好評配信中! 金子洋一 メールマガジン[No.2] 「一時的な減税ではなく、なぜ恒久的減税が必要なのか?」

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◆◆救国シンクタンクメールマガジン 24/12/22号◆◆

 

救国シンクタンク会員の皆様、こんにちは。客員研究員の元OECDエコノミスト、元参議院議員の金子洋一です。なぜ私たちは減税のニュースを聞くと喜び、同時に「本当に大丈夫なのか?」と不安になるのでしょうか?あなたは「一時的減税」と「恒久的減税」の経済効果の違いを、はっきり説明できますか?減税が景気刺激策として重要であることは、多くの人が認めるところです。今回は、「一時的な減税」が持つ限界と、「恒久的減税」がなぜ必要なのかを、具体的な例を交えながら解説します。

 

一時的な減税は短期的な効果に留まる:消費の駆け込み需要と反動減

一時的な減税には、確かに即効性があります。税金が一時的に減れば、「今のうちに買い物をしよう」と思う人が増え、消費が一時的に活発化し、国内経済の「需要側」に影響を及ぼします。これは、消費税増税前の駆け込み需要と似た現象です。例えば、過去の消費税増税前には、家電製品や自動車などの高額商品を中心に駆け込み需要が発生しましたが、増税後には反動で消費が大幅に落ち込みました。これは、一時的な減税がもたらす効果が一時的であることを示す良い例です。

 

例えば、岸田政権の定額減税は、景気刺激策として各家庭に均等に所得増加をもたらし、短期的には消費活動の活発化につなげることをめざしていましたが、しかし、一時的であるがゆえに、減税終了後には再び家計が慎重な消費行動に戻る可能性が高いと指摘されています。この政策は、生活費高騰やエネルギー価格の上昇に対処するための緊急措置であり、恒久的な税負担軽減ではありません。この点からも、一時的減税(あるいはこの場合は、給付金というべきでしょう。一回限りの給付金と一時的な減税は同じように制限された効果しか持ちません。)の限界が浮き彫りになります。

 

一時的な減税は、将来の増税を意識させるため、消費者は将来の負担増を考慮して支出を控える傾向があります。例を上げると‥‥

 

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【第9回】 救国シンクタンクセミナー自治体経営研究会

 

◆開催日時:令和7年1月26日(日)14:00~17:30(13:30受付開始)

【場 所】TKP新橋汐留ビジネスセンターホール401

東京都港区新橋4-24-8 2東洋海事ビル 4階

【テーマ】「公共施設の統廃合」

【講 師】渡瀬 裕哉 救国シンクタンク研究員・理事

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

受 付:13:30

開 会:14:00

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・セミナー

閉 会 :17:30

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL:https://peatix.com/event/4213883

・地方自治体【首長・議員】(参加費20,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

www.amazon.co.jp/dp/4434328867

 

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

Amazon.co.jp: 救国シンクタンク叢書 皇位継承問題 : 救国シンクタンク: 本
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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

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《米国共和党保守派【翻訳叢書プロジェクト】出版費用支援のお願い》

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future』と、グローバー・ノーキスト全米税制改革協議会議長の著作『Leave Us Alone: Getting the Government’s Hands Off Our Money, Our Guns, Our Lives』の〈救国シンクタンク叢書〉としての翻訳本出版にあたり、会員の皆様にご寄付をお願いしたところ、大変多くのご支援を賜ることができました。誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

【重要】翻訳プロジェクトに関する報告・自治体経営セミナー開催決定!【救国シンクタンク】https://youtu.be/1TpNv8USXkg

翻訳叢書プロジェクトにご支援いただく際は、ぜひ事務局までご連絡をお願い致します。

◆お問い合わせ先:info@kyuukoku.com

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

救国シンクタンク叢書 なぜレジ袋は「有料化」されたのか
「ほぼ毎日のペースで新たに増加する規制は、日本経済に目に見えないコストを課しています。それらの累計額は計り知れない規模になっていますが、日本政府はその全容を把握することなく、今日も制御基盤が壊れたマシーンのように新たな規制を作り続けています」。本書はそのような規制のうち、誰もが知っている「レジ袋の有料化」という規制につ...

いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

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(文責:事務局)

 

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