多数残っていると思われる。本当に根絶やしにされれば、米国との協議や停戦後のイラン国内鎮圧にも影響が出る。

それに加えて、北朝鮮、中国、ロシアから兵器が流入しているとの情報もある。よって、イラン国内にある程度のミサイルが残存している可能性は高い。

しかしながら、イラン革命防衛隊の司令部機能、指揮通信機能、情報機能はかなりの被害を受けており、組織的に行動する能力は相当程度低下しており、小グループごとの単独の戦闘にならざるをえない。ミサイルが多数残存しているからといって、イランが2月28日以前と同じ程度の軍事力まで回復するのは数年は必要とするだろう。(小川)”

 

35【中東】

読売新聞 2026/04/11 米イラン「イスラマバード会談」、仲介キーマンはパキスタン軍トップ…トランプ氏「お気に入りの元帥」              https://www.yomiuri.co.jp/world/20260411-GYT1T00205/

【研究員コメント】

ムニールはたしかに有能だが、彼とパキスタンの実力では独自の仲介は無理。黒子としてのカタールの存在に言及できない記者というのは、どこに目をつけているのか大いに疑問(内藤)

 

39【中東】

日経新聞 2026/04/12 米イラン協議、20時間超も合意に至らず 核開発やホルムズ海峡で相違

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR120SE0S6A410C2000000/

【研究員コメント】

わずか20時間で交渉が完全妥結になると考えていた方がおかしい。なお、帰国の理由として、イランの制度上、最高指導者の決裁を仰がねばならないことが挙げられていたが、モジュタバが現在の健康状態で本当に判断を下せるかどうかは疑問。交渉妥結の判断(ホメイニ風に言えば「毒杯を飲む」)と引き換えに、モジュタバは引退し、6月のアーシュラ―に向けて新体制に向けた下準備が始まる可能性もあるのでは(内藤)

 

41【中東】

毎日新聞 2026/04/12 パキスタン、サウジアラビアに戦闘機派遣 防衛強化を支援か

https://mainichi.jp/articles/20260412/k00/00m/030/069000c

【研究員コメント】

パキスタンが米・イランの仲介役のフロントをやっている理由の一つがこれ。重要事項に関わらせると厄介なのだが、無視すると拗ねて邪魔しに来る厄介者のサウジを黙らせるには、サウジが最も苦手とする防衛力を、サウジの子分が献上するというのが丸く収めるコツ。(内藤)

 

43【中東】

日経新聞 2026/04/15 イスラエルとレバノン、ヒズボラ武装解除で一致 攻撃停止巡りずれ

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR14CBU0U6A410C2000000/

【研究員コメント】

“2月28日に開始した米国とイスラエルによるイラン攻撃の最大の軍事目標がイランのテロ支援能力排除である。他の3つの目標である①ミサイル排除、②海軍撃破、③核兵器開発能力排除は、いずれもイラン革命防衛隊の戦力を低下させるものである。この3つの目標を徹底的に追求することで、4つめの目標であるイランのテロ支援能力を低下させ、排除することとなる。

しかしながら、既にテロ組織として成長してしまっているヒズボラ、ハマス、フーシ派、イラク武装勢力、ISなどはイランのテロ支援能力が格段に低下しても、イスラエルを攻撃する能力は急激に低下しない。それがイスラエルにとっての死活的な問題である。そのため、米国はイランとの協議において、レバノンの停戦は協議内容に含まれないとの見解を示した。イスラエルにとっては、ヒズボラ勢力の活動が可視化している現在更に軍事攻撃を継続することは効果大である。

イランとの停戦協議とは別にイスラエルによるレバノン内のヒズボラ勢力撃破のための軍事攻撃は継続する。米国はこれを容認し、イランに承諾させる可能性が高いだろう。(小川)

 

イラン政府としては、すでにヒズボラを見捨てている状態なので、後は革命防衛隊次第。ガリバフが「最高指導者の決裁を仰がねばならない」との理由で一時帰国した背景には、あるいは、この問題が含まれているのかもしれない。(内藤)”

 

54【朝鮮半島】

時事通信 2026/04/09 北朝鮮、クラスター弾を実験 標的を「焦土化」と主張:時事ドットコム

https://www.jiji.com/jc/article?k=2026040900463&g=int

【研究員コメント】

“イランを巡る戦争から北朝鮮はミサイル能力の重要性を再認識したようである。湾岸諸国はイランからのミサイル攻撃に対して防戦するのみである。防戦におけるミサイル破壊確率は100%ではなく、95%前後のようである。湾岸諸国を見る限り専守防衛でのミサイル対処は不十分と言わざるをえない。撃たれる前に相手のミサイルを破壊することが最も安全である。

