「自主独立のための選択肢」No.202 年収の壁の解消

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◆◆救国シンクタンクメールマガジン 24/11/06号◆◆

情報史学研究家の江崎道朗です。
今回のテーマは、「給付という社会主義政策から、減税という自由主義政策を」です。

石破政権が発足したものの、与党で過半数割れの少数与党になり、政権運営に苦慮していますね。
一方、国民民主党が「年収の壁」解消(正確に言えば、非課税枠の拡大)について与党と協議を進め、その存在感を高めています。「政治とカネ」ばかりを話題にする石破政権と立憲民主党のやりとりにうんざりしていただけに、国民の負担結言策に奔走する国民民主党には心から喝さいを贈りたいと思います。
先日、ある保守系の会合でも「自公が過半数割れをしたことと、国民民主党が躍進したおかげで国民の負担軽減が大きな政治課題になった。結果的に自公が過半数割れしてよかった」との声が聞こえてきました。これも救国シンクタンクが粘り強く、自由主義の立場から減税と規制改革を与野党に働きかけたからだと思います。
確かに玉木さんたち国民民主党の奮闘は目覚ましいのですが、その一方で、日本維新の会をはじめとする、減税を含む国民負担の軽減を訴えていた他の野党や自民党内の「減税派」の動きが一向に見えてこないのが実に残念です。
特に自民党「減税派」は、自民党執行部に対して水面下で国民民主党と組むよう働きかけているのかもしれませんが、その動きが見えてこないと、結局、自民党には期待できないという失望の思いを自民党有権者、特に現役世代に与えるだけだと思うのですが。

玉木さんたちが主張している、今回の「年収の壁」の改革は実はたいした経済効果を生まないという意見もあります。
https://www.sankei.com/article/20241103-LYXX3T5TTRPIHOZTVW4CF77IIM/?414043
社会保険料改革にまで踏み込まないと、経済的効果はそれほど大きくないかもしれません。しかし今回の件は、政府による関与を前提とした「給付」という社会主義的アプローチから、政府への関与を減らす「減税」という自由主義的アプローチへの転換という政治哲学上の大きな意義があると思っています。
この政治哲学について私は‥‥

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■ 救国シンクタンク第8回フォーラム 11月23日 ■
◇日 時:2024年11月23日 15時開演
◇場 所:星陵会館 東京都千代田区永田町2丁目16−2
◇テーマ:「米大統領選後の世界」(中東情勢と台湾情勢を内容に追加)
◇出演者
前嶋 和弘  上智大学総合グローバル学部教授
松本 佐保  日本大学国際関係学部教授
西岡 力   モラロジー道徳教育財団教授・麗澤大学客員教授
倉山 満   救国シンクタンク 理事長兼所長
渡瀬 裕哉  救国シンクタンク 研究員
内藤 陽介  救国シンクタンク 研究員
中川 コージ 救国シンクタンク

◇プログラム
  開演 15時
  開会挨拶
  第一部 各出演者による講演
  休憩
  第二部 クロストーク「米大統領選の世界」
  閉会挨拶
  閉演 18時半
  ※プログラムは変更する場合もございますので予めご了承ください。

◇お申込み
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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》
【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】
監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)
全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。
経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。
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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。
皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。
《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》
救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

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救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作
『Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future』と、グローバー・ノーキスト全米税制改革協議会議長の著作『Leave Us Alone: Getting the Government’s Hands Off Our Money, Our Guns, Our Lives』の〈救国シンクタンク叢書〉としての翻訳本出版にあたり、会員の皆様にご寄付をお願いしたところ、大変多くのご支援を賜ることができました。誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
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