◆◆救国シンクタンクメールマガジン 23/2/6号◆◆
◇カギを握る黒田日銀総裁の後任人事
黒田日銀総裁の退任が迫る中、反リフレ派の動きが活発になっている。１月３０日には、令和国民会議（令和臨調）が記者会見を開き、2013年の政府・日銀の共同声明見直しを主張する緊急提言を発表したことで、一時大幅に円高が進む局面があった。令和臨調は民間のシンクタンクとはいえ、岸田総理もしばしば会合に参加しており、政府との距離は極めて近い。加えて、平野信行三菱ＵＦＪ銀行特別顧問とともに令和臨調の「財政・社会保障」部会の共同座長を務める翁百合氏(日本総合研究所理事長)は、次期日銀副総裁の有力候補とみられている。市場が大きく反応したのは当然といえるだろう。
令和臨調の提言は、黒田総裁の進めてきた大胆な金融緩和の成果を否定し、２％のインフレ目標を「長期的な目標」に格下げし、事実上棚上げする等、反リフレ派色の強い内容である。提言書以上に、記者会見での平野氏の説明は、黒田総裁以前の古い日銀の復権を狙っている意図が露骨に表れていた。日銀の次期執行部がこの提言にそった政策をとるのならば、日本は再び黒田日銀以前のデフレ不況に逆戻りするだろう…
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今回のメルマガは、令和臨調が出した緊急提言の問題点と黒田日銀総裁の後任人事について、経済学者の柿埜真吾先生が解説しています。
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令和臨調による緊急提言や日銀総裁人事について、エコノミストの村上尚己先生もチャンネルくららの番組で解説しています。宜しければご視聴ください。
本日撮影！令和臨調「政府日銀の共同声明見直し」緊急提言とは？ 村上尚己のマーケットニュース 大橋ひろこ【チャンネルくらら】
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《第6回フォーラム〈大国のハイブリッドストラグル2023新春〉のお知らせ》
【第6回 救国シンクタンクフォーラム「大国のハイブリッドストラグル2023新春」】を2023年2月12日（日）に星陵会館にて開催いたします。
今回のフォーラムは「超大国の衰退と台頭する中国、隣接する地域の紛争の現状」をテーマに、篠田英朗先生（東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授）、岡部芳彦先生（神戸学院大学経済学部教授）、小野義典先生（城西大学現代政策学部 社会経済システム学科准教授）をお招きし、ご講演をいただきます。
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《救国シンクタンク叢書 第3弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』のお知らせ》
救国シンクタンク叢書シリーズ第三弾『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』の予約が開始されました！2021年から郵便学者の内藤陽介先生に委託して進めた研究活動「アクティビストのための調査手法モデル化」（いわゆるレジ袋研究）を書籍化しました。
※救国シンクタンク会員の皆様には、会員特典として献本を予定しています。
『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』（2023年）
いよいよ新発売！レジ袋有料化「義務化」は嘘だった！？ 救国シンクタンク叢書『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 内藤陽介 渡瀬裕哉
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1月13日（金）18時00分からオンライン公開研究会を開催しました。
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