北朝鮮はイランやロシアに火砲と砲弾を提供しているとの現地からの情報もある。日本は、本気で敵基地攻撃能力、反撃能力を迅速かつ大幅に拡大強化するべきである。(小川)”

 

60【朝鮮半島】

日経新聞 2026/04/15 IAEA事務局長、北朝鮮の核能力「深刻な向上」新濃縮施設を確認

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM157QP0V10C26A4000000/

【研究員コメント】

“北朝鮮の核兵器開発能力が一段と向上しているとのIAEA事務局長の発言である。そもそも2000年代以降、北朝鮮のミサイル開発に伴った発射実験が頻繁となり、核兵器開発の疑惑もあった。疑惑の背後には、北朝鮮による二段階でのNPT脱退表明がある。1回目のNPT脱退表明は1993年であったが、米朝合意で脱退の効力は「停止」した。2回目は2003年1月の脱退宣言であり、「1993年の脱退の効力が自動的かつ即時に回復」と主張したものである。

その後、2010年代後半には米国による北朝鮮攻撃があるのではないかと憶測が流れたが、日本のほとんどの有識者は米国の攻撃には否定的であった。その結果が、北朝鮮による核弾頭搭載ミサイルの開発・保有である。このために、日本人の北朝鮮による拉致問題の解決も困難となった。

一方、イランに対してはその轍を踏まないようにしたのがトランプ大統領である。核弾頭とミサイルとの合体を許さないとの強い意志を軍事攻撃で示した。核兵器を背後に持たない以上、イランは米国との協議に前向きに望まざるを得ない。北朝鮮は、イランと異なり、米国との協議に本気では取り組まず、核開発能力を拡大している。ロシア、中国からの支援も得ており、今から北朝鮮に核兵器を放棄させる労力は並大抵のものではない。しかし、北朝鮮に核兵器を放棄させないままでは、拉致問題解決は極めて困難であり、日本が中国、ロシアを抑止する際に常に懸念となるのが北朝鮮による在日米軍基地、自衛隊関連施設への核攻撃である。

そうした北朝鮮問題解決の一助となるのが、米国のイラン攻撃に対する日本の姿勢である。NPT体制による国際秩序維持を目指す日本は、徹底して核兵器保有に反対するべきである。(小川)”

 

67【米国】

日経新聞 2026/04/12 バンス米副大統領、イランとの協議「合意できず米国に帰る」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1202G0S6A410C2000000/

【研究員コメント】

“イランと米国との停戦(和平)協議が1回で決着することはあり得ない。イランとしては、最大限のプライドを誇示する必要がある。しかし、近い将来、1~2ヶ月以内では合意し、決着するとみられる。イラン革命防衛隊にとって、戦争を長引かせるのはメリットが極めて少ない。ホルムズ海峡封鎖と残存ミサイルを梃子として協議をする以外にイラン側には交渉カードはない。

一方の米国には、圧倒的な軍事力による攻撃という最大級の交渉カードは引き続き有効である。今回の停戦と両国の協議実施で、米国はイランへの軍事攻撃においては泥沼化していないことを立証している。協議が合意するまで、米国側のコントロール下で引き続き外交交渉と軍事行動が行われる。(小川)”

 

 

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《大好評》

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。

価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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横山賢司メルマガ 第36回「厚労省の宗教虐待巡る指針に関する憲法問題と護憲意識」

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン26/04/16号 ◆◆

 

厚労省子ども家庭局長が令和4年12月27日付けで各地方自治体宛に通知した「宗教の信仰等に関係する児童虐待等への対応に関するQ&A」について」において、「理由の如何に関わらず、医療機関の受診を合理的な理由無く認めない行為や、医師が必要と判断する医療行為(手術、投薬、輸血等)を受けさせないこと(輸血を拒否する旨の意思表示カード等を携帯することを強制することを含む。)はネグレクトに該当する。」と明記したことにより、「エホバの証人」という宗教団体が憲法訴訟を提起しました。

明らかに、この通知は統一教会問題が影響して作成されたものであり、それが影響しているのか、その内容も児童保護を理由として宗教活動に対する介入を強化する内容であるといえます。

