江崎道朗メルマガ〈「核なき世界」と二重基準〉

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◆◆救国シンクタンクメールマガジン 23/5/17号◆◆

評論家の江崎道朗です。
「なぜ民間シンクタンクが重要なのか」という観点から毎回、政治的課題について書いていこうと思います。

G7(先進7カ国)首脳会議が今月19~21日、 広島市で開催されます。
議長である岸田文雄首相は、
被爆地から核兵器廃絶への自身の思いを盛り込んだ 「広島宣言」の発表を目指しているとされます。
この岸田首相の姿勢を朝日新聞的な 「反戦・反核」だと受け止めている人が多いようです。
しかし5月16日、岸田首相は NHKのインタビューで以下のように述べています。 https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/99136.html

《まず広島・長崎に原爆が投下されてから今年で 78年目になるわけだが、その間、多くの先人たちが 核兵器のない世界という理想に向けて、さまざまな努力をしてきた。
しかしながら、現在、この10年ほどの動きを振り返ったときに、 核兵器のない世界を目指すという機運がどんどん後退している。
昨年もNPT(核拡散防止条約)運用検討会議という核軍縮・不拡散で大変重要な、5年に一度開催される 会議も開催され、私も日本の総理大臣として初めて出席をした。
しかしその場で、残念ながら一致した共同文書を取りまとめる というところには至らなかった。
これは2回連続のことだ。
こうした状況を見ても、世界が軍縮・不拡散という 課題において分裂している。
さらに今ロシアによる
核の威嚇が懸念されている。あるいは北朝鮮のミサイル・核開発が 懸念されている。
こうしたさまざまな現実をみても、
核兵器のない世界という理想に向けての機運が 後退していることを強く心配している。
しかしそういったときだからこそ、被爆地・広島で 開催されるG7サミットにおいて、今一度核兵器のない世界を目指そうという機運を盛り上げる転機にしたいと思っている。》

ここで岸田首相が問題にしているのは、 ロシアによる核の威嚇と北朝鮮のミサイル・核開発です。
要はロシア、北朝鮮の核をなんとしても廃絶する機運を 盛り上げようとしているわけです。
その一方で、
アメリカなどの核については何ら言及していません。
1980年代、反核運動が世界中で盛んになったとき、左派は「西側の核兵器は悪いが、ソ連や中国の核はいい」という二重基準を使っていました。
実は岸田首相はこれと全く逆の議論、
つまり「ロシアや中国、北の核兵器は悪いが、欧米の核は必要だ」 という二重基準を考えているのではないかと思われるのです。
というのも…
ーーーーーーーーーー

今回のメルマガは、今月19~21日に開催されるG7広島サミットにおいて、議長である岸田文雄首相が被爆地から核兵器廃絶への自身の思いを盛り込んだ「広島宣言」の発表を目指しているとされる件について、江崎道朗研究員が解説しています。
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(文責:事務局)

 

《令和5年7月30日(日)第7回フォーラム「皇位継承問題」のお知らせ》

救国シンクタンク 第7回フォーラム「皇位継承問題」を令和5年7月30日(日)に開催致します。

【開催趣旨より】
われわれ救国シンクタンクは、日本救国に向かう多くの政策を、提言・普及・実現してきました。
では、何が達成されれば救国なのか。
それ自体を皆で議論しながら常に検証していこうと話し合い、多くの議論を積み重ねてきました。
その中で、皇室は別格であり、常に別枠の政策として扱ってきました。
なぜならば、「日本の歴史を象徴する皇室を守り抜けなくて、何を守るのか」に尽きるからです。
令和4年、安定的な皇位継承のあり方を議論する政府の有識者会議最終報告書が提出されました。
しかし、ほとんど動いていません。
そこで我々は一石を投じるべく、「皇位継承問題」をテーマとして、5人の有識者の方々をお招きし、第7回フォーラムを開催します。
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フォーラムの詳細については、イベントページ(https://kyuukoku.com/%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88/)をご覧ください。
非会員の方はこちらからお申し込み下さい。
ご購入先URL:https://peatix.com/event/3557740/view
※Peatixを初めてご利用になる方はお申し込み時に新規登録が必要となります。
ご利用経験が御有りになる方はログインしてお手続きをお願い致します。
お手数おかけ致しますが、よろしくお願いいたします。

なお、お座席は余裕をもって準備しておりますが、先着順とさせていただき、満席になりしだい締め切りとさせていただきますのであらかじめご了承ください。

《令和5年7月29日(土)自治体経営研究会のセミナー開催決定!》

現在の日本の地方自治体における税金の使い道には不透明感が支配的です。
そこで救国シンクタンクでは、議会で税金の使い道を審議する条例案やコンセプトが学べる「日本で唯一のセミナー」を開催いたします!
税金の使い道とその結果を報告させる「事務事業評価条例の作り方」などが習得できます。

セミナーへの参加対象者は、地方自治体の首長・議員・立候補予定者の方々を対象にしておりますが、アクティビスト志望の会員以外の一般の方もご参加いただけます。

◆参加申込(Peatixにて受付いたします)
・地方自治体【首長・議員】(参加費20,000円):https://peatix.com/event/3579363
・立候補予定者、会員、一般(参加費5,000円):https://peatix.com/event/3579375

【お願い】首長・地方議員・立候補予定者をご紹介ください!
減税や規制改革、事務事業評価などに取り組んでいる方を、ぜひ弊社事務局へお知らせください。
お知らせ先info@kyuukoku.com

【オンライン公開研究会のお知らせ】

5月11日(木)18時からオンライン公開研究会を開催致しました!

救国シンクタンク(2023年5月11日)ライブ 倉山満 江崎道朗 渡瀬裕哉 中川コージ 柿埜真吾【チャンネルくらら】https://www.youtube.com/live/tx2zY3i4Hdw?feature=share

《米国共和党保守派【翻訳叢書プロジェクト】出版費用支援のお願い》

救国シンクタンクではこのたび、ニュート・ギングリッチ元連邦下院議長の最新著作『Defeating Big Government Socialism: Saving America’s Future』と、グローバー・ノーキスト全米税制改革協議会議長の著作『Leave Us Alone: Getting the Government’s Hands Off Our Money, Our Guns, Our Lives』の〈救国シンクタンク叢書〉としての翻訳本出版にあたり、会員の皆様にご寄付をお願いしたところ、大変多くのご支援を賜ることができました。
誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

【重要】翻訳プロジェクトに関する報告・自治体経営セミナー開催決定!【救国シンクタンク】

今後も【翻訳叢書プロジェクト】を継続し、弊社研究員が厳選した海外書籍の叢書化を進めて参ります。翻訳叢書の出版にあたり、皆様からのご支援を心よりお願い致します。
翻訳叢書プロジェクトにご支援いただく際は、ぜひ事務局までご連絡をお願い致します。
◆お問い合わせ先:info@kyuukoku.com

《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』のお知らせ》

救国シンクタンク叢書シリーズ第三弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』発売中!
『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(2023年)https://amzn.to/3J6Wh0Y

いよいよ新発売!レジ袋有料化「義務化」は嘘だった!? 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉

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