◆◆救国シンクタンクメールマガジン 22/11/27号◆◆
今回の柿埜真吾先生メルマガは、2022年10月31日にお亡くなりになられた
経済学者の小宮隆太郎氏の業績を紹介いたします。
チャンネルくららのサブチャンネル〈チャンネルくららNEWS〉にて、
小宮隆太郎氏が名付けた「日銀理論」について、柿埜先生が解説しています。
宜しければご視聴ください。
平成の鬼平のバブル潰し・日本を貧しくした旧「日銀理論」 真・じっくり学ぼう日本近現代史 高崎経済大学非常勤講師柿埜真吾 憲政史家倉山満
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「経済学者:小宮隆太郎氏の業績」
10月31日、小宮隆太郎東京大学名誉教授が亡くなられた。
小宮氏は日本を代表する偉大な経済学者だった。心よりお悔やみ申し上げる。
明治以来、日本の経済学は輸入学問として発展してきたためか、現実の問題に経済学の知見を使って取り組んだ学者は殆どおらず、むしろ現実の経済問題に発言するのは学者らしからぬことと見下す風潮が支配的である。そんな中にあって、小宮氏は異色の人物だった。
他の経済学者たちが欧米の学説の単なる紹介に終始し、官僚主導の審議会の飾りにすぎなかった時代に、経済学の論理を現実の日本の経済問題に応用し、官僚と果敢に対決した最初の経済学者は小宮氏だった。対立を嫌い、曖昧な合意形成を重視しがちな学会にあって、小宮氏は論争を恐れず、積極的に政策提言を続けた。
日銀の金融緩和こそが1970年代の大インフレの原因であることを実証的に明らかにした小宮氏の論文、「昭和四十八、九年インフレーションの原因」は、狂乱物価の原因を明らかにした古典的業績である。
狂乱物価は石油ショックが原因とされることが多いが、小宮氏は、日銀によるマネタリーベースの急拡大が過剰流動性を生み出し、既に石油ショックが始まる前の時点でインフレ率の急上昇を招いていたことを示し、インフレの責任が日銀にあることを明らかにした。
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(文責:事務局)
※引用画像(左):小宮隆太郎氏
日本学士院ホームページ, CC 表示 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=114806873による
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《救国シンクタンク第5回フォーラム〈~本当に大事な五つの論点~〉》
令和4年11月11日(金)開催のフォーラム動画視聴専用チケットの販売中です!
会員の皆様にはフォーラムを撮影した【限定公開動画】を配信しております。
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会員ではない方も下記のリンクより【動画視聴専用チケット】のご購入をいただけます!
※救国シンクタンク会員様と11/11(金)入場チケットを購入されたお客様には無償で同じ動画が配信されますので本チケットをご購入する必要はございません。
お求めの際は十分にご注意ください。
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【第二回 救国シンクタンク 懸賞論文募集のお知らせ】
救国シンクタンクにて第二回懸賞論文を募集いたします。
第二回目となる今回は《「業績評価条例(旧・行政評価条例・政策評価条例)」のモデル条例アイディア》を論文として募集します!
優れたアイディアに関しては、救国シンクタンクの『業績評価条例』のモデル条例案に取り入れることを想定していますので、奮ってご応募ください!
募集期間は〈令和4年9月9日~令和5年1月31日〉です。
詳細はこちらをご確認ください。
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【オンライン公開研究会のお知らせ】
11月2日(水)18時00分からオンライン公開研究会を開催しました。
今回は特別に、日銀人事に関する番組等にご出演されている経済学者の柿埜真吾先生もオンライン公開研究会にご出演しました。
YouTubeライブ配信のアーカイブはこちらです。
【全編公開】①岸田政権「緊急経済対策」②新習近平体制 ③米国中間選挙と英国政治 救国シンクタンク(2022年11月2日)ライブ 倉山満 江崎道朗 渡瀬裕哉 中川コージ 柿埜真吾【チャンネルくらら】
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《救国シンクタンク叢書 第2弾『大国のハイブリッドストラグル』のお知らせ》
叢書『大国のハイブリッドストラグル』は、2022年1月22日に開催した、第3回救国シンクタンクフォーラム「大国のハイブリッドストラグル新春2022」を基に書籍化しました。
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叢書化を記念した特別番組も宜しければご視聴ください。
戦争でも平和でもない状態〜ハイブリッド・ストラグルとは? 『大国のハイブリッド・ストラグル』江崎道朗 中川コージ【救国シンクタンク】
米国の価値観とは?『大国のハイブリッドストラグル』出版記念【救国シンクタンク】
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(文責:事務局)