そして、冒頭で挙げた理由の如何を問わず輸血拒否が児童虐待に該当すると断定した内容については、複数の憲法上の問題が複雑に絡み合う重要な問題が存在しております。

はじめに、エホバの証人という宗教団体は・・・・

 

 

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救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。

価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

www.amazon.co.jp/dp/4434328867

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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(文責:事務局)

横山賢司メルマガ 第36回「厚労省の宗教虐待巡る指針に関する憲法問題と護憲意識」

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン26/04/16号 ◆◆

 

厚労省子ども家庭局長が令和4年12月27日付けで各地方自治体宛に通知した「宗教の信仰等に関係する児童虐待等への対応に関するQ&A」について」において、「理由の如何に関わらず、医療機関の受診を合理的な理由無く認めない行為や、医師が必要と判断する医療行為(手術、投薬、輸血等)を受けさせないこと(輸血を拒否する旨の意思表示カード等を携帯することを強制することを含む。)はネグレクトに該当する。」と明記したことにより、「エホバの証人」という宗教団体が憲法訴訟を提起しました。

明らかに、この通知は統一教会問題が影響して作成されたものであり、それが影響しているのか、その内容も児童保護を理由として宗教活動に対する介入を強化する内容であるといえます。

そして、冒頭で挙げた理由の如何を問わず輸血拒否が児童虐待に該当すると断定した内容については、複数の憲法上の問題が複雑に絡み合う重要な問題が存在しております。

はじめに、エホバの証人という宗教団体は、同団体の教義上の理由から輸血を拒否しています。そのため、同団体の信者も輸血を拒否する意思を有しており、その意思に反して輸血をして救命活動を行った医師に対して宗教上の自己決定権等の侵害を理由に損害賠償を請求する訴訟を提起し、最高裁まで争われることになりました。

その結果、最高裁で「患者が、輸血を受けることは自己の宗教上の信念に反するとして、輸血を伴う医療行為を拒否するとの明確な意思を有している場合、このような意思決定をする権利は、人格権の一内容として尊重されなければならない。」として、本人の輸血拒否の意思を無視して、輸血の可能性があることを説明せずに行われた輸血行為を宗教上の自己決定権の侵害として認めました。

他方で、最高裁は、信教の自由であっても無制限ではなく公共の福祉による規制をうけることも認めており、宗教行為であっても他人の生命、身体等に危害を及ぼすような反社会的なものについては信教の自由の逸脱として憲法に違反しないとしています(最判昭和38年5月15日 加持祈祷事件)。

ただし、宗教行為については「憲法の保障する精神的自由の一つとしての信教の自由の重要性に思いを致し、憲法がそのような規制を許容するものであるかどうかを慎重に吟味しなければならない。」(最判平成8年1月30日オウム真理教解散命令事件)と判示して、規制には慎重な判断を求めるとしております。

それでは、子供の輸血拒否という親の判断は、憲法上のどのような行為をうけるのでしょうか。

子供の輸血拒否については、親が子供に対して自己の信仰する宗教に基づく教育を与えるという意味で、憲法26条から導かれる親の教育の自由という問題が大きく関わってきます。

そして、最高裁は、「親は、(中略)子どもの教育に対する一定の支配権、すなわち子女の教育の自由を有すると認められる」として、親の教育の自由を認めています。

他方で、国の介入については、「教育内容に対する右のごとき国家的介入についてはできるだけ抑制的であることが要請されるし、殊に個人の基本的自由を認め、その人格の独立を国政上尊重すべきものとしている憲法の下においては、子どもが自由かつ独立の人格として成長することを妨げるような国家的介入」は許されないとしています(最判昭和51年5月21日旭川学力テスト事件)。

以上の話を踏まえると、厚労省が出した「理由の如何を問わず子供の輸血拒否が児童虐待に該当する」という判断は、エホバの証人の信者に対して自分たちの子供に対する宗教教育の自由や宗教上の自己決定権を侵害するという問題が生じます。

それだけでなく、厚労省は、輸血拒否行為が児童虐待に該当し、それに対する規制が許されると考えていることから、エホバの証人の宗教上の理由による子供の輸血拒否行為が反社会的行為であると評価していることと同じ判断を行っているともいえます。

エホバの証人という宗教団体に関係のない人からすれば、輸血拒否は「反社会的」なものに見えてしまうことは否定できませんが、現在の憲法解釈では、エホバの証人という宗教団体に属する信者の考えは、宗教上の自己決定権に基づき憲法の権利として保障され、かつ、子供に対してもその協議を伝えることが教育の自由として認められていることになり、「理由の如何を問わず」という強い口調で、それを否定することは厚労省という行政機関が国会の議論や裁判所の判断を経ることなく憲法解釈を変更する行動と同義であるといえます。

