江崎道朗 岸田総理が目玉政策に据えた「国家安全保障戦略の改定」とは?

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◆◆救国シンクタンクメールマガジン 21/10/10号◆◆

 

評論家の江崎道朗です。

「なぜ民間シンクタンクが重要なのか」という観点から毎回、政治的課題について書いていこうと思います。今回は、国家安全保障戦略とその課題についてです。

 

岸田総理の所信表明演説の目玉は、国家安全保障戦略の改定に言及したことだったと言われています。

 

《国家安保戦略改定へ 敵基地攻撃能力も検討

2021/10/8 18:56産経新聞

岸田文雄首相が8日の所信表明演説で用意した「隠し玉」は国家安全保障戦略(NSS)の改定だった。当初は4日の就任記者会見で打ち出すことも検討したが、あえて所信表明まで温存し、演説の目玉とした。

首相が会長を務める自民党岸田派(宏池会)は戦後日本の「軽武装路線」を敷いた吉田茂元首相を源流としており、党内ではハト派と目される。所信表明演説でNSSの改定を打ち出すことで、安全保障を重視する現実主義者としての顔を印象付けたい思惑も透けて見える。》

 

この国家安全保障戦略とは何なのか、拙著『インテリジェンスと保守自由主義』でも詳しく説明をしました。要は、日本が独立国家として生き残っていくための戦略のことです。

https://www.amazon.co.jp/dp/4792606772/ref=cm_sw_r_tw_dp_Z20R6JCJ92C8FR0GWJ6V

 

この国家安全保障を、これまでは防衛省と外務省に丸投げしていたのですが、今後は、すべての省庁、つまり国を挙げて取り組む国家の課題であることを明確にしたうえで、どのような課題をなぜ、取り組まなければいけないのか、その情勢認識と課題、そしてその解決策を明文化したものです。

 

この国家安全保障戦略は、第二次安倍政権のもと、《平成25年12月17日,我が国として初めて》策定されました。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/nsp/page1w_000095.html

 

繰り返しますが、《我が国として初めて》策定されました。それまで我が国には、国家安全保障戦略は存在しなかったのです。こういうと、「戦後の占領政策のせいで」みたいな意見をいう人がいますが、明治維新後の近代国家になって「初めて」策定されたのです。

戦前も日露戦争後、帝国国防方針が策定されましたが、それは、軍事だけの戦略、つまり軍事戦略であって、外交、経済、インテリジェンスといった他の分野も視野に入れた総合的な国家安全保障戦略は、戦前の日本にも存在しなかった、のです。

 

その日本で初めて策定された「国家安全保障戦略」の全文は、以下で読むことができます。

https://www.cas.go.jp/jp/siryou/131217anzenhoshou.html

 

この国家安全保障戦略が策定されたことで、それまで防衛省と外務省以外に関わる安全保障の課題、つまり、文科省、国交省、総務省、経産省など他の省庁に関わる国家安全保障にかかわる政策も、ようやく着手することができるようになりました。

また、これまで外務省や防衛省が取り組んでこなかった、新しい「安全保障上の課題」についても取り組むようになりました。

 

この国家安全保障戦略は10年ごとに改定することになっていますが、5年目にその中間評価をすることになっています。その中間評価の概略は以下です。

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/anzen_bouei2/dai3/siryou1.pdf

 

これを見れば、お分かりのように、国家安全保障にとって重要でありながら、他の省庁の省益にかかわるため、防衛省や外務省が手を出させなかった領域についても取り組むことができるようになりました。その代表として国家安全保障局が例示しているのが、次の四つです…

 

 

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岸田新総裁の人事と政策について 倉山満の所長所見【救国シンクタンク】

岸田新総裁の人事と政策について 倉山満の所長所見【救国シンクタンク】
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