〈書籍紹介〉
日本の政治は衆議院で動くのではなく、参議院で動く――。
一般的に「参議院は衆議院より格下」とみられている。
事実、日本の最高権力者である総理大臣は衆議院議員がなる。
だが、本書を読めば、「参議院を制する者は日本の政治を制する」「参議院を笑う者は参議院に泣く」ことが示される。
なぜ、参議院が重要なのか。
誕生の背景から歴代政権のスタンス、そして現代日本政治まで、憲法学、政治学、歴史学の視点で検証した一冊。
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『これからの時代に生き残るための経済学』(PHP研究所、2023年3月)
〈書籍紹介〉
古代以来の前近代経済、アダム・スミスの自由主義経済学。
マルクスの共産主義経済学、ケインズの修正資本主義。
財務省の増税信仰、日銀の金融引き締め理論。
MMTとリフレ派・アベノミクス。
これらはどんな関係にあるのか。そもそも関係があるのか。
「経済学は難しい。確かにそうです。
しかし、本書は『世界一わかりやすい経済学の本』のつもりで書きました。エコノミストでもなんでもない私が書く本なのですから、難しい話はしません」(本書「はじめに」より)。
国民が「世の中は変わらない」とニヒルを気取った結果、待っているのは利上げ、増税、規制強化。ローンの利子は上がり、税金も容赦なく上がり、無駄に行動を制約される。
どんなに働いても給料が上がらない。経済政策の誤りは多くの人を殺す。
著者は1973(昭和48)年生まれ。戦後最大の「負け組」とされる、ロストジェネレーション世代だ。やりたい仕事に就いて、真っ当に稼いだ金で人生を楽しむ。頑張って働けば給料が上がる。就職、結婚、子育て。そうした当たり前のこと、たったそれだけのことが、許されなかった多くの人たちがいる。
為政者たちが経済政策を間違えたからだ。
「真っ当な経済学を学び、実行する」ことで、日本人の生存と経済大国・日本の復活が見えてくる。今こそ学問を!
〈目次〉
第一章 経済がわかる第一歩は「センスを身につけること」
第二章 最低限押さえておきたい経済学の潮流
第三章 なぜ経済学に基づいた議論ができないのか
第四章 戦後日本経済政策の何が正しく、何が間違っていたのか
終章 日本銀行とは何か? すべてである
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『決定版 皇室論 – 日本の歴史を守る方法』(2023年、ワニブックス)
〈書籍紹介〉
旧皇族の男系男子孫の皇籍取得はどうすれば実現できるか?
皇室の歴史は日本の歴史そのもの。先例を学べば答えはみつ
かる、日本を守るために何をすればいいかがわかる一冊
皇室についてお話をする際には、大原則を共有しておく必要があります。さもないと無限大
に会話が通じなくなりかねません。最低限の価値観を共有していないと話ができません。
そこで最初に、皇室について話をする際の大原則を、四つ確認しておきます。
第一に、「本来、他人の家について語るのは失礼である」ということ。
第二に、「皇位の〝安定的〟継承など、絶対に子供が生まれる技術が存在しない限りありえない」ということ。
第三に、「皇室について語る際は先例に基づくべし」ということ。
第四に、「日本国憲法の条文と通説の範囲内で論じる」ということ。
■皇族が一人もいなくなる危機があった~
■「日本の歴史が終わる!」という危機感の中で……
■なぜ「女系天皇容認論」が飛び出したのか
■悠仁殿下はお命をも狙われている!
■有識者会議でどのような議論がなされたか
■秋篠宮家から皇位継承権を取り上げたい人々
■知っておくべき皇室の系図
■~Yahoo!コメント欄で好き勝手言って良い話ではない~
■そもそも男系と女系
■秋篠宮家バッシングの本質
■誰も注目しなかった秋篠宮殿下のご発言
■「警告する権利」「激励する権利」「相談を受ける権利」
■男系は直系に優先するのが皇室の伝統
■何十年も先の話を今から必要とする皇室
■「五世の孫」の原則
■「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得
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『救国のアーカイブ 公文書管理が日本を救う』(ワニブックス、2021年)
〈書籍紹介〉
Q:公文書管理なんて地味な学問が重要なんですか
A:馬鹿を言ってはいけません。
公文書管理が国を救うというのは決してオーバーな話ではないのです。
■最重要の安全保障からインテリジェンス
■尖閣諸島、北方領土、尖閣をはじめとする領土問題
■従軍慰安婦、南京事件などの歴史戦
■森友学園、黒川騒動、そしてコロナ(武漢ウイルス)
……そんな、あらゆる問題も
公文書管理という学問がわからなければ、始まらない
風説をバラマキ。自粛を強要し、
若者から青春を奪い、
自営業者を破綻に追い込み、
女性を自殺に追い込み、
それでもなお国民を途端に苦しめる自称専門家、
保身のみで動く政治家、省益のみで働く官僚。
国民を家畜扱いする権力者に立ち向かう武器でもあるのです! ! !
〈日本がなぜアーカイブ後進国なのか〉
岩倉使節団は図書館と博物館を持ち帰ったが、文書館は持ち帰らなかった!?
アーカイブから日本人の公とは何かも解説する!!
アーカイブという言葉は、なじみが無いかもしれませんが、「公文書管理」という言葉は聞いたことがあるでしょう。公文書管理はアーカイブの一部です。アーカイブとは文書管理のことです。(中略)「公文書」と聞いただけで、「隠す政府」と「追及する野党&マスコミ」との構図を思い浮かべるかもしれません。不幸なことです。本来の文書管理は、きわめて中立的なのですから。
アーカイブは、政府与党にも野党&マスコミにも、国民全員に対して公平です。その文書を使って議論を戦わせることはあっても、文書の管理自体にイデオロギーはありません。アーカイブとは、その文書の管理のやりかたを研究する技術です。(中略)毎年のように八月十五日と十二月八日が近づくたびに、天皇の戦争責任が問題視されていました。
しかし、慰安婦にしても天皇の戦争責任にしても、アーカイブを知っていれば、一発で解決します。学生時代、韓国人や中国人の友人がいましたが、お互いにアーカイブを知っていたので、子供のようなケンカなどせず、大人の付き合いができました。なぜか。文書管理(アーカイブ)こそ、日本を救う。一つ一つ、お話ししていきましょう。(本文より)