◆◆救国シンクタンクメールマガジン 22/9/22号◆◆
評論家の江崎道朗です。「なぜ民間シンクタンクが重要なのか」という観点から毎回、政治的課題について書いていこうと思います。
自民党安全保障調査会(小野寺五典会長)が4月26日に公表した「新たな国家安全保障戦略等の策定に向けた提言(案)~より深刻化する国際情勢下におけるわが国及び国際社会の平和と安全を確保するための防衛力の抜本的強化の実現に向けて~」と題する報告書(以下、報告書と略称)は、10の項目を防衛力整備計画に盛り込むように提言しています。
https://www.jimin.jp/news/policy/203401.html
そこで今回もこの10の項目のうち、《国民保護の一層の強化(重要インフラ防護、港湾・空港の整備、邦人保護に関する在外公館の体制強化等を含む)》について解説したいと思います。
自民党安全保障調査会に対して防衛省は令和4年4月5日付で「防衛政策・防衛力のあり方等について」と題して、自衛隊の運用上の課題について《部隊運用上の課題を洗い出し、優先的に措置すべき事項》として「原子力発電所を含む重要施設の警備」についても、対応が三段階に分かれることを説明しています。
《①平時における警備…第一義的には、公共の安全と秩序の維持を責務とする警察機関が原子力発電所を含む重要施設を警備。
②治安出動による対処…一般の警察力をもっては治安を維持することができない事態が発生した場合には、自衛隊は、治安出動により警察機関と連携して重要施設を警備。
③防衛出動による対処…我が国に対する組織的・計画的な武力行使に際しては、自衛隊は、防衛出動により事態の状況に応じて重要施設を警備。》
要は平時において原子力発電所を含む重要施設を警備するのは警察で、自衛隊が出動できるのは、政府によって国内の内乱などを想定した治安出動、または、戦争状態を意味する防衛出動の時点になるというわけです。
では、治安出動または防衛出動に際して、どのような警備を自衛隊は行うのか、防衛省は次の二つの事例を提示しています。
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今回のメルマガは、自民党安全保障調査会が防衛力整備計画に盛り込むように提言した10の項目のうち、《国民保護の一層の強化(重要インフラ防護、港湾・空港の整備、邦人保護に関する在外公館の体制強化等を含む)》についての解説です。
ウクライナ戦争におけるロシアによる原発を標的とした攻撃を受けて、重要インフラの防衛力強化の必要性が高まっていることについて、江崎道朗研究員が解説しています。
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※引用画像:図表III-1-2-10(ゲリラや特殊部隊による攻撃に対処するための作戦の一例)
https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2018/html/n31204000.html
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《救国シンクタンク第5回フォーラム開催のお知らせ》
・日時 11月11日金曜日 開始17時30分(開場17時)予定
・場所 TKPガーデンシティPREMIUM神保町 プレミアムボールルーム
【プログラム】
◆ご挨拶 倉山 満 理事長
1.原田 泰 先生 元日銀審議委員、名古屋商科大学ビジネススクール教授
講演 経済政策について & 柿埜真吾先生と一問一答
2.佐藤綾野 先生 青山学院大学教授
講演 規制改革について & 渡瀬裕哉研究員と一問一答
3.國分俊史 先生 東京大学先端科学技術研究センター特任教授
講演 経済安全保障について & 江崎道朗研究員と一問一答
4.廣瀬陽子 先生 慶應義塾大学総合政策学部教授
講演 地域研究と国際政治について & 中川コージ研究員と一問一答
5.今谷 明 先生 国際日本文化研究センター名誉教授
講演 皇室について & 倉山満研究員と一問一答
◆閉会のことば 江崎道朗 理事
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【第二回 救国シンクタンク 懸賞論文募集のお知らせ】
救国シンクタンクにて第二回懸賞論文を募集いたします。
第二回目となる今回は《「業績評価条例(旧・行政評価条例・政策評価条例)」のモデル条例アイディア》を論文として募集します!
優れたアイディアに関しては、救国シンクタンクの『業績評価条例』のモデル条例案に取り入れることを想定していますので、奮ってご応募ください!
募集期間は〈令和4年9月9日~令和5年1月31日〉です。
詳細はこちらをご確認ください。

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【オンライン公開研究会のお知らせ】
9月21日(水)18時00分からオンライン公開研究会を開催しました。
今回も《全編を一般公開》して、会員以外の方にもリアルタイムでご参加いただきます!
YouTubeライブ配信アーカイブは下記になります。
【全編公開!】救国シンクタンク(2022年9月21日)オンライン公開研究会 Youtubeライブ 倉山満 江崎道朗 渡瀬裕哉 中川コージ【チャンネルくらら】
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《救国シンクタンク叢書 第2弾『大国のハイブリッドストラグル』のお知らせ》
2022年7月11日に救国シンクタンク叢書 第2弾『大国のハイブリッドストラグル』を刊行しました。叢書『大国のハイブリッドストラグル』は、2022年1月22日に開催した、第3回救国シンクタンクフォーラム「大国のハイブリッドストラグル新春2022」を基に書籍化しました。
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叢書化を記念した特別番組も宜しければご視聴ください。
戦争でも平和でもない状態〜ハイブリッド・ストラグルとは? 『大国のハイブリッド・ストラグル』江崎道朗 中川コージ【救国シンクタンク】
米国の価値観とは?『大国のハイブリッドストラグル』出版記念【救国シンクタンク】
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(文責:事務局)