人命の大切さを考えれば、宗教上の理由で親が子供の輸血拒否を虐待と認めたい気持ちはわからないわけでもありませんが、少なくとも国会での議論などの手続を経た上で憲法解釈は行われるべきであり、これがルーズになっていること自体、現在の厚労省が護憲意識を欠如していると言われても仕方がないと思います。

 

 

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救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL: https://kyuukokuleadership3.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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内藤陽介の「メルマガで世界を読む」第82回「パキスタンの意味:イラン紛争に関する雑感(その2)」

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 2026/04/14号 ◆◆

 

前号(4/9)からの続き

ここで、カタールがフロント役として白羽の矢を立てたのが、パキスタンでした。

 

上述のように、カタールはパキスタンに対して影響力を行使できる立場にありますが、そのパキスタンは米国との関係も良好です。また、パキスタン自身はかつてほどサウジに依存しているわけではありませんが、サウジの自己認識では、パキスタンは現在なお自分の“子分”であり、カタールではなく、パキスタンが仲介するのなら邪魔はしないという立場になります。さらに、より重要な要因として、カタールとの交渉には難色を示している革命防衛隊も、“核保有国(として西側から経済制裁を受けた経験を共有する国)”にして“イスラム共和国”、さらに非アラブの隣国であるパキスタンに対しては一定の信頼を寄せており、パキスタンであれば、革命防衛隊も妥協の余地があるとみられていました。なお、王制時代のイランは、パキスタン、トルコ(カタールとは軍事同盟を結んでおり、カタール有事の際はトルコ軍が出動できるよう、カタール国内にはトルコ軍の基地もあります)とともに、RCD(Regional Cooperation for Development。地域開発協力機構。非アラブのムスリム国家による現在の経済協力機構の前身)を結成していたという歴史的な経緯もあります。

 

3月26日、パキスタンが米国に対して、アラグチとガリバフを攻撃対象から外すよう米国に要請し、米国の意を受けたイスラエルも2人を一時的に殺害対象から外すと発表したのは、上述のような背景の下、カタールのシナリオ通りに関係者が動いた結果とみるのが妥当です。

 

また、このタイミングで、米国とイランがそれぞれ停戦条件を提示。その文言としては、両者の隔たりが大きかったため、妥結は難しいとするメディアなども多かったのですが、そもそも、建前上は“不倶戴天の敵”であった両者が交渉する余地があると言い出したこと自体、停戦に向けて事態が動き始めたということを見落としてはなりません。

 

以後、パキスタンはカタールの指示に従って、米・イスラエル・イラン政府・革命防衛隊の調停を進めていくことになります。実際、そうした動きを市場は見逃さず、この前後から、外為市場では、イランリヤルは、相変わらず下落を続けているものの、ハメネイ殺害直後のパニック的な売りは峠を越え、下げ幅は縮小傾向を示し、停戦の可能性が織り込まれ始めました。

 

ところで、今回の紛争では、ホルムズ海峡問題が焦点の一つになっていますが、ここで重要な役割を果たしているのが海峡を挟んでイランの対岸に位置しているオマーンです・・・・

 

 

 

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救国シンクタンク 自治体経営研究会《第3回リーダーシップ講座》

◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

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【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・講義と質疑

閉 会 :17:50

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

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・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)

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本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

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内藤陽介の「メルマガで世界を読む」第82回「パキスタンの意味:イラン紛争に関する雑感(その2)」

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 2026/04/14号 ◆◆

 

前号(4/9)からの続き

ここで、カタールがフロント役として白羽の矢を立てたのが、パキスタンでした。

 

上述のように、カタールはパキスタンに対して影響力を行使できる立場にありますが、そのパキスタンは米国との関係も良好です。また、パキスタン自身はかつてほどサウジに依存しているわけではありませんが、サウジの自己認識では、パキスタンは現在なお自分の“子分”であり、カタールではなく、パキスタンが仲介するのなら邪魔はしないという立場になります。さらに、より重要な要因として、カタールとの交渉には難色を示している革命防衛隊も、“核保有国(として西側から経済制裁を受けた経験を共有する国)”にして“イスラム共和国”、さらに非アラブの隣国であるパキスタンに対しては一定の信頼を寄せており、パキスタンであれば、革命防衛隊も妥協の余地があるとみられていました。なお、王制時代のイランは、パキスタン、トルコ(カタールとは軍事同盟を結んでおり、カタール有事の際はトルコ軍が出動できるよう、カタール国内にはトルコ軍の基地もあります)とともに、RCD(Regional Cooperation for Development。地域開発協力機構。非アラブのムスリム国家による現在の経済協力機構の前身)を結成していたという歴史的な経緯もあります。

