◆◆救国シンクタンクメールマガジン 23/11/01号◆◆
評論家の江崎道朗です。
「なぜ民間シンクタンクが重要なのか」という観点から毎回、
政治的課題について書いていこうと思います。
臨時国会の開会に際して総理大臣が、政権としての抱負を示すのが所信表明演説です。
この所信表明演説に盛り込まれた課題は、
予算委員会を始めとする各委員会で優先課題として審議されるだけでなく、
来年度予算においても重点項目と位置付けられます。
よって、与党の政治家、そして各省は、
この所信表明演説に自らの政策課題を書き込ませようと必死に働きかけをします。
よって、政治家、官僚たちはこの演説の内容をそれぞれが都合のいいように
解釈し、利用し、自己の政策実現に奔走することになります。
ただし、所信表明演説に明記されたから、その政策課題が進むとは限りません。
官僚たちが取り組みたい政策課題については、官僚たちが所信表明演説を梃に、
その課題推進に向けて懸命に取り組みますが、省庁が担当しない課題については、
推進母体がないため、どうしても後回しになってしまうからです。
言い換えれば、各省庁が所管しない政策課題が進むかどうかについては、
総理大臣のやる気にかかっていると言えましょう。
また、近年の官邸主導政治の影響か、
所信表明演説では、官僚たちの暴走を抑え込む趣旨の文言も入るようになりました。
では、今回の岸田総理の所信表明演説について私が個人的に注目した箇所は以下です。
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2023/1023shoshinhyomei.html
(1) 税収の増収分の「一部」を還元する。
…
(中略)
(2) 増税批判を受けて、「所得の増加を先行させ、税負担や社会保障負担を抑制することに
重きを置いて経済財政運営を行」う方向へ方針を転換。
…
(中略)
(3) 岸田政権が避けてきた「規制改革」について言及。
…
(中略)
(4) 外交・安全保障については、「安全保障環境は戦後最も厳しいものになっています」と
言いながらも、…
(中略)
(5) 拉致問題で思い切った決断をする準備があることを強調。
…
(中略)
(6) 防衛増税はあくまで実施する意向。
…
(中略)
(7) 皇室論議が進むことを期待すると明言。
…
そして今回の所信表明演説を梃に「減税、国民負担率の低下、規制改革、皇室論議の推進」を
具体化するよう、引き続き迫っていきたい。
―――――――――――――――
今回のメルマガでは、岸田総理の所信表明演説から、救国シンクタンクが主張してきた「減税、国民負担率の低下、規制改革、皇室論議の推進」などについて、江崎道朗研究員が解説しています。
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(文責:事務局)
※画像:首相官邸ホームページ
(https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2023/1023shoshinhyomei.html)を加工して作成
《12月9日(土) 第3回 救国シンクタンクセミナー》
自治体経営研究会「地方自治体が担う安全保障とは」開催決定!
◆開催日時:令和5年12月9日(土)14:00~17:30(13:30受付開始)
◆会 場 :TKP九段下神保町ビジネスセンター
◆主 催 :一般社団法人救国シンクタンク 講師:江崎道朗研究員
◆内 容 :身近な市区町村が担う国家安全保障とは。
安保三文書に謳われた防衛力の抜本強化は地方自治体の役割無くして成り立ちません。
国民保護と港湾・軍事施設の整備をテーマにその重要性と問題点を解説するセミナーです。
◆プログラム(変更する場合がございます)
受 付:13:30
開 会:14:00 挨拶、事務連絡
第一部:14:05~15:20 国民保護法について。(75分)
休 憩:10分
第二部:15:30~16:40 港湾・軍事施設の整備について。(70分)
休 憩:10分
第三部:16:50~17:20 質疑応答。(30分)
閉 会:17:25
◆参加申込(Peatixにて受付いたします)
お申込みURL:https://peatix.com/event/3745527
・地方自治体【首長・議員】(参加費20,000円)
・立候補予定者、一般アクティビスト(参加費5,000円)
セミナーの後に懇親会を予定しております。
懇親会のご案内は別途お知らせいたします。
セミナーへの参加対象者は、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にして
おりますが、アクティビスト志望の会員様やそれ以外の一般の方もご参加いただけます。
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減税や規制改革、事務事業評価、安全保障などに取り組んでいる「首長・地方議員・立候補予定者」
をご存じの方は、ぜひこのセミナーをご紹介ください。
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《令和5年10月28日第2回救国シンクタンクセミナー開催のご報告》
令和5年10月28日(土)に第2回救国シンクタンクセミナー
「決算カードと減税条例の読みかた」を開催いたしました。
