「自主独立のための選択肢」No.197  特定秘密保護法違反とその対策

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◆◆救国シンクタンクメールマガジン 24/07/21号◆◆

 

情報史学研究家の江崎道朗です。

今回のテーマは、「特定秘密保護法違反とその対策」です。

 

2012年12月に発足した第二次安倍晋三政権は、我が国の安全保障を再建するため次々と関連法制の整備を進めました。特に「特定秘密保護法」と「平和安保法制」については、一部マスコミが「これは戦争法案であり、軍国主義への道だ」みたいな批判を繰り広げ、野党の民主党や共産党なども厳しく非難しました。

 

この安全保障の整備について「政府・与党による強行採決だ」と、マスコミは批判できませんでした。それは、野党第二党の「日本維新の会」や「みんなの党」が特定秘密保護法に賛成、平和安保法制についても野党の「次世代の党」などが賛成に回ったからです。このとき私は日本維新の会国会議員団政策調査会事務部長、そして次世代の党事務局次長として一連の安保法制に賛成する方向で議論を支えました。それだけに特定秘密保護法については個人的な思い入れもあり、今回の違反事件に注目しています。

 

まず、今回の事件はどういうものだったのか、NHKが次のように報じています。

自衛官ら218人を処分 海幕長交代へ 特定秘密めぐる違反などで | NHK
【NHK】防衛省は、国の安全保障にかかわる「特定秘密」の情報や潜水手当の受給などをめぐり、違反や不正があったとして、事務次官や自衛…

《「特定秘密」は防衛や外交など安全保障に関する情報のうち、特に保全が必要なものについて大臣などが指定し、取り扱うためには適性評価を受ける必要があります。

防衛省によりますと「特定秘密」をめぐる今回の違反は合わせて58件あり、内訳は海上自衛隊が45件、航空自衛隊が9件、陸上自衛隊が2件、統合幕僚監部と情報本部がそれぞれ1件でした。

海上自衛隊の45件のうち38件は、イージス艦などの艦艇38隻で起きたということです。

その大半は、適性評価を受けていない隊員を「特定秘密」に該当する船舶の動向に関する情報などを扱う「戦闘指揮所」などで勤務させたというものです。

防衛省は、適性評価を受けていない隊員を特定秘密を知り得る状態に置くことも、情報の漏えいにあたるとしています。

しかし、海上自衛隊ではこうした認識がなく、必要な教育も行っていないとして、特定秘密をめぐる今回の違反が起きた要因には海上自衛隊の組織的な問題があるとしています。

一方で、一部の艦艇では「戦闘指揮所」で勤務する隊員に欠員が出ていて、適性評価を受けていない隊員を戦闘指揮所に配置するなど人手不足が背景にあるともしています。

そのうえで情報保全の教育をすべての組織に徹底させるとともに、特定秘密の情報を扱う戦闘指揮所などへの立ち入りが想定されるすべての隊員に適性評価を実施するなどして再発防止を図るとしています。》

 

整理すると、以下のようになります‥‥

 

 

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《第7回 救国シンクタンクセミナー自治体経営研究会》

 

【※会場を変更いたしました】

 

◆開催日時:令和6年8月25日(日)14:00~17:30(13:30受付開始)

【場 所】TKP新橋汐留ビジネスセンターホール401

東京都港区新橋4-24-8 2東洋海事ビル 4階

【テーマ・講 師】

「マニフェストの作り方」

~選挙戦略に欠かせないマニフェストとは~

渡瀬 裕哉 救国シンクタンク研究員・理事

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

受 付:13:30

開 会:14:00

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・第一部 : マニュフェストの作成

・休 憩

・第二部 : ワークショップ

・閉 会 :17:30

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL:https://peatix.com/event/4031643

・地方自治体【首長・議員】(参加費20,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

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■ 救国シンクタンク第8回フォーラム 11月23日 ■

◇日 時:2024年11月23日 15時開演

◇場 所:星陵会館 東京都千代田区永田町2丁目16−2

◇テーマ:「米大統領選後の世界」(中東情勢と台湾情勢を内容に追加)

◇出演者

前嶋 和弘  上智大学総合グローバル学部教授

松本 佐保  日本大学国際関係学部教授

倉山 満   救国シンクタンク 理事長兼所長

渡瀬 裕哉  救国シンクタンク 研究員

内藤 陽介  救国シンクタンク 研究員

中川 コージ 救国シンクタンク

 

◇プログラム

開演 15時

開会挨拶

第一部 各出演者による講演

休憩

第二部 クロストーク「米大統領選の世界」

閉会挨拶

閉演 18時半

※プログラムは変更する場合もございますので予めご了承ください。

 

◇お申込み

下記URLからお申込みください。

【会員様限定チケット】無料ご招待となります。メルマガをご参照ください。

【一般有料チケット5500円】https://peatix.com/event/3908203

チケットのお申込みはお早めに!

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

www.amazon.co.jp/dp/4434328867

 

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

Amazon.co.jp: 救国シンクタンク叢書 皇位継承問題 : 救国シンクタンク: 本
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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

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《米国共和党保守派【翻訳叢書プロジェクト】出版費用支援のお願い》

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future』と、グローバー・ノーキスト全米税制改革協議会議長の著作『Leave Us Alone: Getting the Government’s Hands Off Our Money, Our Guns, Our Lives』の〈救国シンクタンク叢書〉としての翻訳本出版にあたり、会員の皆様にご寄付をお願いしたところ、大変多くのご支援を賜ることができました。誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

【重要】翻訳プロジェクトに関する報告・自治体経営セミナー開催決定!【救国シンクタンク】https://youtu.be/1TpNv8USXkg

翻訳叢書プロジェクトにご支援いただく際は、ぜひ事務局までご連絡をお願い致します。

◆お問い合わせ先:info@kyuukoku.com

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

救国シンクタンク叢書 なぜレジ袋は「有料化」されたのか
「ほぼ毎日のペースで新たに増加する規制は、日本経済に目に見えないコストを課しています。それらの累計額は計り知れない規模になっていますが、日本政府はその全容を把握することなく、今日も制御基盤が壊れたマシーンのように新たな規制を作り続けています」。本書はそのような規制のうち、誰もが知っている「レジ袋の有料化」という規制につ...

いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

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(文責:事務局)

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