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◆◆救国シンクタンクメールマガジン 21/11/17号◆◆
評論家の江崎道朗です。
「なぜ民間シンクタンクが重要なのか」という観点から毎回、政治的課題について書いて
いこうと思います。前回に続いてアフガン退避問題についてです。
今回、自衛隊派遣の決断が遅かったという批判も出されました。確かにタリバンが首都
カブールを制圧、ガニ政権が崩壊したのが15日。岸信夫防衛相が自衛隊法に基づく自衛隊
輸送機の派遣を命令し、最初の輸送機が出発したのは23日でした。
この間に何があったのか。
タリバンの早期陥落で慌てふためくアメリかのバイデン政権に代わって、自由主義陣営の
退避問題について主導したのは、イギリスでした。
タリバン制圧から四日後の19日、議長国・イギリスの主導でG7外相のオンライン会合が
開催。同盟国重視を唱えていたアメリカのバイデン政権がNATOなどとの連携を怠り、カ
ブールの早期陥落で動揺している中、イギリスが今回の問題では主導権を発揮したのです。
G7外相会議では、国外退避を望む外国人とアフガニスタン人の「安全な通行」をタリバン
に求めましたが、それは、タリバンが「人質」外交を仕掛けてくる恐れがあったからです。
この時点でカブール空港と市街地の間にタリバンは検問を敷き、自由な往来を阻止してい
ました。
そこで、英米諸国はタリバン側と交渉し、アフガニスタンにいる自国民とその協力者を国外
に退避させるめどをつけたわけです。そのめどがついたことを受けて日本政府は22日、情
報収集のための先遣隊を派遣しました。
ここで重要なことは、先遣隊を派遣できたのは、カブールに米英といった同志国の情報機関
という、受け入れの組織があったからです。退避活動を始めとして紛争地域での活動は、同
盟国との連携が極めて重要なのです。この同盟国との連携をスムーズにしたのが…
江崎研究員はこの後、アフガン退避のための自衛隊派遣に関する岸防衛大臣の臨時記者会
見の背景を詳細に解説しています。そして安全の裏付けとなる決定的な情報の入手に触れ
ながら紛争地域への自衛隊派遣が意味する国家のあり方を示しています。江崎研究員のメ
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【重要なお知らせ10/28】アフガニスタン退避問題の重要な論点は?
10/28定例研究会で江崎研究員が発表した、
「アフガニスタン退避問題9つの論点」の関連動画です。
江崎道朗 渡瀬裕哉 中川コージ 倉山満【救国シンクタンク】
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先進国で衆参同日選挙でないのは日本だけ?! オンライン公開研究会ダイジェスト版 江崎道朗 渡瀬裕哉 中川コージ 倉山満【救国シンクタンク】
※動画の全編を会員に限定公開しています。
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【倉山満の所長所見ダイジェスト版11/2】
これからの重要な政治の課題について 【救国シンクタンク】
【救国シンクタンク ~ 第3回救国シンクタンクフォーラム
「大国のハイブリッド・ストラグル2022新春」~】
令和4年1月22日(土)星稜会館にて
【~第3回救国シンクタンクフォーラム「大国のハイブリッド・ストラグル2022新春」~】
を開催いたします。
〈開催日時〉令和4年1月22日(土)14時~17時
〈会 場〉 星陵会館
〈登壇者〉
【研究員】渡瀬裕哉、中川コージ
【ゲスト】小泉悠先生(ロシアの軍事・安全保障) 奥山真司先生(地政学者)
部谷直亮先生(安全保障アナリスト)
【モデレータ】倉山満
内容の詳細は決まり次第お知らせいたします。
【第一回 救国シンクタンク 懸賞論文】
救国シンクタンクでは、昨年のプロジェクト「緊急事態宣言発令の参考となる資料の公文書化」の重要性をさらに多くの方々にご理解いただくために論文を募集しています。
募集期間は〈令和3年9月7日~令和4年1月31日〉です。
詳細はこちらをご確認ください。
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(文責:事務局)
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