 

3月26日、パキスタンが米国に対して、アラグチとガリバフを攻撃対象から外すよう米国に要請し、米国の意を受けたイスラエルも2人を一時的に殺害対象から外すと発表したのは、上述のような背景の下、カタールのシナリオ通りに関係者が動いた結果とみるのが妥当です。

 

また、このタイミングで、米国とイランがそれぞれ停戦条件を提示。その文言としては、両者の隔たりが大きかったため、妥結は難しいとするメディアなども多かったのですが、そもそも、建前上は“不倶戴天の敵”であった両者が交渉する余地があると言い出したこと自体、停戦に向けて事態が動き始めたということを見落としてはなりません。

 

以後、パキスタンはカタールの指示に従って、米・イスラエル・イラン政府・革命防衛隊の調停を進めていくことになります。実際、そうした動きを市場は見逃さず、この前後から、外為市場では、イランリヤルは、相変わらず下落を続けているものの、ハメネイ殺害直後のパニック的な売りは峠を越え、下げ幅は縮小傾向を示し、停戦の可能性が織り込まれ始めました。

 

ところで、今回の紛争では、ホルムズ海峡問題が焦点の一つになっていますが、ここで重要な役割を果たしているのが海峡を挟んでイランの対岸に位置しているオマーンです。

 

今回の紛争が始まる直前の2月26日、オマーンの首都、マスカトでは米国とイランの高官協議が開かれました。その際、仲介役のオマーン筋からは、米国とイラン(の実務者)はそれぞれ相手がどこまでなら妥協できるか/できないかというラインを認識しているが、それぞれの国内世論や同盟国の理解を得て説得することの方が難しいようだとの情報が盛んに流れており、それゆえ、イスラエルによるハメネイ殺害はまさに寝耳の水の出来事として国際社会は驚愕したわけです。

 

逆にいえば、今回の紛争は、そうしたオマーンの面子を完全に潰すものとなり、イスラエル、米国、イラン(政府、革命防衛隊とも)はいずれも、オマーンに借りを作ることになりました。

 

そこで、ホルムズ海峡問題に関しては、当事国でもあるオマーンがイランとの交渉に乗り出し、オマーンとイランの間での合意事項を米・イラン交渉に乗せるという流れができます。

 

最終的に、ホルムズ海峡をめぐるオマーンとイランとの間で成立した合意では、①ホルムス海峡を通過する船舶は事前にイランとオマーンの監督下で通行許可を得る、②通行する船舶に対して“攻撃的でない国(友好国)”の旗を掲揚することを認める、の2点がポイントとなりました。

 

イランが提示した停戦条件の中には、「ホルムズ海峡におけるイランの主権行使を国際的に承認・保証すること」との一項目がありましたが、国際海峡であるホルムズ海峡をイランの領土・領海とすることは無理があります。そこで、通過の際の事前登録という形式を採ることで、イランが入管に準ずる主権の行使を行っているように見せる、ただし、それはイランだけではなく、オマーンも同様の措置を取るので、ホルムズ海峡をイランが独占したことにはならない、というのが、この合意の眼目です。なお、船に掲げる国旗に関しては、便宜置籍船制度が一般化している以上、わざわざ星条旗やイスラエル国旗を掲げて海峡を通過しようとする国などあろうはずがないので、これも、イランの面子を立てるための名目的なものと言ってよいでしょう。

 

さて、こうしてパキスタンをフロントに立てた米・イスラエルとイランとの停戦協議は粛々と進められ、8日の2週間の即時停戦となったわけですが、この2週間の間に、何としても処理しておかなければならないのが、パキスタンとアフガニスタン/タリバン政権との停戦問題です。

 

パキスタンがカタールのフロントとして、最終的に米イラン交渉をまとめるうえで、パキスタン自身がアフガニスタンと紛争状態にあるのは致命的な欠陥になります。

 

