内藤陽介の「メルマガで世界を読む」第41回「日本被団協のノーベル平和賞受賞」

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◆◆救国シンクタンクメールマガジン 2024/10/14号◆◆

ことしのノーベル平和賞は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が受賞しました。このニュースを受けて、社民党や日本共産党などの左派政党の関係者が受賞を礼賛するコメントを発表していますが、被団協が結成されるに至った経緯を考えると、かなり珍妙な現象にしかみえません。

1945年8月、米国が広島と長崎に相次いで原子爆弾を投下した時点では、米国は世界唯一の核保有国として軍事的な優位を誇示していました。じっさい、1946年7月1日、ビキニ環礁での核実験に際して、米国は“平和か破滅かの選択”と称して、東西のマスコミ関係者を集めて実験を公開し、その力を誇示しています。逆に、この時点では、東側諸国やそれに賛同する左派勢力は米国の核を単純に非難していればよかったので、話は単純でした。

ところが、1949年9月、ソ連が原爆の保有を明らかにし、米国による核兵器独占の体制は崩壊。このため、翌1950年1月、米大統領のトルーマンは水爆製造命令を出して対抗するなど、米ソの核軍備競争が激化し、緊張が高まっていきます。

こうした中で、1950年3月16-19日、スウェーデンのストックホルムで平和擁護世界大会(World Congress of Partisans of Peace)第3回常任委員会が開催されました。

平和擁護世界大会は、国際平和の実現と擁護を目的とする国際組織ということになっていましたが、実際には冷戦下の東側諸国の西側に対するプロパガンダ色が濃厚な団体です。このため、1949年4月にパリで第1回大会が開かれた際には、フランス政府が東側諸国代表の入国を拒否し、チェコ・スロヴァキアのプラハでも会議が同時に行われたほどでした。

こうした経緯を経て、1950年3月に開催された平和擁護世界大会第3回常任委員会は、(1)原子兵器の無条件使用禁止、(2)原子兵器禁止のための厳格な国際管理の実現、(3)最初に原子兵器を使用した政府(=米国)を人類に対する犯罪者とみなす――とする“ストックホルム・アピール”を採択し、全世界に署名を呼び掛けます。

そして、1950年11月16-22日、ワルシャワで開かれた第2回平和擁護世界大会には81か国から2065人が参加。日本と西ドイツの“再軍備”を非難し(ただし、組織の性格上、東ドイツやポーランドの“再軍備”は全く問題視されませんでした)、米国に対して(のみ)核兵器の使用禁止を訴えています。

さらに、11月30日、トルーマンが朝鮮戦争に関する記者団の質問に応えて、「保有するあらゆる兵器」を使用する用意があり、「原爆の使用についても‥‥

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《第8回 救国シンクタンクセミナー自治体経営研究会》

◆開催日時:令和6年11月3日(日)14:00~17:30(13:30受付開始)
【場 所】TKP新橋汐留ビジネスセンターホール401
東京都港区新橋4-24-8 2東洋海事ビル 4階 
【テーマ・講 師】
「正しい多文化共生セミナー」
 内藤 陽介 救国シンクタンク研究員・理事
【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。
受 付:13:30
開 会:14:00 
・活動報告:地方議員の活動成果報告
・セミナー
・閉 会 :17:30 
※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。
◆参加申込(Peatixにて受付いたします)
お申込みURL:https://peatix.com/event/4105298
・地方自治体【首長・議員】(参加費20,000円)
・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。
減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

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■ 救国シンクタンク第8回フォーラム 11月23日 ■
◇日 時:2024年11月23日 15時開演
◇場 所:星陵会館 東京都千代田区永田町2丁目16−2
◇テーマ:「米大統領選後の世界」(中東情勢と台湾情勢を内容に追加)
◇出演者
前嶋 和弘  上智大学総合グローバル学部教授
松本 佐保  日本大学国際関係学部教授
西岡 力   モラロジー道徳教育財団教授・麗澤大学客員教授
倉山 満   救国シンクタンク 理事長兼所長
渡瀬 裕哉  救国シンクタンク 研究員
内藤 陽介  救国シンクタンク 研究員
中川 コージ 救国シンクタンク

◇プログラム
  開演 15時
  開会挨拶
  第一部 各出演者による講演
  休憩
  第二部 クロストーク「米大統領選の世界」
  閉会挨拶
  閉演 18時半
  ※プログラムは変更する場合もございますので予めご了承ください。

◇お申込み
下記URLからお申込みください。
【会員様限定チケット】無料ご招待となります。メルマガをご参照ください。
【一般有料チケット5500円】https://peatix.com/event/3908203
チケットのお申込みはお早めに!

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》
【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】
監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)
全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。
経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。
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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。
皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。
《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》
救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

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救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作
『Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future』と、グローバー・ノーキスト全米税制改革協議会議長の著作『Leave Us Alone: Getting the Government’s Hands Off Our Money, Our Guns, Our Lives』の〈救国シンクタンク叢書〉としての翻訳本出版にあたり、会員の皆様にご寄付をお願いしたところ、大変多くのご支援を賜ることができました。誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
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翻訳叢書プロジェクトにご支援いただく際は、ぜひ事務局までご連絡をお願い致します。
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