柿埜真吾メルマガ「バーナンキ氏の受賞は実務家の受賞で異例なのか:前編」

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今週から高崎経済大学非常勤講師で経済学者の柿埜真吾先生によるメルマガを配信いたします。

柿埜先生は〈チャンネルくらら〉で日銀人事など経済関係の番組に多数出演しています。
最新の番組は下記になります。

「高圧経済と規制改革を!銀行の半分は不要」 元日本銀行審議委員原田泰 青山学院大学教授佐藤綾野 高崎経済大学非常勤講師柿埜真吾 早稲田大学招聘研究員渡瀬裕哉【チャンネルくらら】

今回から二週にかけて、2022年のノーベル経済学賞を受賞した
FRB元議長のベン・バーナンキ氏について、柿埜先生がメルマガで解説していきます。
HPではメルマガの一部を掲載いたします。

 

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「バーナンキ氏の受賞は実務家の受賞で異例なのか」

 

はじめに

 

2022年のノーベル経済学賞の受賞者に、ダグラス・ダイヤモンド氏とフィリップ・ディビグ氏とともに、FRB元議長のベン・バーナンキ氏が選ばれた。大恐慌の研究をはじめ優れた研究業績を持つバーナンキ氏は、筆者も尊敬する経済学者の一人であり、今回の受賞は大変うれしいニュースであった。バーナンキ氏はデフレに悩む日本にも強い関心を抱いており、デフレ脱却のための大胆な金融政策、リフレ政策を強く支持してきた。彼の提言の多くはアベノミクスの下で採用され、2013年以降の日本の景気回復の原動力となっている。リフレ派の理論的支柱であるバーナンキ氏の受賞を機に、日本でもデフレ脱却のための金融政策に改めて注目が集まることになれば喜ばしい。

ところが、残念なことに、バーナンキ氏が実務家であり、受賞は「異例」であるという偏った報道が少なくない。例えば…

 

《中略》

 

  • バーナンキの理論的業績への無知と誤解

第一点目から始めよう。そもそも、バーナンキ氏は理論家として一流の、いや、超一流の経済学者である。これは客観的指標からも明白である。経済学専門書誌のデータベースIDEASによれば、バーナンキ氏の論文の学術論文における引用数は26位で、最も引用数の多い学者の一人である。バーナンキ氏より引用数が多い学者のうち、8人は既にノーベル賞を受賞している(ちなみに、共同受賞のダイヤモンド氏は188位、ディビグ氏は640位)。バーナンキ氏の受賞はもう何年も前から予想されていた…

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(文責:事務局)

※引用画像(左):ベン・バーナンキ元FRB議長

United States Federal Reserve – Obtained via email from Federal Reserve OPA., パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7000705による

 

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《救国シンクタンク第5回フォーラム〈~本当に大事な五つの論点~〉開催のお知らせ》

・日時 11月11日金曜日 開始17時30分(開場17時)予定

・場所 TKPガーデンシティPREMIUM神保町 プレミアムボールルーム

【プログラム】

・日時 11月11日金曜日 開始17時30分(開場17時)

・場所 TKPガーデンシティPREMIUM神保町 プレミアムボールルーム

【プログラム】

◆ご挨拶 倉山満 理事長

1.原田泰 先生(元日銀審議委員、名古屋商科大学ビジネススクール教授)

講演【経済政策について】 & 柿埜真吾先生と一問一答

2.佐藤綾野 先生(青山学院大学教授)

講演【規制改革について】 & 渡瀬裕哉研究員と一問一答

3.國分俊史 先生(東京大学先端科学技術研究センター特任教授)

講演【経済安全保障について】 & 江崎道朗研究員と一問一答

4.廣瀬陽子 先生(慶應義塾大学総合政策学部教授)

講演【地域研究と国際政治について】 & 中川コージ研究員と一問一答

5.今谷明 先生(国際日本文化研究センター名誉教授)

