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「自主独立のための選択肢」No.233  第一列島線安全保障協力イニシアチブを支える「地域持続支援フレームワーク」

「自主独立のための選択肢」No.233  第一列島線安全保障協力イニシアチブを支える「地域持続支援フレームワーク」

◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/08/26号 ◆◆

 

情報史学研究家の江崎道朗です。

「なぜ民間シンクタンクが重要なのか」という観点から毎回、政治的課題について書いていこうと思います。今回も、2027会計年度国防権限法についてです。

 

米国の対外戦略、とりわけ軍事行動に大きな影響を与える 会計年度国防権限法案(FY2027 NDAA)の審議が、連邦議会で進んでいる。NDAAは米軍の予算水準や組織、装備調達、同盟国支援などの方針を定める法律である。

上院軍事委員会が公表した要約版によれば、FY2027 NDAAの国家防衛費は約 兆ドルで、日本円では約 兆円に相当する。FY2026の約 億ドルから、約 ~ 兆ドルへと大幅に増額する内容となっている。

上院軍事委員会の要約版:

https://www.armed-services.senate.gov/imo/media/doc/fy2027_ndaa_exsum.pdf

 

今回のFY2027NDAAの特徴は、単なる兵器更新や予算拡大にとどまらない。中国との長期的な競争を前提に、次の三つを同時に進めようとしている。

  • 日本・台湾・フィリピンを結ぶ第一列島線での「拒否的防衛」の強化
  • 米国の防衛産業と製造能力の再建
  • AI、サイバー、無人システムを前提とした戦い方への転換

 

第一列島線を一体として防衛

上院案 は、従来の「台湾安全保障協力イニシアチブ」を「第一列島線安全保障協力イニシアチブ(FICSCI)」へ改称する方針を示している。対象国には台湾に加え、フィリピンも含める。制度は 年まで延長される見通しだ。

この変更は、台湾有事を台湾だけの問題として扱わず、日本、台湾、フィリピンを結ぶ第一列島線全体の防衛課題として捉える発想を示す。狙いは、中国軍がこの地域で侵攻や威圧を成功させにくくする「拒否的防衛」を構築することである。

法案は、この考え方を具体化するため、次の措置を組み合わせている。

  • 台湾向けの戦時備蓄制度(War Reserve Stockpile)の創設
  • 日本、台湾、韓国、フィリピンへの対外有償軍事販売(FMS)の遅延が、第一列島線の防衛態勢に与える影響の検証
  • インド太平洋地域で共同整備・共同兵站を進める「地域持続支援フレームワーク(RSF:Regional Sustainment Framework)」の整備
  • 豪州とフィリピンにおける米軍のローテーション展開を支えるインフラ計画の策定
  • 太平洋抑止イニシアチブ(PDI)の延長

 

RSFとは何か

RSF(地域持続支援フレームワーク)は、米国防総省が 年に打ち出した、同盟国、パートナー国、民間企業を結びつける共同兵站・整備の枠組みである。

目的は、戦闘機、艦艇、無人機、電子機器、ミサイル関連装備などを、戦域の近くで修理し、部品を補充し、できるだけ早く作戦に復帰させることにある。

従来の米軍は、米本土や少数の大規模拠点に重整備を集中させる傾向があった。しかし、インド太平洋で大規模な紛争が起きれば‥‥

 

 

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《大好評セミナー》

 

救国シンクタンク 自治体経営研究会《第5回リーダーシップ講座》

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【場 所】TKP九段下神保町ビジネスセンター

【テーマ・講師】

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・「外国人政策 トークセッション」 渡瀬裕哉(研究員) 柳ヶ瀬裕文(共同研究員)

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開 会:14:00(受 付:13:30)

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閉 会 :17:50

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本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

国際情勢やAI、ウクライナ民兵ドローン部隊等最新の興味深い内容を交えて説明された現代の国家防衛が徹底的に検証された一冊です。

価格:990円(税込)

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

 

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(文責:事務局)