渡瀬裕哉メルマガ「日本をアップグレードする方法」(197)「経済安全保障の議論には『常識』が必要です」

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◆◆救国シンクタンクメールマガジン 24/05/16号◆◆

救国シンクタンク会員の皆様、こんにちは。研究員の渡瀬裕哉です。本メルマガでは「日本をアップグレードする方法」をお届けしております。

 

今回のテーマは「経済安全保障の議論には『常識』が必要です」についてお届けします。

 

近年では「経済安全保障」と呼ばれる政策を耳にするようになりました。しかし、この概念自体は新しいものではなく、古い概念の焼き直しでしかありません。そして、その是非に関する議論も過去と同様の主張が繰り返されています。

 

我々は「経済安全保障」の具体論に入る以前に、まずは「日本にとっての敗北条件」について確認する必要があります。目的が明確になることで、手段の適切さを初めて議論することができるからです。

 

何よりも重要なことは「日本」にとっての敗北条件を定義することです。ここを間違えるとその後の議論が全て間違えることになります。

 

たとえば、イスラエルに対するハマスの敗北条件は何でしょうか?ハマスにとっては自らの活動中心地であるガザ等がイスラエルによって攻撃されたとしても、そのこと自体は敗北条件とはなりません。むしろ、イスラム世界からの支援が期待されるため、継続的な活動拡大には資する可能性があります。したがって、彼らには本土決戦は敗北ではないのです。

 

では、北朝鮮はどうでしょうか?北朝鮮にとっては「金王朝」が継続することが目標となります。そのため、国際的な制裁を受けて、自由市場から排除され、国内産業が衰退しようが、国民が餓死しようが、政治体制を維持できるなら敗北ではありません。逆に、仮に経済成長が実現したとしても、それによって金王朝が倒れれば、それは彼らにとっては敗北したことになります。

 

米国、中国、韓国、北朝鮮、台湾、ASEAN諸国、欧州諸国・・・、各々にとっての「(経済)安全保障上の敗北条件」は全く異なります。したがって、まずその手の議論の前提として、「日本」の「(経済)安全保障」を定義することが重要となります。

 

さて、日本はどのような国でしょうか?‥‥

 

 

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《第6回 救国シンクタンクセミナー自治体経営研究会》

◆開催日時:令和6年6月22日(土)14:00~17:30(13:30受付開始)

【場 所】TKP九段下神保町ビジネスセンター 東京都千代田区神田神保町3-4柳川ビル

【テーマ・講 師】

「『コロナ禍を記録する』出版記念緊急セミナー」

~公文書管理の基本と今すぐ誰でも使えるデジタル時代の仕事術~

倉山 満 救国シンクタンク所長・理事長

【プログラム】

受 付:13:30

開 会:14:00 挨拶、事務連絡

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・第一部 : 理論編 文書の整理術~歴史学、マネージメント、インテリジェンス~

・休 憩

・活動報告:地方議員の活動成果報告

・第二部 :実践編 住民を守り政策検証を可能にするアーカイブ術

・閉 会 :17:30

※セミナーの後に懇親会を予定しております。別途お申込みとなります。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)

お申込みURL:http://ptix.at/ckGCHD

・地方自治体【首長・議員】(参加費20,000円)

・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)

 

本セミナーは、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。

減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。

 

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救国シンクタンク第8回フォーラム 11月23日

テーマ:「米大統領選後の世界」

 

【一般有料チケット】5500円

お申込みURL:https://peatix.com/event/3908203

チケットのお申込みはお早めに!

 

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《救国シンクタンク翻訳叢書完成!》

【 Leave US Alone: 減税と規制緩和、アメリカ保守革命の教典】

監修:渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

全米で最も影響力のある政治戦略家の一人でもあるグローバー・ノーキスト氏が、保守派に向けた大胆なマニフェストとビジョンを提示する。

経済、人口統計、政治動向を通じて、アメリカ政治がこれまでどこにあったのか、どのように変化していったのか。本書『Leave Us Alone』は、アメリカ政治をより深く理解するための必読の書である。

www.amazon.co.jp/dp/4434328867

 

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《救国シンクタンク叢書 第5弾『皇位継承問題』》

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救国シンクタンク“日本の未来を考える”シリーズの第五弾。第一部では「皇位継承問題とは何か」を學館大学 現代日本社会学部教授、新田均氏が、「皇位継承問題と政治」については産経新聞社 論説委員長、榊原智氏が、「後花園天皇と伏見宮家」というテーマで国際日本文化研究センター 名誉教授渡今谷明氏が、「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得は憲法第十四条違反なのか」と題して弁護士、山本直道氏が、そして「秋篠宮家の現在と未来」を皇室評論家の髙清水有子氏がそれぞれの知見を持って論じる。第二部では倉山満氏をモデレーターに、それらの専門家が皇位継承問題について白熱したクロストークセッションを展開する。

皇位継承問題について、専門家たちが描き出す今を表した必読の書。

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」》

救国シンクタンク第7回フォーラム「皇位継承問題」ダイジェスト

 

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《米国共和党保守派【翻訳叢書プロジェクト】出版費用支援のお願い》

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作

『Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future』と、グローバー・ノーキスト全米税制改革協議会議長の著作『Leave Us Alone: Getting the Government’s Hands Off Our Money, Our Guns, Our Lives』の〈救国シンクタンク叢書〉としての翻訳本出版にあたり、会員の皆様にご寄付をお願いしたところ、大変多くのご支援を賜ることができました。誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

【重要】翻訳プロジェクトに関する報告・自治体経営セミナー開催決定!【救国シンクタンク】https://youtu.be/1TpNv8USXkg

翻訳叢書プロジェクトにご支援いただく際は、ぜひ事務局までご連絡をお願い致します。

◆お問い合わせ先:info@kyuukoku.com

 

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《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』》

『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)

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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」

救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」
救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」テーマ「超大国の衰退と台頭する中国、隣接する地域の紛争の現状」【第6回 救国シンクタンクフォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春」】を2023年2月12日(日)に星稜会館にて開催しました。「第6回救国シンクタンクフォーラム ...

 

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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』》

『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)

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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

 

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(文責:事務局)

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