講演【皇室について】 & 倉山満研究員と一問一答

◆閉会のことば 江崎道朗 理事

 

【救国シンクタンク会員様のお申し込み方法】

8月1日よりお申込み受付を開始しています。事前登録制(定員制、先着順)となります。

メルマガでお申込みURLをご案内いたしますので専用フォームにてお申し込み下さい。

※WEB配信は後日会員向けに予定しております。

 

【一般のご来場者様のお申し込み方法】

入場チケットの販売を8月1日よりpeatixにて開始しております。

事前登録制(定員制、先着順)となります。

下記URLより専用フォームにてお申し込み下さい。

救国シンクタンク 第5回フォーラム 本当に大事な五つの論点
秋のフォーラムを開催いたします。 各分野の第一線でご活躍されているゲスト5名をお招きします。※お申込みにあたって 定員制、先着順となりますので予めご了承ください。 【プログラム】◆... powered by Peatix : More than a ticket.

※WEB配信は後日チケットご購入者様向けに予定しております。

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【第二回 救国シンクタンク 懸賞論文募集のお知らせ】

救国シンクタンクにて第二回懸賞論文を募集いたします。

第二回目となる今回は《「業績評価条例(旧・行政評価条例・政策評価条例)」のモデル条例アイディア》を論文として募集します!

優れたアイディアに関しては、救国シンクタンクの『業績評価条例』のモデル条例案に取り入れることを想定していますので、奮ってご応募ください!

募集期間は〈令和4年9月9日~令和5年1月31日〉です。

詳細はこちらをご確認ください。

懸賞論文
第二回 救国シンクタンク懸賞論文 懸賞論文結果発表 第二回懸賞論文は厳正な審査の結果、下記の通り大賞1名、奨

 

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【オンライン公開研究会のお知らせ】

10月13日(木)18時00分からオンライン公開研究会を開催しました。

《全編を一般公開》して、会員以外の方にもリアルタイムでご参加いただきました!

今回は10月3日の渡瀬研究員メルマガでお伝えしたアトラス財団との提携について、渡瀬裕哉研究員から詳細をお伝えさせていただきました!

YouTubeライブ配信のアーカイブを是非ご視聴ください!

【全編公開!】臨時国会の注目点は? 救国シンクタンク(2022年10月13日)オンライン公開研究会 Youtubeライブ 倉山満 江崎道朗 渡瀬裕哉 中川コージ【チャンネルくらら】

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《救国シンクタンク叢書 第2弾『大国のハイブリッドストラグル』のお知らせ》

2022年7月11日に救国シンクタンク叢書 第2弾『大国のハイブリッドストラグル』を刊行しました。叢書『大国のハイブリッドストラグル』は、2022年1月22日に開催した、第3回救国シンクタンクフォーラム「大国のハイブリッドストラグル新春2022」を基に書籍化しました。

〈Amazon〉

救国シンクタンク叢書 大国のハイブリッドストラグル: 大国は自己の権益を拡張せんと蠢いている
アメリカ、中国、ロシアの3 カ国および、軍事、地政学それぞれの領域における新進気鋭の専門家5名が知見を共有し解説する。小泉悠 (ロシアの軍事・安全保障政策を専門)、奥山真司 (欧米各国の地政学や戦略学を専門)、部谷直亮 (安全保障全般を専門)、渡瀬裕哉 (国際情勢分析を専門)、中川コージ (組織戦略論を専門) 【ハイブ...

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https://books.rakuten.co.jp/rb/17183857/

叢書化を記念した特別番組も宜しければご視聴ください。

戦争でも平和でもない状態〜ハイブリッド・ストラグルとは? 『大国のハイブリッド・ストラグル』江崎道朗 中川コージ【救国シンクタンク】

米国の価値観とは?『大国のハイブリッドストラグル』出版記念【救国シンクタンク】

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(文責:事務局)

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