「言いがかりで政治が動き、金融緩和が止まれば景気は悪化する」

救国シンクタンクでは国内外のニュースを倉山塾有志のご協力により集積しています。
集積は倉山満所長・中川コージ研究員によってスクリーニングされ、
その中からさらに注目したものを抽出して研究員がディスカッションを行います。

6月9日開催の第112回研究会で取り上げられた注目ニュースを、
研究員のコメントを添えてご紹介いたします。

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【国内】

〈経済財政〉
◇黒田日銀総裁、異例の謝罪　家計の値上げ許容発言

https://nordot.app/906863547740618752?c=39546741839462401

【研究員コメント】
完全な切り取り。
黒田総裁は「まさに賃上げの必要性がより高まっているという文脈で申し上げた」と。マスコミに皮肉が通じたか。
言いがかりだが、その言いがかりで政治が動き、金融緩和が止まれば景気は悪化する。

◇「日銀総裁に庶民感覚を求める必要があるのか」「発言の意図を庶民に説明するのがメディアの仕事ではないのか」黒田総裁を批判する“ワイドショー的”報道に苦言

https://news.yahoo.co.jp/articles/c49892d047d88c0dc9b0aac158f059c90c614a7a?page=1&fbclid=IwAR3yDPdThvX1jWxIdC5NO_lO5yPVk15oHDkT9APLu1sJfM_LLlJ8_v0FASI

【研究員コメント】
以下の記事のように総裁に庶民感覚とか言うものを要求するならhttps://news.goo.ne.jp/article/mainichi/trend/mainichi-20220608k0000m040083000c.html

「「物価の番人」とも呼ばれる日銀総裁の黒田氏が「スーパーでものを買ったこともあるが、基本的には家内がやっている。物価の動向を直接買うことで感じているほどではない」（３日の参院予算委員会）と答弁したことには＜日銀総裁不適格なことは明らか＞などと批判が目立つ。」としていますが、この理屈が正しければ、防衛大臣は自分で戦ったことがある人でなければ失格で現役の軍人でなければならないと言った話になります。

日銀総裁が自分で買い物しなければいけないというのは、ナンセンスです。
もちろん相対価格と物価が区別できていない時点で失格です。

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6月2日に《戦後防衛政策の抜本的見直しと「新しい資本主義」について》を
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【全編公開！】救国シンクタンク（2022年6月2日）オンライン公開研究会　Youtubeライブ

https://www.youtube.com/watch?v=Lh6zFo-fYXA

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