ニュース
小川清史メルマガ第48回「日本は世界政策を持っているか」-秋田県に熊駆除関連で自衛隊派遣-
◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 25/11/03号 ◆◆
10月28日、秋田県知事が自衛隊に熊駆除関連で防衛省を訪問し、小泉防衛大臣に対して「熊の捕獲に伴う活動支援(自衛隊の災害派遣を含む広範な支援)」を書面で正式に要請しました。
その要請の背景としては「住民の被害が深刻化し、県や市町村だけで対応できる範囲を超えているため、現場の疲弊も限界を迎えつつある」という危機感に基づくもので、要請内容は以下のようなものです。
- 熊の出没・人身被害が過去最多水準に達し、令和5年時点で県内では55人が被害(うち死者も発生)。
- 要請は駆除そのものを自衛隊に依頼するものではなく、主に「捕獲用の箱わな設置」や「駆除個体の搬送・処理」といった“後方支援”を中心。
なお、武器(銃器)を携行するかどうか等、詳細活動内容については調整中とのことであり、災害派遣としての法的位置付けや運用面に課題があるものの、県知事は防衛省に「早急な支援」を要請し、防衛省も連絡官派遣や現地調整を開始しました。
秋田県での自衛隊の実施業務は、主に「箱わな(捕獲檻)の設置・資材運搬・警戒パトロール・現場後方支援」などの後方支援業務です。
秋田県の要望であるこれら業務の主体は防衛省および自衛隊ですが、この中には民間業者で直ちに実施可能な業務もあります。しかしながら、秋田県が民間業者へアウトソース(委託入札)する取組をしているとの報道は今のところ(11月2日時点)ありません。また競争入札・公告情報・調達情報など主要な入札サイトにおいて、熊対策関連で業者委託入札を秋田県は行っていないようです。
今回の自衛隊への派遣要請では、派遣の3要件のうち「公共性」、「非代替性」よりも先ずは「緊急性」を最優先にしたようです、それであれば県知事は自衛隊への派遣要請と同時に、民間業者への委託入札を開始するべきです。
県内及び周辺県の輸送業者や資材運搬業者に、業務委託手続きを進め、自衛隊の派遣期間についても同時に提示するべきでした。県の義務として自助努力を追及して、本来任務以外での自衛隊の活動は必要最小限にとどめるべきです。
その一方で、秋田県知事が熊被害についての窮状を国(防衛省)に訴えたことで、熊被害対策の関係閣僚会議(2025年10月30日開催)が迅速に開催されました。その主な決定内容は以下の通りです‥‥
ぜひ、会員向けのメルマガで小川清史研究員の解説をお読みください。
ご入会いただくとメルマガをお届け致します。
貴重な情報満載の過去のメルマガもすべてお読み頂けます。
【会員ページ】 https://kyuukoku.com/account/
【ご入会案内】 https://kyuukoku.com/support/
救国シンクタンクの理念に賛同し、活動にご協力いただける方は、ご入会の手続きをお願い致します。
(文責:事務局)
********************
救国シンクタンク《リーダーシップ講座 特別編》「地方自治体の減税と選挙」
◆開催日時:令和7年11月30日(日)14:00~17:45(13:30受付開始)
【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-1-8 東芝万世橋ビル
【テーマ】「地方自治体の減税と選挙」
【講 師】渡瀬 裕哉 救国シンクタンク理事・研究員 柳ケ瀬裕文 前参議院議員
【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。
受 付:13:30
開 会:14:00
・活動報告:地方議員の活動成果報告
・セミナー
閉 会 :17:45
※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。
◆参加申込(Peatixにて受付いたします)
お申込みURL:https://kyuukoku-seminar-special.peatix.com/
・地方自治体【首長・議員】(参加費10,000円)
・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)
本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。
減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。
********************
《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》
【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】
救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)
◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。
2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?
本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。
国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。
価格:990円(税込)
********************
《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》
【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】
ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),
監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)
救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作
『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。
https://amzn.asia/d/90gTWek
翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。
誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
********************
《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》
【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】
監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)
全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。
経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。
www.amazon.co.jp/dp/4434328867
********************
《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》
https://amzn.asia/d/1MNqqko
救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。
皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。
《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》
救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト
********************
《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》
『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)
https://amzn.asia/d/d8WzmOf
救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」
********************
《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》
『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)
https://amzn.to/3J6Wh0Y
いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉
********************
会員の皆様は、公式サイトの会員ページにて、過去のメルマガ配信履歴をいつでもお読み頂けます。
【会員ページ】 https://kyuukoku.com/account/
お問い合わせ先:info@kyuukoku.com
(文責:事務局)
新着情報一覧
-
救国シンクタンク情勢分析研究会 -
小川清史メルマガ第71回「日本は世界政策を持っているか」-ポリ・ミリシミュレーション(中国をよむ)- -
小野田 治【 救国シンクタンクメルマガ寄稿 #35】米空軍F-15Eストライク・イーグルの撃墜と戦闘捜索救難 -
【第286回 倉山満 所長所見】 -
救国シンクタンク注目ニュース 2026/04/09~2026/04/15 -
横山賢司メルマガ 第36回「厚労省の宗教虐待巡る指針に関する憲法問題と護憲意識」 -
内藤陽介の「メルマガで世界を読む」第82回「パキスタンの意味:イラン紛争に関する雑感(その2)」 -
中川コージの「紅と橙の狭間で。」第036回「中東情勢を傍らにチャイナの東西南北外交」 -
小川清史メルマガ第70回「日本は世界政策を持っているか」-ポリ・ミリシミュレーションその7(政治の軍事に対する命令)- -
渡瀬裕哉メルマガ日本をアップグレードする方法 (290) 「レジ業者会議という護送船団方式こそ日本衰退の象徴」