ニュース
内藤陽介の「メルマガで世界を読む」第72回「パキスタンとサウジの戦略的相互防衛協定」
◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 2025/09/24号 ◆◆
パキスタンのシャバーズ・シャリフ首相は、17日、サウジアラビア(以下、サウジ)の首都リヤドを訪問し、事実上の最高権力者ムハンマド皇太子と、「いずれかに対するいかなる侵略も両国への侵略とみなされる」とする戦略的相互防衛協定に署名しました。これにより、有事の際には核兵器を保有するパキスタンがサウジに“核の傘”を提供する可能性もあります。
1947年8月、旧英領インド帝国から“ムスリム国家”として分離独立したこともあって、パキスタンは、二大聖都の守護者としてのサウジとの関係を“最も重要な二国間パートナーシップの一つ”と位置付けており、サウジの経済支援を受ける代わりに、サウジへの軍事支援を行ってきました。
1962年9月、北イエメンで共和革命が発生し、これに抵抗する王党派が山岳地帯に逃れ、いわゆるイエメン内戦が勃発。この内戦はエジプトとサウジアラビアの代理戦争の様相を呈しつつ1970年まで続きましたが、この間の1969年にはパキスタン空軍の戦闘機パイロットがサウジアラビア空軍の航空機を操縦し、南イエメンからの侵攻を撃退したほか、パキスタン陸軍工兵隊はがイエメンとの国境沿いにサウジアラビアの要塞を建設しています。これを機に、1970年代以降、パキスタン軍はサウジアラビアの防衛のために駐留し、サウジアラビアの兵士とパイロットへの訓練も提供するようになりました。
一方、1971年、バングラデシュの独立をめぐる第三次印パ戦争の際には、バングラデシュ独立に明確に反対し、パキスタン支持の立場を鮮明にしています。
また、1979年11月、メッカでハラーム・モスク襲撃事件が発生した際には、サウジは単独で武装集団を鎮圧できなかったため、サウジ政府はパキスタン陸軍の特殊部隊に応援を要請するとともに、フランス国家憲兵隊治安介入部隊の隊員から作戦計画の指導を受けようやく、鎮圧に成功しています。さらに、1980年9月にイラン・イラク戦争が勃発すると、パキスタン軍約2万人がサウジに駐留し、戦争のサウジ領内への波及に備えています‥‥
内藤陽介研究員の「メルマガで世界を読む」は、会員向けメルマガで全文をお読みいただけます。
ご入会いただくとメルマガをお届け致します。
貴重な情報満載の過去のメルマガもすべてお読み頂けます。
【会員ページ】 https://kyuukoku.com/account/
【ご入会案内】 https://kyuukoku.com/support/
救国シンクタンクの理念に賛同し、活動にご協力いただける方は、ご入会の手続きをお願い致します。
(文責:事務局)
********************
【第12回】 救国シンクタンクセミナー自治体経営研究会
◆開催日時:令和7年9月28日(日)14:00~17:45(13:30受付開始)
【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-1-8 東芝万世橋ビル
【テーマ】「地方自治体の規制改革」
【講 師】渡瀬 裕哉 救国シンクタンク理事・研究員
【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。
受 付:13:30
開 会:14:00
・活動報告:地方議員の活動成果報告
・セミナー
閉 会 :17:45
※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。
◆参加申込(Peatixにて受付いたします)
お申込みURL:https://kyuukoku-seminar-12.peatix.com/
・地方自治体【首長・議員】(参加費20,000円)
・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)
本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。
減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。
********************
《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》
【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】
救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)
◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。
2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?
本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。
国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。
価格:990円(税込)
********************
《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》
【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】
ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),
監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)
救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作
『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。
https://amzn.asia/d/90gTWek
翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。
誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
********************
《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》
【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】
監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)
全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。
経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。
www.amazon.co.jp/dp/4434328867
********************
《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》
https://amzn.asia/d/1MNqqko
救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。
皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。
《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》
救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト
********************
《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》
『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)
https://amzn.asia/d/d8WzmOf
救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」
********************
《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》
『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)
https://amzn.to/3J6Wh0Y
いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉
********************
会員の皆様は、公式サイトの会員ページにて、過去のメルマガ配信履歴をいつでもお読み頂けます。
【会員ページ】 https://kyuukoku.com/account/
お問い合わせ先:info@kyuukoku.com
(文責:事務局)
新着情報一覧
-
小野田 治【 救国シンクタンクメルマガ寄稿 #36】アメリカ、イスラエル、イランの戦争の帰結とは -
渡瀬裕哉メルマガ日本をアップグレードする方法 (291) 「また嘘の議論が始まった―消費税も社会保険料も、下がったことがない」という歴史的事実 -
救国シンクタンク情勢分析研究会 -
小川清史メルマガ第72回「日本は世界政策を持っているか」-ポリ・ミリシミュレーション(北朝鮮編)- -
柿埜真吾メルマガ:第63回〈経済学から見たイラン戦争②女性差別を制度化した政治体制〉 -
【第287回 倉山満 所長所見】 -
救国シンクタンク注目ニュース 2026/04/16~2026/04/22 -
金子洋一 メールマガジン[No.23] マンガ「ホルムズ海峡と通過通航権――『通してもらう』発想が間違っている」 -
江崎道朗「自主独立のための選択肢」No.227 大国との戦争に備える米国 -
救国シンクタンク情勢分析研究会