◆◆救国シンクタンクメールマガジン 24/11/03号◆◆
令和6年10月29日、国連の女性差別撤廃委員会(以下、「同委員会」という。)は、「男系の男子のみの皇位継承を認めることは、条約の目的や趣旨に反すると考える」と指摘して「皇位継承における男女平等を保障するため」に皇室典範を改正するよう勧告したと報道されました。
ただし、この勧告では「委員会の権限の範囲外であるとする締約国の立場に留意する」ということも言及され、皇室典範の改正は委員会の権限範囲外であると認めるような発言もあります。ゆえに、「条約違反」とはっきり言わずに、「条約の目的や趣旨に反する」という曖昧な表現をしていると思われます。
さて、個人的な意見でも同委員会の皇室典範改正に関する勧告は、「国家の基本に関わる事項」であり、条約で扱われるべき事項の範囲外であり、越権行為だと考えております。
しかし、仮に条約で扱われるべき事項に含まれると考えたとしても、同委員会の勧告は、皇統を男系男子に限るとされてきた皇室制度という憲法上の解釈、ひいては日本の憲法そのものを否定する内容であり、憲法と条約が矛盾することになります。
では、現行憲法と条約が矛盾した場合に、現在の法解釈ではどのように考えるべきか・・・・
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(文責:事務局)
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■ 救国シンクタンク第8回フォーラム 11月23日 ■
◇日 時:2024年11月23日 15時開演
◇場 所:星陵会館 東京都千代田区永田町2丁目16−2
◇テーマ:「米大統領選後の世界」(中東情勢と台湾情勢を内容に追加)
◇出演者
前嶋 和弘 上智大学総合グローバル学部教授
松本 佐保 日本大学国際関係学部教授
西岡 力 モラロジー道徳教育財団教授・麗澤大学客員教授
倉山 満 救国シンクタンク 理事長兼所長
渡瀬 裕哉 救国シンクタンク 研究員
内藤 陽介 救国シンクタンク 研究員
中川 コージ 救国シンクタンク
◇プログラム
開演 15時
開会挨拶
第一部 各出演者による講演
休憩
第二部 クロストーク「米大統領選の世界」
閉会挨拶
閉演 18時半
※プログラムは変更する場合もございますので予めご了承ください。
◇お申込み
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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》
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監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)
全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。
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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》
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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。
皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。
《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》
救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト
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