「自主独立のための選択肢」No.196 情報史学に取り組む防衛研究所

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◆◆救国シンクタンクメールマガジン 24/07/03号◆◆

情報史学研究家の江崎道朗です。

今回のテーマは、「情報史学に取り組む防衛研究所」です。

 

2022年12月、岸田文雄政権は国家安全保障戦略を全面改定しました。

日本はいま、中国、北朝鮮、ロシアという3つの核保有国の脅威に直面していますが、現有の防衛力では日本を守り抜くことは難しく、新たな能力が必要だとして次の3つの具体例を挙げています。

1つ目は、反撃能力の保有です。「極超音速滑空兵器や、変則軌道で飛翔するミサイルなど、ミサイル技術は急速に進化」し、「一度に大量のミサイルを発射する飽和攻撃の可能性」もあります。そこで、「相手に攻撃を思いとどまらせる抑止力となる反撃能力」が「今後不可欠」である。

2つ目は、宇宙・サイバー・電磁波などの新たな領域への対応です。「軍事と非軍事、平時と有事の境目が曖昧になり」「グレーゾーン事態が恒常的に生起している厳しい安全保障環境」に直面していて、「宇宙・サイバー・電磁波など」で、わが国の能力を量・質両面で強化しなければならない。

3つ目は、南西地域の防衛体制の強化だ。このままだと「有事が発生」するが、現状では南西諸島に十分な兵力がないため、「南西地域の陸上自衛隊の中核となる部隊を倍増するとともに、日本全国から部隊を迅速に展開するための輸送機や輸送船舶を増強」するという。

「こうした取組を始め、弾薬などの充実、十分な整備費の確保、隊員の処遇改善などを含め、今後5年間で43兆円程度の防衛力整備計画を実行」すれば「武力攻撃そのものの可能性を低下させることができます」と岸田首相は記者会見で話しています。

要は5年間で43兆円を投じ計画を着実に実行しても実現できるのは、「武力攻撃そのものの可能性を低下させる」ことなのです。

残念ながら圧倒的な中国の軍事力に対していくら自衛隊を強化しても当面、対抗できません。ではどうするか。2022年の国家安全保障戦略の特徴は防衛力強化以外の方策も明確に打ち出していることです。

日本を守る力は防衛力だけでない。次の5つだと同戦略は指摘しています。

第1に外交力です。ロシアによるウクライナ侵略でも明らかなように、友好国、同志国をどれだけ持っているかが戦争の動向を左右する。よって日本も、「大幅に強化される外交の実施体制の下、今後も、多くの国と信頼関係を築き、我が国の立場への理解と支持を集める外交活動」を展開しています。

第2に防衛力です。それも防衛力に裏打ちされてこそ外交力は高まるとして「抜本的に強化される防衛力は、わが国に望ましい安全保障環境を能動的に創出するための外交の地歩を固めるものとなる」として、外交と防衛の連動を強めてきました。

第3に経済力です。「経済力は、平和で安定した安全保障環境を実現するための政策の土台となる」。経済力があってこそ軍事力も強化できる。

第4に技術力です。この「官民の高い技術力を、従来の考え方にとらわれず、安全保障分野に積極的に活用していく」。科学技術の軍事利用に反対する一部勢力には屈しない、ということです。

第5に情報力です。「急速かつ複雑に変化する安全保障環境において、政府が的確な意思決定を行うには、質が高く時宜に適った情報収集・分析が不可欠である」。ここまではっきりと情報、つまりインテリジェンス重視を打ち出したのは戦後初めてのことです。

敗戦後の日本は、軍事やインテリジェンスをタブー視し、ある意味、米国に従って生きてきました。しかし第二次安倍政権になって‥‥

 

 

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《第7回 救国シンクタンクセミナー自治体経営研究会》

◆開催日時:令和6年8月25日(日)14:00~17:30(13:30受付開始)

【場 所】TKP九段下神保町ビジネスセンター 東京都千代田区神田神保町3-4柳川ビル

※申し込み多数の場合、会場を変更する場合がございます。

【テーマ・講 師】

「マニフェストの作り方」

~選挙戦略に欠かせないマニフェストとは~

渡瀬 裕哉 救国シンクタンク研究員・理事

【プログラム】※プログラムは変更する場合がございます。

受 付:13:30

開 会:14:00

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・第一部 : マニュフェストの作成

・休 憩

・第二部 : ワークショップ

・閉 会 :17:30

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL:https://peatix.com/event/4031643

・地方自治体【首長・議員】(参加費20,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

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■ 救国シンクタンク第8回フォーラム 11月23日 ■

◇日 時:2024年11月23日 15時開演

◇場 所:星陵会館 東京都千代田区永田町2丁目16−2

◇テーマ:「米大統領選後の世界」(中東情勢と台湾情勢を内容に追加)

◇出演者

前嶋 和弘  上智大学総合グローバル学部教授

松本 佐保  日本大学国際関係学部教授

倉山 満   救国シンクタンク 理事長兼所長

渡瀬 裕哉  救国シンクタンク 研究員

内藤 陽介  救国シンクタンク 研究員

中川 コージ 救国シンクタンク

 

◇プログラム

開演 15時

開会挨拶

第一部 各出演者による講演

休憩

第二部 クロストーク「米大統領選の世界」

閉会挨拶

閉演 18時半

※プログラムは変更する場合もございますので予めご了承ください。

 

◇お申込み

下記URLからお申込みください。

【会員様限定チケット】  無料ご招待となります。メルマガをご参照ください。

【一般有料チケット5500円】https://peatix.com/event/3908203

チケットのお申込みはお早めに!

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

www.amazon.co.jp/dp/4434328867

 

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

Amazon.co.jp: 救国シンクタンク叢書 皇位継承問題 : 救国シンクタンク: 本
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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

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《米国共和党保守派【翻訳叢書プロジェクト】出版費用支援のお願い》

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future』と、グローバー・ノーキスト全米税制改革協議会議長の著作『Leave Us Alone: Getting the Government’s Hands Off Our Money, Our Guns, Our Lives』の〈救国シンクタンク叢書〉としての翻訳本出版にあたり、会員の皆様にご寄付をお願いしたところ、大変多くのご支援を賜ることができました。誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

【重要】翻訳プロジェクトに関する報告・自治体経営セミナー開催決定!【救国シンクタンク】https://youtu.be/1TpNv8USXkg

翻訳叢書プロジェクトにご支援いただく際は、ぜひ事務局までご連絡をお願い致します。

◆お問い合わせ先:info@kyuukoku.com

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

Amazon.co.jp: 救国シンクタンク叢書 大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争 : 救国シンクタンク: 本
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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

救国シンクタンク叢書 なぜレジ袋は「有料化」されたのか
「ほぼ毎日のペースで新たに増加する規制は、日本経済に目に見えないコストを課しています。それらの累計額は計り知れない規模になっていますが、日本政府はその全容を把握することなく、今日も制御基盤が壊れたマシーンのように新たな規制を作り続けています」。本書はそのような規制のうち、誰もが知っている「レジ袋の有料化」という規制につ...

いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

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(文責:事務局)

 

 

 

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