◆◆救国シンクタンクメールマガジン 24/09/04号◆◆
情報史学研究家の江崎道朗です。
今回のテーマは、「令和7年度の防衛省概算要求」です。
防衛省は、敵反撃能力の保有や敵のミサイル探知・追尾能力の向上を盛り込んだ令和7年(2025年)度の概算要求を発表しました。
https://www.mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo/2024/yosan_20240830.pdf
この概算要求について産経新聞は以下のように報じています。
https://www.sankei.com/article/20240830-OHGT5EIG4JPW5CSBH55FOXWXIU/
要は本格的な敵反撃能力の保持に向けて①ミサイルの探知や追尾能力を向上するため、複数の小型衛星で目標を捕捉する「衛星コンステレーション」の整備費、②敵の射程圏外から発射する長射程ミサイルの開発・取得の予算を計上したわけです。
この敵反撃能力の保持は岸田政権が2022年に閣議決定した「国家安全保障戦略」で初めて明記されたもので、以下のような論理構成になっています。
①近年、我が国周辺では、極超音速兵器等のミサイル関連技術と飽和攻撃など実戦的なミサイル運用能力が飛躍的に向上していて、既存のミサイル防衛網だけで完全に対応することは難しくなりつつある。
②このため、相手からミサイルによる攻撃がなされた場合、ミサイル防衛網により、飛来するミサイルを防ぎつつ、相手からの更なる武力攻撃を防ぐために、我が国から有効な反撃を相手に加える能力、すなわち反撃能力を保有する必要がある。
③この反撃能力とは、我が国に対する武力攻撃が発生し、その手段として弾道ミサイル等による攻撃が行われた場合、武力の行使の三要件に基づき、そのような攻撃を防ぐのにやむを得ない必要最小限度の自衛の措置として、相手の領域において、我が国が有効な反撃を加えることを可能とする、スタンド・オフ防衛能力等を活用した自衛隊の能力をいう。
④こうした有効な反撃を加える能力を持つことにより、武力攻撃そのものを抑止する。
⑤その上で、万一、相手からミサイルが発射される際にも、ミサイル防衛網により、飛来するミサイルを防ぎつつ、反撃能力により相手からの更なる武力攻撃を防ぎ、国民の命と平和な暮らしを守っていく。
この論理構成に基づけば・・・・
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■ 救国シンクタンク第8回フォーラム 11月23日 ■
◇日 時:2024年11月23日 15時開演
◇場 所:星陵会館 東京都千代田区永田町2丁目16−2
◇テーマ:「米大統領選後の世界」(中東情勢と台湾情勢を内容に追加)
◇出演者
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松本 佐保 日本大学国際関係学部教授
西岡 力 モラロジー道徳教育財団教授・麗澤大学客員教授
倉山 満 救国シンクタンク 理事長兼所長
渡瀬 裕哉 救国シンクタンク 研究員
内藤 陽介 救国シンクタンク 研究員
中川 コージ 救国シンクタンク
◇プログラム
開演 15時
開会挨拶
第一部 各出演者による講演
休憩
第二部 クロストーク「米大統領選の世界」
閉会挨拶
閉演 18時半
※プログラムは変更する場合もございますので予めご了承ください。
◇お申込み
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