このため、カタールはパキスタンを紛争当事者から“紛争を管理できる調整者”へと脱皮させる必要があり、パキスタンに対し、「まずはアフガン側と握手し、一時的にでも国境を静謐化させろ」と強く促すとともに、中国を動かしました。

 

パキスタンが”調停国“として前面に出てきた時点で、中国(とインド)は戦略的に”待合室“に押し込められ、プレイヤーから排除されています。これは、米・イスラエルがともに「中印へのエネルギー依存」を交渉のカードに使わせないよにするためですが、中国としては、ここで下手にイラン問題に関与して火傷するよりも、パキスタン・アフガニスタンの停戦仲介という”地域大国のメンツ“を立てるとともに、紛争を早期に決着させ、それにより、一帯一路のハブにして安価な原油の供給源としてのイランを一日も取り戻すことを優先するという実利を選んだとみるのが妥当でしょう。

 

実際、パキスタンとアフガニスタンの停戦と言っても、その原因を作ったTTP(パキスタン・タリバン運動)の完全排除は構造的に不可能であり、字義通りの和平は実現できる余地はありません。また、アフガニスタン国内では、依然として群雄割拠の状態が続いており、パキスタンとの停戦が成立したところで、直ちに中国が進出を加速させられる環境にはなく、両国の和平の仲介から中国が直接的に得られるのは“大国としての名誉”でしかありません。しかし、これにより、パキスタンの仲介でイランでの紛争が終息すれば、それによって中国が得られる、または回復できる利益は莫大なものがあります。

 

そこで、カタールとしては、米・イスラエルとイランとの停戦合意が正式に成立するまでに、何としても、パキスタンが仲介者として国際社会(特に米国とイラン)に顔向けできる“清潔な状態”を作り出しておかねばなりません。もちろん、それは中国にとっても同様です。

 

“2週間”という期間は、まさにこのための猶予期間として設定されたもので、カタールと中国が描いている停戦の落とし所は、おそらくTTPの武装解除ではなく、パキスタンとアフガニスタンとの紛争の“不可視化”と“棚上げ”をパッケージ化することです。

 

具体的に、「国境の検問所再開」と「共同監視委員会の設置」という、短期間で実現可能な実務的で成果が見えやすいことをまずは発表を先行させ、これにより、パキスタンは「当面の紛争は収拾した」と宣言。そのうえで、カタールは、タリバンがパキスタンを攻撃しないよう、カタールが経済支援や外交承認のカードをちらつかせてタリバンを抑え込み、パキスタンの「面子」を担保するのではないかと推測されます。

 

いずれにせよ、仮に本格的な停戦合意が成立したとしても、中東イスラム世界で緊張が突如としての緩和されて“平和”が訪れる可能性はきわめて低いわけで、ともかくも、2週間以内にパキスタンを“クリーンな仲介者”として固定化することが、カタールの描く広域安定化シナリオにとって不可欠であることは間違いありません。

 

最後に、今回の停戦で、イスラエルは何を得られるかという点ですが、パキスタンの発表した停戦合意に“レバノンを含む「あらゆる場所」での(2週間の)停戦”とあることから、レバノン南部、具体的にはリタニ川以南の緩衝地帯化(可能であればイスラエル軍の駐留も)とイランによるヒズボラへの援助停止、という2点が今後の焦点になってくるでしょう。

 

イランへの攻撃に関してはイスラエルに“自制(=対象を革命防衛隊関連に限定)”を強く求めている米国ですが、レバノンへの攻撃に関しては、ほぼ黙認の姿勢を取っています。

 

リタニ川以南の緩衝地帯化に関しては、2006年7月にヒズボラがイスラエルに攻撃と侵入を行い、これに対してイスラエル軍が7月から8月にかけてレバノン領内に空爆・侵攻を行った“(第二次)レバノン侵攻”の際の国連の停戦決議では、リタニ川の南側にレバノン軍が駐留してヒズボラの軍事展開を終わらせることが盛り込まれましたが、結局、実現されず、ヒズボラの民兵組織はリタニ川以南に駐留してイスラエルへの越境攻撃を継続し続けてきました。

 

そこで、今回の紛争を機にこの問題を解決することができれば、イスラエルにとっては安全保障上、歴史的な得点となります。

 

 

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◆開催日時:2026年5月31日(日) 14:00~17:50(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

【テーマ・講師】

・「行政評価条例」 渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

・「首長コミュニケーション論」 中村和彦 真岡市長

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

開 会:14:00(受 付:13:30)

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閉 会 :17:50

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皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

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