◆◆救国シンクタンクメールマガジン 21/11/20号◆◆
戦略科学者、自称「マッドサイエンティスト」の中川です。
まずは、ちょっと気になる動向。
「第1回中国インターネット文明大会に習近平総書記が祝賀メッセージ」
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2021-11/19/content_77882121.htm
何か不・思・議・な・大会の第一回目が開催された模様です。チャイナへのニュース感度を高くしている人がパッと見ても流してしまうようなニュースなので、ニッチなところを覗き込みたいこちらのメルマガで紹介しておきます。
習近平総書記がメッセージを出すレベルなので、相当に「格」が上の大会になります。チャイナでは他にも上位「格」のインターネット大会と称されるイベントがありますので、今回わざわざインターネット関連の大会を発足させる意味が重要になってきます。
本記事内容もさることながら、大会名に「文明」と入っていることは大きなメッセージです。中共文学において、「文明」とは党が主導する思想統制を示す言葉と置き換えてかまいません。「文明」は「ガバナンス(チャイ語で治理)」という言葉よりも、意志ある主語が存在するイデオロギー色が強いものです。チャイナではこれまでもインターネット言論に対して情報統制・ガバナンスを強化してきましたが、これからは情報統制に加えて(党にとって都合の良い)思想流布を強めますよ、という宣言になるかと思います。
西側諸国がインターネット言論のマイナス影響によって、民主主義システムを揺さぶられるマイナス事象が多発していることを尻目に、チャイナ側はさらに次のフェーズにコマを進めて「体制とネット言論の関係性は、マイナスからゼロの時代は終わった、これからはゼロからプラスの時代だ!」という意志を強めているといったところでしょうか。うまくいくのかどうかは不透明ですが。
続いての話題。十四次五か年計画に規定された道筋にしたがってグリーン経済が進んでいます。
http://japanese.china.org.cn/business/txt/2021-11/18/content_77879748.htm
現在まだグリーン金融はチャイナ国内にとどまっている傾向ですが、チャイナ国内の事業主体と、対外的に開放された金融スキームを組み合わせていくことが想定されています。
今回はもういっちょ…
このあと中川研究員はチャイナの産業(就労人材)の構造転換について触れ、これが国の将来を決める重要な政策であることを解説しています。冒頭の写真は廃墟となった長崎県端島(軍艦島)。続きはぜひ会員向けメルマガでお読みください。ご入会いただくとメールマガジンをお届けいたします。貴重な情報満載の過去のメールマガジンもすべてお読み頂けます。
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先進国で衆参同日選挙でないのは日本だけ?! オンライン公開研究会ダイジェスト版 江崎道朗 渡瀬裕哉 中川コージ 倉山満【救国シンクタンク】

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【倉山満の所長所見ダイジェスト版11/2】
これからの重要な政治の課題について 【救国シンクタンク】
【重要なお知らせ10/28】アフガニスタン退避問題の重要な論点は?
10/28定例研究会で江崎研究員が発表した、
「アフガニスタン退避問題9つの論点」の関連動画です。
江崎道朗 渡瀬裕哉 中川コージ 倉山満【救国シンクタンク】
【救国シンクタンク ~ 第3回救国シンクタンクフォーラム
「大国のハイブリッド・ストラグル2022新春」~】
令和4年1月22日(土)星稜会館にて
【~第3回救国シンクタンクフォーラム「大国のハイブリッド・ストラグル2022新春」~】
を開催いたします。
〈開催日時〉令和4年1月22日(土)14時~17時
〈会 場〉 星陵会館
〈登壇者〉
【研究員】渡瀬裕哉、中川コージ
【ゲスト】小泉悠先生(ロシアの軍事・安全保障) 奥山真司先生(地政学者)
部谷直亮先生(安全保障アナリスト)
【モデレータ】倉山満
内容の詳細は決まり次第お知らせいたします。
【第一回 救国シンクタンク 懸賞論文】
救国シンクタンクでは、昨年のプロジェクト「緊急事態宣言発令の参考となる資料の公文書化」の重要性をさらに多くの方々にご理解いただくために論文を募集しています。
募集期間は〈令和3年9月7日~令和4年1月31日〉です。
詳細はこちらをご確認ください。

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(文責:事務局)
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