◆◆救国シンクタンクメールマガジン 22/11/23号◆◆
評論家の江崎道朗です。
「なぜ民間シンクタンクが重要なのか」という観点から毎回、政治的課題について書いていこうと思います。
自民党安全保障調査会(小野寺五典会長)が4月26日に公表した「新たな国家安全保障戦略等の策定に向けた提言~より深刻化する国際情勢下におけるわが国及び国際社会の平和と安全を確保するための防衛力の抜本的強化の実現に向けて~」と題する報告書(以下、報告書と略称)は、10の項目を防衛力整備計画に盛り込むように提言していて、最後の項目が「気候変動」です。
https://www.jimin.jp/news/policy/203401.html
このメルマガでも指摘しましたが、この気候変動対策を含む「持続可能な開発目標(SDGs)」に対して第二次安倍政権のもとで平成28年に全国務大臣を構成員とする「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」が設置されました。これを受けて防衛省は、2021年度、地方協力局を改編し、環境(E)と社会(S)の面から政策の企画・立案及び実施を行う体制を整備しました。
https://www.mod.go.jp/j/approach/sdgs/pdf/8_01.pdf
並行して5月に気候変動がわが国の安全保障に与える影響について、評価し、及び分析し、防衛省として必要な対応を行うことを目的として、防衛副大臣を座長とする気候変動タスクフォースを設置しました。
このタスクフォースでの検討結果を踏まえ、防衛省地方協力局は自民党安全保障調査会に対して令和4年4月5日付で「気候変動と安全保障」という文書を提出しました。
この文書の中で「気候変動に対する各国軍隊の対応の類型」として、各国軍隊は、気候変動が安全保障に与える影響を幅広くとらえていて、以下の5つの類型に分けることができるとしています。
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今回のメルマガは、各国の軍隊が気候変動に伴う安全保障に与える影響を5つに類型していることを、防衛省の資料を参考にして江崎道朗研究員が解説しています。
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(文責:事務局)
※引用画像(右):陸上自衛隊HPより引用
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(文責:事務局)