柿埜真吾メルマガ「MMT(現代貨幣理論)の神話 (2)MMT=積極的な財政金融政策?」

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◆◆救国シンクタンクメールマガジン 22/12/11号◆◆

今回の柿埜真吾先生メルマガは、前回に引き続きMMT(現代貨幣理論)を経済学の観点から解き明かしていきます。

 今回は、MMTに関するいくつかの誤解を指摘し、経済学的な観点からMMTが成り立たない理由について柿埜先生が解説していきます。

また、柿埜先生と渡瀬研究員がMMTの主張「税金は財源ではない」について、より詳細に解説をした番組をチャンネルくららにて配信予定です。そちらも是非お待ちください。

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◇MMT(現代貨幣理論)の神話 (2)MMT=積極的な財政金融政策?

前回のメルマガでは、MMTとは何か簡単に解説したが、今回からは、MMTに関するいくつかの誤解を指摘し、経済学的な観点からMMTが成り立たない理由について解説していきたい。

 

今回取り上げたいのは、「積極的なマクロ経済政策、特に積極財政を支持する者はMMTを支持しているか、少なくともMMT的である」という誤解である。MMT支持者は、主流派経済学者は緊縮財政派であり、積極財政を正当化するにはMMTしかないと信じている。彼らは、「プライマリーバランスの凍結を主張する人は、MMTの理論を(そうとは言わないにしても)採用している論者である」 (藤井聡『MMT超入門』MdN新書, 6頁)と解釈し、誰か高名な経済学者が積極財政を支持すると、「主流派もMMTを認めざるをえなくなった」、「…はMMT支持者になった」などと歓迎する。一方で、MMTの批判者も積極財政派に対して「MMTだ」というレッテルを張っている。

だが、不況期に財政金融政策を積極的にやるのはごく普通のマクロ経済学者なら誰でも知っている常識である。それは何もMMTが発見した新しい真理ではない。MMTと常識的な主流派経済学の相違点は不況期の積極財政や金融緩和の是非ではないのである。

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令和4年11月11日(金)開催のフォーラム動画視聴専用チケットの販売中です!

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救国シンクタンクにて第二回懸賞論文を募集いたします。

第二回目となる今回は《「業績評価条例(旧・行政評価条例・政策評価条例)」のモデル条例アイディア》を論文として募集します!

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詳細はこちらをご確認ください。

懸賞論文
第二回 救国シンクタンク懸賞論文 懸賞論文結果発表 第二回懸賞論文は厳正な審査の結果、下記の通り大賞1名、奨

 

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【オンライン公開研究会のお知らせ】

12月8日(木)18時00分からオンライン公開研究会を開催しました。

今回は経済学者の柿埜真吾先生もご出演しています!アーカイブはこちらです。

【全編公開】救国シンクタンク(2022年12月8日)ライブ 倉山満 江崎道朗 渡瀬裕哉 柿埜真吾【チャンネルくらら】

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《救国シンクタンク叢書 第2弾『大国のハイブリッドストラグル』のお知らせ》

叢書『大国のハイブリッドストラグル』は、2022年1月22日に開催した、第3回救国シンクタンクフォーラム「大国のハイブリッドストラグル新春2022」を基に書籍化しました。

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叢書化を記念した特別番組も宜しければご視聴ください。

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