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内藤陽介の「メルマガで世界を読む」第66回「アフリカーナー難民」

内藤陽介の「メルマガで世界を読む」第66回「アフリカーナー難民」

◆◆救国シンクタンクメールマガジン 2025/05/21号◆◆

 

 

南アフリカ共和国(以下、前身の南アフリカ連邦時代を含めて南アと略)で差別を受けたとして、米政府から難民認定を受けたアフリカーナー(アフリカ南部に居住する白人のうち、オランダ系移民を中心に、フランスのユグノー、ドイツ系プロテスタントなどが合流して形成された民族集団)59人を乗せた米国政府のチャーター機が、5月12日、米ワシントン近郊のダレス国際空港に到着しました。

 

1488年に喜望峰を“発見”したのはポルトガル人のバルトロメウ・ディアスですが、1652年、この地に最初の植民地としてケープタウンを築いたのは、ヤン・ファン・リーベック率いるオランダ人で、オランダ東インド会社が解散した後も、ケープ植民地の植民者たちは帰国せず、自ら“アフリカ人”を意味するアフリカーナーと称するようになりました。アフリカーナーの中心はオランダ系でしたが、その他の国々からもプロテスタント系の移民が入植してオランダ系と同化して、独自の民族集団を構成しています。なお、アフリカーナーのことをブール人(英語読みだとボーア人)と呼ぶのは、オランダ語で農民を意味するboerに由来するものです。

 

ナポレオン戦争中の1806年、英国はそれまでオランダ領だったアフリカ南端のケープ植民地を接収し、1815年のウィーン議定書により正式に英領として編入します。これに伴い、ケープ植民地には英国人の移民が大量に流入。このため、ファン・リーベック以来、この地に定住していたオランダ系のアフリカーナー(ボーア人とも)は、英国の圧迫を逃れて北東部の奥地へ大移動を開始します。これが、フォールトレッカー(英語だとグレート・トレック)で、アフリカーナーたちは、先住アフリカ人諸民族と戦いながら、ヴァール川の北方に拠点を建設。1852年に南アフリカ共和国(通称は“ヴァール側の向こう”を意味するトランスヴァール共和国)を建国したほか、1854年にはオレンジ自由国を建国しました。

 

ところが、アフリカ南部で金やダイヤモンドが発見されると、英国は2度にわたるアングロ・ボーア戦争を起こし、1902年までに、南アフリカ全土を制圧。1910年には、それまでのケープ植民地・トランスヴァール共和国・オレンジ自由国・ナタール共和国の4州を統合して、大英帝国内のドミニオン(自治領)として南アフリカ連邦を設立します。

 

南ア連邦では、1919年、ボーア戦争の英雄で第一次大戦の指揮官でもあったヤン・スマッツ政権が成立しますが、白人至上主義を唱えるアフリカーナーのジェームズ・バリー・ミューニック・ヘルツォークらは、スマッツの南アフリカ党政権が親英的で黒人に対して譲歩しすぎると批判。1914年に国民党を結成して対抗しました。

 

1929年に世界大恐慌が発生し、南ア経済も深刻な打撃を受けると、国難を打開するため、1933年には国民党は親英派野党の南アフリカ党と合同し、連合党(統一党とも)が結成されましたが、旧国民党内の強硬派はこれに反発し、1934年、ダニエル・フランソワ・マランを党首とする純正国民党が結成されます。

 

1939年、政権に返り咲いたスマッツは、英連邦、すなわち連合国の一員として第二次大戦に参戦する決断を下しましたが、マランの純正国民党は参戦に反対し、連合党政権の“対英従属・アフリカーナー軽視”を徹底的に批判。彼らは、“英国の戦争”への協力を拒否するだけでなく、ドイツへの支持を隠そうとしませんでした。

 

第二次世界大戦は戦場から遠く離れた南ア経済を飛躍的に向上させ‥‥

 

 

 

 

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【第11回】 救国シンクタンクセミナー自治体経営研究会

 

◆開催日時:令和7年5月25日(日)14:00~17:45(13:30受付開始)

【場 所】TKP秋葉原カンファレンスセンター

〒101-0021 東京都千代田区外神田1-1-8 東芝万世橋ビル

【テーマ】「官民連携 水道施設民営化」

【講 師】渡瀬 裕哉 救国シンクタンク理事・研究員

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

受 付:13:30

開 会:14:00

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・セミナー

閉 会 :17:45

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL:https://kyuukoku-seminar-11.peatix.com/

・地方自治体【首長・議員】(参加費20,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

 

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《救国シンクタンク叢書 シリーズ第7弾完成》

【国家防衛分析プロジェクト 徹底検証 防衛力抜本強化】

救国シンクタンク (編集), 江崎 道朗 (著)

 

◇防衛に関するスペシャリスト・安全保障に精通する専門家との対話形式で進む現代の防衛について知識を深めることができる1冊です。

2022年12月岸田政権は、5年間で43兆円の防衛関係費を閣議決定し、防衛力の抜本強化に乗り出した。これまで防衛力の強化が出来なかったことが「安保三文書」の策定、予算倍増しただけで出来るようになるのか?

本書籍では防衛に関連した各専門家との対談形式で、「安保三文書」の背景、狙い、課題について説明されています。

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《救国シンクタンク翻訳叢書 第二弾完成!》

【 大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う】

ニュート・ギングリッチ (著), ダニエル・キエロン・マニング (翻訳),

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『大きな政府の社会主義を打ち破れ!: アメリカの未来を救う(Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future)』を救国シンクタンク翻訳叢書として出版いたしました。

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翻訳叢書プロジェクトは皆様のご寄付により2冊の書籍を出版することができました。

誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

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