中川コージメルマガ「欧州接待（後編）」

◆◆救国シンクタンクメールマガジン　23/4/15号◆◆

戦略科学者、自称「マッドサイエンティスト」の中川です。
（前編からの続き）https://kyuukoku.com/20230408/8732/

日本の言論に「対中包囲網は確実に完成に向かっている」、「米国主導の世界に、中国は敗北する」といった風潮が少なからずありますが、チャイナ劣勢とみなすのは難しいと僕は考えます。
そんな簡単に米欧連携や中露連携の中露没落が進むならば、日本は「一枚岩の米欧」に完全追随して、弱まる中露を叩くだけでよいので、国際ゲームはイージーであることになります。
が、政治思想が近いスタンスであるはずの米欧（さらにはG7）でさえ、対中政策の足並みがそろっていないだけでなく、世界はラテンアメリカ、ASEAN、中東、アフリカ諸国やインドといったメンツがいます。

彼らの対中政策が一斉に揃って皆がチャイナ批判一辺倒になる、と考えるのは、なかなかぶっ飛んだ発想でしょう。
日本は、混沌の（ハイブリッドストラグルな）国際情勢でいかに立ち回るか、という本物のハードモードな国際ゲームにチャレンジしていかなければならない訳です。

続いて、忘れそうになりましたが（失礼）、今回の会談のメインプレーヤーであるマクロン大統領と習近平国家主席会談。
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今回のメルマガは、4月8日配信のメルマガの後編です。
習近平国家主席とマクロン大統領の会談の様子を中川コージ研究員が解説しています。
混沌の（ハイブリッドストラグルな）国際情勢における対中政策の難しさとは何か。
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