内藤陽介の「メルマガで世界を読む」第15回「イランの“報復”」

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◆◆救国シンクタンクメールマガジン 2024/4/15号◆◆

 

4月1日にシリア・ダマスカスのイラン大使館が攻撃を受けたことへの報復として、13日夜(現地時間、日本時間14日)、イラン革命防衛隊はイスラエルに向けて複数の無人機を発射したほか、ゴラン高原等へミサイルを発射しました。その大半はイスラエルや友好国が迎撃しましたが、いくつかのミサイルは国内に着弾し、南部の町では少女1人が負傷、また軍事施設のインフラに軽度の被害が出ています。

 

イスラエルによるイラン大使館への攻撃では、イスラエルの対外工作機関のクドゥス(コッズ、ゴッズとも)部隊のモハンマドレザ・ザヘディ上級司令官と副官を含む6人が殺害され、他にシリア人6人が巻き添えで犠牲になりました。

 

ザヘディ司令官は、革命防衛隊内ではレバノンのシーア派組織、ヒズボラとの連携を担当する責任者で、ヒズボラのイスラエルに対するテロ活動にも深く関与していたと言われており、イスラエル側としては、自国の安全のためには排除しなければならない人物です。

 

一方、イラン国内の政治的な力関係としては、イラン政府(特に外務省)と革命防衛隊では革命防衛隊の方が強い発言力を持っていますが、革命防衛隊、特にクドゥス部隊はイラン国外で工作活動を行う機関という性質上、メンバーがその活動中に“殉職”することがあってもやむを得ないというのが、政府としての基本的な認識になっています。

 

それゆえ、今回のザヘディ司令官の殺害についても、事件がイラン国内ではなく、シリア(のように中央政府の統制が十分に行き届かず、治安が不安定な国)で発生したことについて、イラン政府としては(残念ではあるが)想定の範囲内の出来事であり、このことをもってイスラエルとの全面戦争に踏み切る意図はないと考えられます。

 

ただし、だからといって、イラン政府の立場として、イスラエルによる司令官殺害を黙認することができないのは当然です。また、イラン国内では、権威主義的な体制下で国民の自由が大きく制限されている中で、経済制裁により一般国民の生活が悪化していることへの国民の不満をそらすため、反イスラエル感情を盛んに煽っているという面もありますので、報復行動を全く起こさなければ、国内のガス抜きという点で厄介な事態に陥りかねません。

 

そこで、イランとしては‥‥

 

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いよいよ今週末開催です。お申込みはお急ぎ下さい。

 

《令和6年4月21日(日) 第5回 救国シンクタンクセミナー自治体経営研究会》

 

◆開催日時:令和6年4月21日(日)14:00~17:45(13:30受付開始)

【場 所】TKP九段下神保町ビジネスセンター カンファレンスルーム3A

東京都千代田区神田神保町3-4柳川ビル

【主 催】一般社団法人救国シンクタンク

【テーマ・講 師】

「歳出改革基礎と各自治体における持続可能な財政条例」

渡瀬裕哉 救国シンクタンク研究員

自治体において歳出改革を行うためには、どのような項目に着目するとよいのか、歳出改革の基礎を解説し、具体的事例とともに、持続可能な自治体財政の在り方について解説いたします。

また、地方自治体の議員が議会において行政が執行する予算をしっかりと監視し、議会での質問や調査に役立てることができるようなモデル案を提示します。

【プログラム】

受 付:13:30

開 会:14:00 挨拶、事務連絡

・ショートトピック

・第一部 :14:20~15:35 「歳出改革基礎」 質疑15分

・休 憩 :15:35~15:45

・活動報告:15:45~16:00 地方議員の活動成果報告

・第二部 :16:00~17:15 「具体的事例の行財政条例解説」 質疑15分

・閉 会 :17:30 セミナーの後に懇親会を予定しております。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL:https://peatix.com/event/3863697

・地方自治体【首長・議員】(参加費20,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

 

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。救国シンクタンク第8回フォーラム開催決定!

 

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テーマ:「米大統領選後の世界」

 

【一般有料チケット】5500円

お申込みURL:https://peatix.com/event/3908203

チケットのお申込みはお早めに!

 

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翻訳叢書プロジェクトにご支援いただく際は、ぜひ事務局までご連絡をお願い致します。

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