定員60人のところ地方自治体議員とアクティビストの皆様で満席の中、
大盛況のセミナーとなりました。
澄み渡った秋空の貴重な週末の中、ご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
倉山満理事長曰く「微力は無力ではない」
渡瀬裕哉研究員曰く「地方自治なくして国家無し」
の志のもと今後とも開催をしてまいりますので、会員の皆様におかれましては
これまでと変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。
《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」開催のご報告》
令和5年7月30日(日)に第7回フォーラムを開催し、200名以上の方々に
ご参加をいただき、満席の中、大盛況のフォーラムとなりました。
猛暑の中、ご来場いただいた多数の会員の皆様ならびにお客様に心より御礼申し上げます。
また、ご登壇の先生方には素晴らしいご講演をいただき誠にありがとうございました。
当日運営にかかわっていただいた方々にも感謝申し上げます。
この度のフォーラムは趣旨にございます通り、現在の皇位継承問題が、
「男系か女系か」という既に終わった議論ではなく、
唯一の皇位継承者である悠仁殿下をどのように我々国民がお支えをするのかが
論点であることを再認識できた非常に有意義な機会だったと思います。
本フォーラムを踏まえまして、今後も、国会議員の先生方をはじめ、
皇室について大切な政策提言を行って参ります。
引き続きご支援のほどお願い申し上げます。
《オンライン公開研究会のお知らせ》
10月26日にオンライン研究会を実施しました!
次回のオンライン研究会は、11月29日(水)18時からです!
お楽しみにお待ちください!
イスラエルVSハマス戦争状態 内藤陽介先生登場! 救国シンクタンク(2023年10月26日)ライブ 倉山満 江崎道朗 渡瀬裕哉 中川コージ 内藤陽介【チャンネルくらら】
https://youtube.com/live/zzVav8pXjs0
《米国共和党保守派【翻訳叢書プロジェクト】出版費用支援のお願い》
救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作『Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future』と、グローバー・ノーキスト全米税制改革協議会議長の著作『Leave Us Alone: Getting the Government’s Hands Off Our Money, Our Guns, Our Lives』の〈救国シンクタンク叢書〉としての翻訳本出版にあたり、会員の皆様にご寄付をお願いしたところ、大変多くのご支援を賜ることができました。
誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
【重要】翻訳プロジェクトに関する報告・自治体経営セミナー開催決定!【救国シンクタンク】
今後も【翻訳叢書プロジェクト】を継続し、弊社研究員が厳選した海外書籍の叢書化を進めて参ります。翻訳叢書の出版にあたり、皆様からのご支援を心よりお願い致します。
翻訳叢書プロジェクトにご支援いただく際は、ぜひ事務局までご連絡をお願い致します。
◆お問い合わせ先:info@kyuukoku.com
《救国シンクタンク叢書 第4弾『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』のお知らせ》
救国シンクタンク叢書シリーズ第四弾
『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』発売中!
『大国のハイブリッドストラグルII: 大国の衰退と台頭がもたらす地域紛争』(2023年)
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救国シンクタンク第6回フォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春 」
“日本の未来を考える”シリーズの第四弾。
第一部では「今年の世界はどう変わるか」をテーマに、
篠田英朗氏が地政学の視点から、
中川コージ氏が中国の今を、
渡瀬裕哉氏がアメリカの今を、
小野義典氏がヨーロッパの今を切り取り、
岡部芳彦氏が注目の集まる
「本当のウクライナ」を解説する。
第二部では江崎道朗氏をモデレーターに、
各専門家に倉山満氏も加わり、
国際情勢について白熱した
クロストークセッションを展開。
《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』のお知らせ》
救国シンクタンク叢書シリーズ第三弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』発売中!
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いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉
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