◆◆救国シンクタンクメールマガジン 23/2/12号◆◆
2月10日、岸田首相が植田和男氏を新たな日銀総裁に指名する方針を固めたという報道があった。植田氏は東京大学名誉教授で、速水総裁時代には日銀審議委員を務めた経済学者である。報道の通り、植田氏の任命が事実だとすれば、これは全く予想外の人事である。
当初有力だと報じられていた雨宮氏、中曽氏はいずれも黒田総裁の下で副総裁を務めた人物であるのに対して、植田氏はこれまで金融緩和の副作用を強調し、黒田日銀に対しては距離を置いてきた人物である。雨宮、中曽両氏が黒田路線を修正しつつも引き継ぐ可能性が高かったのに対し、植田氏が次期総裁になれば、黒田体制とは連続性がないため、場合によっては一気に政策修正に動く可能性がある。人事が報道されてから為替市場で一挙に1円程度の円高が進み、株価も下落に転じたのは政策転換のリスクを意識してのことであろう。植田氏は最近では拙速な引き締めに反対する発言もしているので、黒田路線は継承されるという予測も出ているが、率直に言って筆者は極めて懐疑的である。
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今回のメルマガは、2月10日に報道された「岸田首相が植田和男氏を新たな日銀総裁に指名する方針を固めた」というニュースに関して、経済学者の柿埜真吾先生が解説しています。
突如、新日銀総裁として名前があがった植田和男氏とは一体どのような人物なのか?
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緊急!日銀総裁に植田和男元審議委員を起用へ 経済学者柿埜真吾 憲政史家倉山満【チャンネルくらら】
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